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不器用がナノブロック組み立ててみた

どうもみんな、俺だぜ。
今回はポケモンのナノブロックを組み立てた時の話をしようと思う。内容はマジで無いから、どうかそんなにかしこまらないでくれ。


ナノブロック
ポケットモンスター グラードン

組み立てたのはこのナノブロックだ。
そもそもナノブロックってなんやねんって言うと、まあ易しめのレゴみたいなもんである。LOFTとかによく置いてる。

色々な種類があるのだが、特にポケモンのバリエーションが豊富で、その中でもこのグラードンのデザインが秀逸で気に入った。
ただ、実は買ったのは2023年の3月。何かのついでに買って1年以上寝かせてしまった。

大学院卒業してすぐなので、一番頭おかしかった時ですね。納得。

「今日はもう勉強しないぞォ」と意気込んだはいいものの、特にやることもなくボーッとしていた日に机の片隅で埃かぶってるこれを見つけたというわけだ。

作るか、グラードン。


開封 着工

おう…

箱の中身は説明書とブロックのみ。シンプルで大変よろしい。
レゴとかで遊んだことがないので人生初のちっちゃいブロック遊びに興味津々である。「ピンセットがあると便利やで」と説明書にあったが、もちろん(?)そんなもんは用意してないので己の指先一つでがんばる。

とりあえず工程1を組んでみた。
ちっちゃい!大丈夫かなこれ、親指みたいなグラードンできんじゃねえかな。

作業自体はグラードンを一段ずつ組み上げていくというもので、例えるなら3Dプリンターの仕事をあたしがブロックでやるみたいな感じ。

ブロックが小さいので自ずとかなりの前傾姿勢でこちょこちょ組み立てる格好になる。恐ろしいことに1マス(単位これで合ってんのか?)のブロックもあるので、やっぱりピンセットがあった方が快適かもしれない。
それと、袋からブロックを全部出した方が取り出す手間が省けて作業しやすかった。ただ、完全に混ぜてしまうと今度は探す手間が増えるので、入っていた袋ごとに分けておいた方がいいかもしれない。

工程5まで進んだ。
少しずつ組み上がっていくのはけっこう楽しいのだが、それはそうとあんまグラードン感ねェな。これグラードンのどこなんや。


難関 光明

ロボットっぽくてかわいい

どうやらさっきまで組み立てていたのは胴体と尻尾だったらしく、一旦離れて腕を作る工程に入った。
この腕が一番ムズかった。まずブロックが基本的に全部小さいので作業がしづらい。また、一段ずつ組み上げていく胴体・尻尾部分と違ってブロックを互い違いに組んでいるだけなので、出来上がっても全然安定しない。どこかを抑えると違うところが取れる。

それでも挫けずに組み上げ、胴体に取り付けると一気にグラードン感が出てきた。このサイズとブロック数で「腕」だと分かるのは何気にすごいのではないか。ちっちゃいブロックじゃないとできない芸当だと思った。


完成 崩壊 絶望

次は頭を組み立てていきうわぁ急にグラードンや。もうこれは誰がどう見てもグラードンの頭部。

このずんぐりむっちりな手が組み立てました

最後に先ほどの胴体と頭を合体させ、無事にグラードン完成である。
中々かっこいいじゃない。サイズも良い感じ。途中皐月賞を見るために一時離脱したが、大体2時間くらいで出来上がった。なお馬券は外れた。

おかげで良い休日になったぜ。余分に入れてくれているブロックを片付けようとしたその時、完成したグラードンに異様な違和感を覚えた。

完成直前

その胸の突起 is 何?
小さい頃、母にせがんで買ってもらったグラードンのフィギュアで遊びまくっていた俺には分かる。グラードンにそんな突起は無い。
それに、なんだかやけにグレーのブロックが余っている気がする。
いやいや、そんなわけねぇよ。対象年齢12歳以上ぞ?俺もう25歳だぜ?馬鹿言ってんじゃあない。

哀愁

もうこの時点でミスってたねぇ
まさかの組み直しである。やらかしたのは序盤も序盤の工程9。頭と手を外し、胴体をミスったところまで分解していく。
このブロックを外す作業が一番ピンセット欲しかったかもしれない。はめるだけなら最悪指でもなんとかなるのだが、外すとなるとブロックをつまみ取れなきゃいけない。僕の、というかホモサピエンスの指はそんなことができるように創られていない。仕方なく爪をブロックの間に差し入れて引っかき出すように外していく。
正直めちゃくちゃめんどくさい。めんどくさいのに進んでるんじゃなくて退がってるというのも辛い。辛いのにブロック1個落として失くした。不器用かお前

もし誰かが見てたらすっごくイライラすんだろうなと思う。わざと下手にやって「ちょ、お前、貸せっ」ってインストールさせようとするゲームの広告みたいな。
こういう慣れないことをすると、知識とか経験を抜きにした自分の素の能力の低さに直面して嫌になる。そして、「逆にこんなに不器用なのによくやってるよな」とも思う。大事なことに気づかせてくれてありがとうな、グラードン。


完成 観察 歓喜

うおおおお

できた。
今度こそできた。完成じゃい!

ブロックが小さいのでディテールが細かく、それでいてドット絵っぽくてかわいい。このサイズ(105×180×35mm)で爪とか棘が再現できてるのは何気にすごいんじゃないかと思う。
腕部分以外は触っても勝手にブロックが取れたりはしなさそう。というか、腕は2マスで胴体と繋がっているので仕方ない。

なんやかんや3時間くらいかかってしまった。これで難易度3/5か、鬼やな(お前が悪い)。
まあ、器用な人なら1時間半くらいで完成させられると思う。不器用な人や子供で2時間半。不器用が途中で皐月賞見てさらに組み直してやっと3時間だ。まあ易しいもんじゃねえかなと思う。

想像以上に疲れたが胸を張って言おう、良い休日だったと。たまには慣れないことしてみるのもいいもんだと思う。
楽しかったからもう1個くらい組み立てたいな。そん時はピンセット用意しとこう。



オマケ

失くしたブロック、履いてたスウェットのポケットから発見されました。嘘だろ。
予備のブロック入れてくれてなかったら完成しないところでした。危ねえ…。

分かる人いるかどうか分からないんですが、ゲームキューブのポケモンXDってゲーム(ポケモンコロシアムの続編)で出てくるメカグラードンってロボットがめっちゃアホそうでかわいいんですよね。1mmもグラードンである意味がないのにグラードンなんですよ。めっちゃ良くない?

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