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〝トマトに夢中〟 なのは、 自分の意思じゃなかったの!?

こんにちは、エエメエです!(^^)!

自分の自由意思で行動していたことが、もしかしたら何か大きな力に導かれているのかもしれない。

そう思ったことはありませんか?

じつは私、今まさにそのことに直面しているんです。


振り返ること約一カ月前、我が家で初めてミニトマトを育て始めました。

2024年4月14日、ミニトマトの苗を植える。


うちの夫は、植物をこよなく愛する人間です。
反するわたしは今まで植物に対しての愛が足りない人間でした。

4月初旬のある日、彼が言いました。

“KAGOME”が開発したミニトマトが甘くておいしいって、〇〇が言ってたよ」と。
〇〇とは、彼が最近心酔している園芸Youtuberさんです。

「へ~」

その時わたしの頭にアイディアが生まれました。
夫が育てるミニトマトの栽培記録をとって、noteで紹介したら面白そうだなと。

「やってみようか!」とわたし。

「うん!」(とは言ってなかったかも 笑)

と、いうことで苗を買うことになりました。

KAGOME“こあまちゃん”と、 “ぷるるん”という品種です。
皮が薄くてあま~い実をつけるそうなんです。

夫曰く、前出の園芸Youtuberさんがおススメしていたそうです。

それから、毎朝ミニトマトの成長を確認し、写真を撮り、高さを測り、noteに記録をあげる生活が始まりました。

noteではほとんど誰にも見られていませんが(笑)、それでも日々変化を見せてくれる彼女たち(ミニトマトのこと)に、だんだんと愛情が湧いてきました。

「あ、蕾が出来た!」

「花が咲いた!」

「実がなってる!」

花が終わった後に丸い実をつけてくれた“ぷるるん”

いつしかわたしの頭の半分くらいは、ミニトマトで占められるようになっていきました。ウソ、10分の1くらい、かな(笑)

まぁ、どちらにしても日々の成長を見ることが、少なからず生活に潤いを与えてくれることになっていったのです。
ありがとう、ミニトマト。

...と、長い前置きでしたが、怒涛のストーリーはこれからなんです!


3日前の日曜日、夫が職場で履く靴を買いに、滅多に行かないお店に2年ぶりくらいに行きました。

すると、道路を挟んだはす向かいに「トマト専門店」があるではないですか!
この時のわたしはDr.スランプ アラレちゃんばりに目が飛び出ていたと思います。

「なんでトマトLOVEになった矢先の私の目の前にこんなお店が現れるの?」

路面店で駐車場もあってかなり本格的なトマト専門店。

もちろん、中に入らせていただきました。

試食もあって、3種類のミニトマトの中から
「あかね」という品種を購入。いつもスーパーで買う
ミニトマトと全然違う!味が濃くて甘い!
匂いも新鮮でエネルギッシュ!
ツヤツヤのプリップリ!

どうやらミニトマトの道も奥が深そうです。

我が家のミニトマトちゃんたちは、どんな世界を見せてくれるのしょう。

それにしてもトマト専門店って、成り立つのか?

そんなことを2人で話しながら「びっくりドンキー」でランチを頂くことに。

“おろしそバーグディッシュ”

注目はやっぱり、

ミニトマト(笑)

その後、夫がお花が欲しいというので園芸店へ。

『ももいろハート』(サフィニア)
なんちゅう花買っとんねんw

すると、値下げコーナーで可愛い子発見!
またうちに連れてきてしまいました。

KAGOMEの品種 “あまたん”

帰りに夕食の食材を買いにスーパーに立ち寄ると、

地元のスーパーのマークもトマト?

翌日、大好きなブックオフに行っても、

『トマトが野菜になった日』橘 みのり 著
最初は有毒だと思われていたトマトが世界中の食卓に
のぼるまでの歴史から、日本でトマトがポピュラーに
なるまでの経緯、苦労などが詳しく紹介されている。

...トマトまみれ。

人間の脳の特性としてRAS(網様体賦活系)がありますよね。

気に入った車があると至るところでその車を目にするようになる、とか、猫を飼っている人が、猫というキーワードにすごく敏感になる、とか。

世界は今までと同じなのに、自分の好奇心や価値を見出しているものの情報を自動的に取捨選択するという、アレです。

最近のわたしも、自分でミニトマトのお世話をしたり成長記録をとったりしているので、RAS機能が爆走しているんでしょうね。

昨夜、そんなことを頭の片隅に置きつつも、ボ~ッと自分の本棚を眺めていました。

...すると、一冊の本に視点がクギづけに。おそらく目も飛び出ていたはずです。
さらに、全身がゾワゾワ~ッ。

『トマト王 蟹江一太郎』
この人、KAGOMEの創始者です。

じつはこの本、昨年2月に亡くなった義母の遺品です。
家の整理をした際、タンスの引き出しの中に大切にしまってありました。

義母は結婚する前に、KAGOMEで働いていたと聞いていました。
その時は、はるか遠い昔のことだし「へ~~」というくらいでした。

しかし、亡くなった後にこの本と、KAGOMEについて書かれている新聞の切り抜きがとってあったのを見つけた時、お義母さんの中ではとても大切な人生の1ページだったんだなと気づかされたことを思い出しました。

だから私もこの本を、とっておいたのです。

本の表紙。
蟹江一太郎氏が好んだ「富士山とトマト」のモチーフ
本の後ろの方に書いてあった義母の文字。
退職記念にKAGOMEからもらったようです。
平成30年4月6日の新聞記事の切り抜き。
大切な存在だったんだね。

本好きであり、トマト好きになった私の前に現れたこの本は、いったい何を伝えようとしているのでしょうか。

これからじっくりと読んでみようと思います。

「そうしなさい」と義母が言っている気がするので。


この本が、亡き人と繋がる、真の宝ものになりました。


最後までお読みいただきありがとうございました(^^)/







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