Uber Eatsで時間埋めてみた
Uber Eatsを始めた。
起業の準備は街中のコワーキングスペースを拠点にしている。そこでの時間も有意義でやるべきことは着実にあり着実にこなしているのだが、なんだか負荷が欲しい。サラリーマン時代もそうだったが単調な日々というものが嫌いなのである。だから性分として何かをしていたくなる。
“隙間時間でできる”という呼び水が気に入った。そう欲しかったのはやりたい時にやれるという環境。
流石に初回である今日は緊張した。
うまく運べるのか?アプリをちゃんと使用できるのか?想定外のことが起きる可能性は?店の人ってどんな態度なのか?受け取ってくれるお客さんはどんなリアクションなのか?
冷静に他人事として見てみれば大したことはない感じだが、いざそれが当事者になったら緊張するしいささかパニックである。
緊張の面持ちであの大きなUber Eatsのカバン(ウバックというらしい)を背負い、アプリを立ち上げる。。。そうするといきなり顔認証がなんたら・・・といきなり自分の顔写真を撮ってアップしないといけない・・・聞いてないなぁ。。いきなりパニックだなぁという心のザワザワを隠しながら街中で自転車を押す。押す。
パニックも冷めないうちからアプリが反応し、いきなり依頼が舞い込んでくる。
ホントに来た!!!
と嬉しさとパニックが同時に到来。案外近い。地図アプリの見方も別に混乱はしない。。。とちょっとずつ落ち着いてゆく自分がわかる。
店を訪ねて挨拶。優しく配達品を渡してくれる店の人。
ああ、いい人だわ。
まぁ接客のプロさんだもんね。なんて心で呟きながら行き先をチェック。これまた案外近い場所。
なかなか上々のデビューかも。
受け取ってくれた人もいい人だった。「ご苦労様」なんて言ってもらっちゃって!世の中捨てたもんじゃないなんて思いながら。ていうか、自分も世間の構成員だからな。別に地下に潜っているわけでもないのにこの天から光が舞い降りてきている感はなんなんだろうと思う。
結局、1時間半で3件。結構広い範囲を自転車で駆け巡ることができた。何せ目的は適度に運動できて隙間時間を有効活用することだから文句なしの1時間半だった。
体力もついてゆくだろうしアプリも走行距離やもちろん今日の稼ぎも掲載されていて人の記録趣味をくすぐる仕組みになっている。
悪くない。
いや、
楽しい。
そもそも今までの業界(旅行・観光業界)から離れた理由は、今はがんじがらめで仕事もないのに時間だけ無意味にすぎてゆくことに耐えられなくなったからだ。時間がもったいないと思ったからだ。
“時間は過ぎてゆく”って
少し違う気がする
“時間は消えてゆく”ここから先は
というASKAの書いた詞の感触をつかんでしまってからの日々だ。こうして楽しく且つ身体に良い時間を少し設けるということがあっていい。
明日も走ろう。
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