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『腹八分目』 -詩-

茶碗に一杯目をよそう

空腹も手伝って

あっという間に掻き込む


茶碗に二杯目をよそう

今度はおかずと一緒に

味わいながら口に運ぶ


茶碗に三杯目をよそう

心持ち少なめに

最後の幸福感を味わう


「ご馳走さまでした」と

手を合わせたときの

満足感と僅かな寂しさ


明日に思いを馳せながら

今日の終わりもあと少し


楽しみは明日もあるさ




物足りなさを次の期待へと繋ぐあなたへ

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