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生殖期を過ぎてー中年女の霊的覚醒ー

こんにちは。橘吉次たちばなきちじです。
突然ですが、あなたの周囲に50代を迎えて…というか、中年になってから突然ベリーダンスやフラダンス、バレエを習い始める女性っていませんか?

きちじの数少ない女友達(ホントに少ない、片手にあまります)の中に3名いるのです。
実は我が母もそうだった…。

中年になって、
「ちょっと太ってきたから」
「健康のために身体動かした方がいいと思って」
と彼女たちは言い訳するが、ホントにそうだろうか?
どうも別の要因が強く働いているように感じる…。

と、いうことで突如踊り始める中年女にについて書いてみました!


「揺れる腹部の脂肪」は魂の震え!


幼馴染のM美は、大学在学中に保育士の資格をとって保母さんとなった。
真面目で頑張り屋の彼女は、結婚して双子を産んだ後も仕事を続け、50歳手前で園長先生になった。
スゴイ出世である。

彼女は仕事の立場上、SNS関係はいっさい手を出さなかったから、M美がどのような生活を送っているのか?
私はほとんど知らなかった。

数年前、M美から突然メールが届いた。
それは、原宿にあるインド(?)料理店でのベリーダンスショーへの招待だった。

「???」
意味不明だったのだが、もう一人幼馴染に声をかけてインド料理屋に行ってみた。
ベリーダンスなんて興味もないが、懐かしい3名でインド料理のディナーも悪くない…。

ところがだ…。

騒がしいインド料理屋の扉を開けると、まー、派手な衣装のオバサン達がズラッと並んでいる。
「すっげーっ‼ってか、なんだコレ?」と声に出さずに驚いた。
(でも、口はあんぐりと開いてしまったが…)

すると、
「あつこー」(すんません、吉次の本名です)と手を振るスッゲー恰好のオバサンが満面の笑みで近寄って来た。
そう、M美はベリーダンサーとなっていたのだ。

M美ではない、美しいベリーダンサー

ハッキリ言ってM美は太っている。
背が低く、O脚で二重顎である。
当然、三段腹…どころではない。
完全に消滅しているウエストあたりは、ブラジャーと腰布(?)に上下から圧縮されて豊かなコイル状態になっている。

55歳のベリーダンサーは、貧相なバストにこれでもか!と詰め物をし、ロングヘアのウィッグをかぶり、
「こんなん、どこで売ってるの?」と思うほど長いつけまつげをしていた。

M美、ごめん。
怒らないでね。
私は感動したのだ。
O脚を恥じて常にロングスカートをはき、
太っていること隠すようにダボダボの服ばかり着ていたM美の、この覚醒!この再生!

彼女は実にイキイキと踊った!
実に下手だった!

ブルブルと揺れる腹部は、彼女のぎこちない踊りをカバーするように複雑な振動を見せ、周囲に幸せの波動をおくったのだ!

そう!揺れる脂肪は彼女の魂の震えだ。
M美は魂の命じるままに、自我やコンプレックスの殻をまさに脱ぎ捨て、半裸で踊る!
これほど幸福なことはない。
これほど、周囲をなごませ、笑わせ、生きる力を呼び起こすものはない。

令和の天鈿女命あめのうずめのみことである!


神話に登場する女性器まるだし女神


天鈿女命あめのうずめのみこととは、有名な天照大神あまてらすおおみかみの岩戸隠れ神話に登場する女神である。

天鈿女命

古事記には、

天宇受売命、天香山の天之日影を手次に繋て、
天之真折を鬘と為て、天香山の小竹葉を手草に結ひて、
天之石屋の戸に汙気を伏せて、
神懸かり為て、胸乳を掛き出で、裳緒を番登に忍し垂れき。
尒して、高天原動みて、八百万神共に咲ひき。

國學院大學「古典文化事業」より

とある。
つまり、天鈿女命あめのうずめのみこと神懸かみがかったように踊り、そのため乳房はあらわになり、女性器までが見えちゃった!
ということである。

裳緒もひもというのは、古代の女性が着用していたはかまを結ぶ紐のこと。
番登ホトとは女性器のことだ。

神話で、この女神が、女性器を晒す場面は2か所あるのだが、どちらも世界の大ピンチを救うための、必殺ホトパワーとして描かれている。

そう!
古代では、女性の生殖能力はそのまま霊能力だったのだ。
「いのち」という摩訶不思議なものは神から与えられた霊的なもので、その「いのち」を産みだす女性は全員、神とつながる霊能者だった。

古代の日本人がどれほど、女性の霊性を重んじていたのかは、土偶を見ればすぐわかる。
生殖することは、神のエネルギーをこの世に満たしてく霊的な行為だったのだ。

ところが、人類は人間社会なるものを創り出した。
文明である。
人間社会の文明が発達すればするほど、人と神とのつながりは弱くなり、特別な人しか神と交流できなくなった。
その特別な人がシャーマンである。

ここで大転換が生じるのだ。
神と交流できる特別な能力とは、社会で人間同士が交流する能力とは相反するもの。
だから、人間社会にまだ不適合の童女こそが、神とつながる能力の高い女性とされた。
ここで、女性の生殖能力と霊能力は分断されてしまったのだ!

あっ、すんません。
好き勝手に書いておりますが、この説の学術的裏付けはあまりありません。
でも、まったく根拠のない話ではないのですよ。

神社の巫女が未婚の女性に限定されているのは、この名残であるし、
日本で最も尊いとされている神社の、最も神聖な祭祀を司るのは童女である。
いまだ初潮を迎えていない生殖能力のない女。
ホントだよ。

…?吉次さんの話、わからないでもないけど…
で、何が言いたいの?

はい、結論!
現代女性は、閉経後、つまり生殖能力を失ってから霊的に覚醒するのである!
人間社会から抑圧されて分断してしまった生殖能力と霊能力。
これが、閉経で生殖能力を失うことによって、逆に霊的能力に目覚めるという奇跡をもたらした。
だから、女は中年になって、ある日突然踊り出すのである!

ホントかよ…


踊りだけじゃない!中年女の覚醒!


「M美…なんで急にベリーダンス始めたの?」
「うーん、なんかね、急にね、なんとなくね、やりたくなったの…」

読者諸君!
この「なんとなく」に注目してほしい!

(なんか今回の私、すげー勢いがあるなぁ…)

そう、この「なんとなく」
これが、女が神からダウンロードする魂の声なのである。
直感というやつだ。

これは踊りに限らない。
「なんとなく…」と曖昧な表現で、中年女はある日突然、
歌い出したり、
占い師やヒーラーになったり、
海外移住したり、
離婚して起業したりするのだ。

そして私のように、突然神職になったりする。

いるでしょ?そーゆー女性。
たくさんいるよね。

もし「私もそうでーす!」という女性がいたら是非ご連絡いただきたい。
お話を伺いたいのだ。

だって素敵な生き方じゃないか。
周りはビックリするかもしれないが、
「白髪が…シワが…」と老いることを怖れて若さにしがみつく女性よりも、ずっと潔くカッコイイ。

M美を見よ!
彼女のあのイキイキとした下手くそなベリーダンスを見て欲しい!

中年女性たちよ!
霊的能力に覚醒せよ!
あなたは生まれた時から、神とつながるシャーマンなのだから!


最後までお読みいただきありがとうございました!
(注:インド料理ではなくてパキスタン料理屋でした。訂正します)

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