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人は言葉によって作られる

文章や文字をたくさん書くと、その人の考えていることが知らず知らずのうちにそこに反映される。性格が出る、と言ってもいいかもしれない。

選ぶ言葉や表現の仕方、全体の構成や文の順番など、無意識のうちに、その人自身がその文章に現れて、読んでいる人になんとなく伝わる。

だから、人が読むことを前提とした文章を書く時には、その点も気をつけて書く人も多いだろう。

でも、いろんなことに気を付けて書いているうちに、書いた文章がその人を逆に規定することもあるように思う。

謙虚な文章を心がけてずっと長い期間書き続けていると、文章を書く時以外でも、謙虚であることに気を付けて行動するようになる。

あるいは、真摯で真面目な「印象」を与えようと気を付けてずっと長い間文章を書いていると、いつもそんな印象を与えなければならない、とその人自身の行動が規定される。

そしてある日、「なんでも自由に、自分自身の中にあるものを文章に吐き出してください」と言われると、いつも心がけたり気を付けたりしている「規定」が足枷となって、なかなか自由に自分の中にあるものを、文章で表現することができない。

表現することができないだけでなく、以前のその人とはすっかり中身も変わってしまっている。

これは文を「書く」行為だけではなくて、「話す」行為にもあてはまると思う。

いつもいつも話している言葉は、その人自身を表していると同時に、いつもいつも話している言葉が、長い時間を経てその人自身を規定する。

ネガティブな言葉を使っている人はそんな人になるだろうし、ロジカルに話すことを心がけている人は中身もロジカルな人になっていく。

毎日使う言葉が、その人を作っていくのだ。

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