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民主主義に「衆愚」はあり得ない

はじめに

 民主主義に「衆愚政治」はあり得ません。民主主義の制度とは、あくまでも「民主」であるため、そこには正しく民意が反映されている筈であるからです。近年は選挙の投票率の低下が問題視されていますが、選挙で投票しないこと自体もまた、一定の民意であり、民主主義の結果です。但し、そうは言うものの、選挙そのものに関心が持てないという日本の政治の現状は、あまり楽観視は出来ないように感じます。「議会制民主主義」は「社会の縮図」であり、適切に民意が反映されているとは考えられますが、日本国民として、その貴重な投票権を行使せず、低い投票率を基に出来上がっている今の国会には、少なからず危機感を感じます。いま、私たち日本国民のひとりひとりに求められているのは、先人の努力の末に獲得したこの「選挙権」を放棄することなく、貴重な一票を自らの意志によって投じることではないでしょうか?

投票率の低下の原因は?

 これは私の所感ですが、今の日本は、あまり政治に期待をしなくなった結果が投票率の低下という事象によって現れているのではないでしょうか。「一票を投じたところで、何も変わらない」と感じている国民が増えてることが、この事態を招いているのではないかと思います。これでは折角の議会制民主主義の国家として、そこに生きている日本国民として、非常に勿体ないことをしているのではないかと感じます。あなたの一票が民意となって国会に反映されます。この貴重な権利を放棄するのは、やはり勿体ないと言えるでしょう。

「経済」とは「経世済民」の略

 経済とは何でしょうか?実はこの言葉は、上述の四字熟語である「経世済民」の略です。つまり、世の中をよく治めて人々を苦しみから救うことであり、また、そうした政治の在り方をいうものです。▽「経」は治める、統治するという意味であり、「済民」は人民の難儀を救済することです。「済」は救う、援助するの意です。この「経世済民」を略して「経済」という語になりました。 

現政権は経世済民の志で、本当に機能しているか?

 今の政権はこの経世済民の志(こころざし)で本当に政治を司っているのでしょうか?最近のニュースを見る限りでは、この問いには懐疑的にならざるを得ない残念な気分になります。本当に今の国会は、日本国民の民意が正しく反映されていると言えるのでしょうか?新型コロナウイルスによる緊急事態の今こそ、私たち日本国民のひとりひとりが政治に関心を持ち、その動向を注視していく必要があるのではないかと考えます。

他人事(ひとごと)から自分事(じぶんごと)へ

 どこか他人事のような現在の政権も、私たち日本国民のひとりひとりの選挙権が行使された結果であるということを、もう一度考えてみる必要があるのではないかと考えます。つまり、極論すれば全てのニュースも他人事ではなく、自分事であると考えることが肝要です。全ての事象はつながっています。言い換えると、この世の中は「全てが全てに依存」して成り立っています。今こそ私たちは政治に関心を寄せるべき事態なのではないでしょうか?

"There is a will, there is the way"

 「意志あるところに、道は開かれる」。私たち日本国民ひとりひとりの一票がこの日本という国の行く末を左右すると思います。他人事から自分事へと自問自答を昇華させ、ひとりひとりの道を歩むべき時なのだと思います。あなたの意志が民主主義を支えています。

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