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X100Vとクラシック・ネガで「初期衝動3.0」

1月20日は富士フイルムの誕生日ということで、#FUJIFILM生誕祭 と言ったのがあったようだが、このX100Vというカメラは前モデルであるX100Fの足りなかったところを殆ど補っていて発表当初からずっと欲しかったのである。だが、価格が価格なので、少なくともキャッシュバックが始まる迄待とうと思っていた。そんな中、年末に某大手家電量販店の店頭で価格交渉していたら想像以上に安くなったのでつい購入してしまった。通常のベンチマーク価格であるポイント込みでAmazonや他のリアル店舗を所有する店の価格より1万円以上安くなり、得体の知れないショップも含めた価格コム最安値よりも全然安くなったからだ。とは言えつい衝動で買ってしまって、もうちょっと待ってCBが始まる方が良かったかと考えたが、だが購入したのは間違いなく正解だった。

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もちろん、これの購入とともに100Fは手放すこととなる。

X-Pro1に一目惚れをし、富士フイルムの色に恋焦がれてe2, T1(S)と一途に惚れ込んで貢いできた。だが、やはりミラーレスでもそれなりに大きいのもあり、都心で公共交通機関で生活している人間にとって、持っていく時はやはり荷物になり「写真を撮りに行く!」という気持ちにならないと持って行かなくなり、そのうち「スマホでいいや」になってしまっていた中、久々に購入したX100Fはその機動力の高さと潔さから「初期衝動再び」となったのである。


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さらにその後、価格が下落したE3を買ってみたりで、次にPro3か100Vかの選択肢の中で考えていた。Tシリーズはもういいやと思っていた。だが、コロナ渦で久々に動画編集を復活し、もし今後動画を結構撮影するとなるとT4という選択肢が出てきた。Pro3やT4を買うか、100Vを買うか。いや、やっぱり100Fの機動力を思い起こすと、基本的にスナップ中心な私にはやはり「コンパクトなことは正義」なのだ。その上で、防塵防滴かつチルト液晶が加わった100Vが最強のスナップマシンだと感じ、Pro3/T4らより100Vがやはり最優先だったのだ。(Pro3もドキドキさせるけどね。)

それに加えセンサーとか最新世代になったとか色々あるが、やはり何より、Pro3/T4もそうであるが、フィルムシミュレーションの「クラシックネガ」。これを試したいという思いが強くあった。

そしてこの「クラシックネガ」がまさに秀逸なのである。まさに「初期衝動3.0」なのである。もう胸をキュンキュンと高鳴らせてくれるカメラである。ただシャッターを押すだけで胸が高鳴る写真を撮らせてくれる。難しいことなど何も考えずにシャッターを押すだけである。そして、JPEG撮って出しこれだけエモい写真が出てくる。一言で言えば、まさにエモいカメラだ。

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これらは、こないだの緊急事態宣言が発令されたばかりに、既に予定が入っていたのでやむなく外出した時の写真である。久々の都心で、試し撮りみたいなものである。本当に、ただ適当にシャッターを切っただけで何とも言えない写真が出てくる。

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まだ慣れてないから、間違ってコントロールリングを触ってデジタルテレコンになってしまったいるところが何箇所かある。それもまあ、ご愛嬌である。

さらに、

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こんな間違ってシャッターを押してしまった失敗写真にもどこか味がある。

けど、

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逆光写真好きにとっては、こんな逆光写真なんか好き。これでも破綻しない写真。どこかフィルムカメラ+オールドレンズのようでもある。

今回奇しくも100VのPVで炎上した渋谷であるが、今回一番のお気に入りは、タイトルでも使用したこの渋谷駅の交差点の写真かな。普段は開放気味の柔らかい光が好きだったりするが。

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個人的にはこの距離この画角このアングルでも人の方にレンズを向けるのは気を遣う。


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