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内臓感覚を鍛えるぞ!

2022年7月
 

内臓感覚?意外と言葉にしているわ


 
こんにちは、橘吉次(きちじ)です。

以前は「霊性とは内臓感覚だ!」というお話をいたしました。
受精卵から始まった私がもつ、最も古い神経。
脳より古いこの神経がキャッチする感覚、これが内臓感覚です。

 
腑に落ちる(納得がいく)
腹黒い(心に何か悪だくみをもっている、陰険で意地が悪い様)
心臓に毛がはえている(厚顔無恥である、あつかましい)
肝心かなめ(非常に大切なこと、またはその様)
断腸の思い(はらわたがちぎれるほど、悲しくつらい思い)
はらわたが煮えくり返る(すざまじい怒り!)
 
など、私たちは内臓感覚を言語化した言い回しを日常で使用しています。

普段は気にしていませんが、私たちは人間の内臓感覚を無意識に信頼しているのですねぇ…
 
たとえば、貴方が誰かに何か大切なことを一生懸命説明した後で、相手が、
A 「理解できました」と言った
B 「腑に落ちました」と言った

AとB、どちらの返答が「ああ、わかってもらえたぁ」と思えますか?

Bじゃないですかね?
頭で理解したのではなく、心から納得し深く理解してくれたと思いませんか?
 
もうひとつ。
「腹がたつ」と「頭にきた」

これはどちらも、怒りの感情を表した言葉ですが、怒りの感情を丁寧に観察してみると、腹が立って⇒頭にきて⇒怒髪天を衝く…と、時系列に並ぶことがわかります。

つまり、激しい怒りの熱エネルギーが、血が逆流するように腹から頭に登っていって、髪に到達して、毛髪をたたせる状態になる…。

ですから、
私たちは、誰かが「もう、頭にきた!」とか「腹たつぅ」と言えば、「瞬時の怒りだ」と判断します。
ちょっと時間が経てば、収まる怒りだよね。

でも「はらわたが煮えくり返るわ」と言われれば、何やら執念深い、簡単には収まらない怒りだわぁ…と思いますよね。

 



現代人の内臓感覚



この内臓感覚は、全ての動物がもっている感覚です。

脳も持たない生物でも、敵や食料の気配を察知し、大自然の中で生き延びるために研ぎ澄まされた野生の感覚ですね。

ですが、人工物に囲まれた現代社会に生きる人間は、この感覚が鈍ってしまっています。

昔の人は、もっと内臓感覚が優れていた!
それが、様々な日本語として今に残っているのですねぇ。

私たちは、内臓感覚なんてほとんど自覚できないほど衰えてしまったけれど、でもそれが存在すること、まだ自分の身体に残っていることを無意識に信じているのです。
 
「第六感」という言葉があります。
「直感」
「勘が鋭い」
これはどれも内臓感覚を示していると吉次は考えております。
 

つまり、内臓感覚を自覚して鍛えることによって、
◇五感で受信できない情報をキャッチできるようになり、
◇洞察力が強化され、
◇勘が鋭くなり、
◇直観を信じることができるようになるのです。

「人を見る目」とかってまさに内臓感覚なんだろうなあ…
「チャンスを摑む!」も、
「危険を察知する!」も、もう全部内臓感覚なんだよ。
だって、言葉で説明できないじゃん。こーゆーことは…。

だから、内臓感覚を鍛えよ~!!という話になるのですが…。


 



どうやって鍛えるのさ?


しかしながら、この「内臓感覚を自覚する、さらに鍛える」ってことは、とってもとっても困難なのです。

なぜなら、内臓感覚は自律神経系だからです。

自立神経系ということは、これ自分のコントール外!
自分じゃ、どーしよーもない
 
もうちょいと正確に表現すると「自分の意識ではどうにもできない」ですね。
 
じゃあ、どうしたらいいのよ?
ねえ、どうしたらいいでしょうかね?
 
内臓感覚の鍛え方をきちじは勉強中でございますので、ここで回答を差し出すことはできません。
 
でも、まず
◇内臓感覚が自分にある!という事実を知ること
◇内臓感覚を信じること
ここからのスタートですよね。
吉次は自分の内臓に絶対の信頼をおいています。

 
更に、内臓感覚を鍛えるには、どうやら「呼吸」というものがキーワードになっているようなのです。
ヨガとか瞑想とか、古神道の秘儀!など、これらは全部「呼吸方法」に重きをおいています。
 
「いのち」という言葉の「い」とは、「息」のことです。
「ち」は、すっごい霊力のあるものをさす言葉。
なので「いのち」とは、「息の霊力」のことなのですよ。
 
だから、死ぬことを「息をひきとる」と言うのですね。
 
呼吸について色々考えてみることも面白そうなんで、いつかやってみよう!
 
 
今回はここまで。
 
では、さようなら。
 


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橘 吉次講師「ストアカ講座」

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最後までお読みいただきありがとうございました。
では、さようなら




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