吉川和夫

作曲家、大学人。作曲の分野は、日本語を歌い語る音楽、室内楽、ほんの時たま管弦楽。仙台と…

吉川和夫

作曲家、大学人。作曲の分野は、日本語を歌い語る音楽、室内楽、ほんの時たま管弦楽。仙台と川崎に出没、ベガルタ仙台を気にしつつ、川崎フロンターレを熱く支持する、いわゆるフロサポ。等々力は聖地。

最近の記事

聖和総合教育「建学の精神」      ~宮澤賢治を通して考える~

 この記事は、聖和学園短期大学1年生が履修する授業「聖和総合教育」で、「建学の精神」をテーマとしてお話しした講話の原稿です。密を避けるために、2021年5月10日(保育学科)、11日(キャリア開発総合学科)と分けて実施しました。  こんにちは、学長の吉川和夫(きっかわ かずお)です。みなさんには、入学式と先日の70周年記念式典でお会いしましたが、儀式とは違って、こういう機会を頂けて嬉しいです。  簡単に自己紹介させてください。宮城教育大学教授(音楽教育講座)を経て、202

    • 入学式 式辞

       ご入学おめでとうございます。 新型コロナウイルス感染防止対策のために、入学式を縮小し、簡素な形ではありますけれども、こうして皆さんを無事お迎えできたことを、大変嬉しく思います。また、本日は、出席をご遠慮いただきました保護者の皆様、ご来賓各位のご協力に、心から感謝申し上げます。  本学は、戦後間もない昭和二十六年に開学し、以来七十年にわたって、一万四千百(14,100)名を超える卒業生を輩出してきました。先輩方は、地元のさまざまな場所で活躍しておられます。  本学の建学の

      • 自分の軸を大切に 宮教大音楽科の学生たちと萩音会音楽祭

         仙台にある教員養成大学・宮城教育大学の音楽科。現在は初等音楽コース、中等音楽専攻という呼び方になっていますが、簡単に言うと小学校や中学校、高校の先生になるであろう学生たちが音楽を学ぶ場です。音楽科には、各学年約20名ほどの学生と数名の大学院生がいます。ここでは、毎年度末に音楽科が催している「萩音会音楽祭」という行事についてメモをしてみようと思います。  「萩音会(しゅうおんかい)」は、音楽科の学生、卒業生と教員を結ぶ緩やかな同窓会組織で、「音楽祭」は、毎年2月に大学講堂で

        • 林光作曲オペラ「森は生きている」オーケストラ版

           2021年2月19日、林光作曲のオペラ「森は生きている」オーケストラ版、初日を迎えました。オペラシアターこんにゃく座「創立50周年記念公演第1弾」と銘打った公演、眞鍋卓嗣さんの新演出によるものです。 https://www.konnyakuza.com/syusai.html?fbclid=IwAR2M4oQ1XxuN9pPDIlyTwbPXr6ymwwTMUNyjzrFVF7fCVIxta_msC3DdF7Q  1992年に初演されて以来、オペラシアターこんにゃく座は

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