『女装、男装、冬支度』 出演者インタビュー①

FUKAIPRODUCE羽衣『女装、男装、冬支度』開幕まであと2日!
いよいよ間近に迫った愛の冬支度、ご予約はお済みでしょうか?
今回は稽古場レポート番外編として、出演者インタビュー第一弾を公開!

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【日髙啓介】

(撮影:新部聖子)

Q. 2014年の初演時、作品としてどのような印象を『女装、男装、冬支度』にお持ちでしたか?
A. 初演の映像を見返すとまず若い!動きがきれてる!しんしんと振り続ける雪の静けさの中に生命が溢れかえっている感じ。

Q. ご自身がペアを組まれる俳優(能島瑞穂さん)の印象を教えてください。
A. 能島さん。もちろん大好きな俳優さんです!揺るぎない演技力を持ちながら探究心とチャレンジ精神にも溢れ稽古がとっても楽しい。しかもとてもチャーミングな方です。

Q. ご自身の考える、『女装、男装、冬支度』の推しポイントを教えてください。
A. 初演を観られた方もいらっしゃると思いますが、10年経って僕らも世界も変わりました。
楽曲も違って聴こえるんじゃないかな。新しい作品としてもお楽しみ頂けると思います。

日髙啓介(ひだかけいすけ)
宮崎県宮崎市出身
FUKAIPRODUCE羽衣のメンバー
2004年にFUKAIPRODUCE羽衣の旗揚げに参加。以降ほとんどの作品に出演。
その他、舞台、映像作品、ライブなどに多数出演。
宮崎県在住。
ギターを弾いたりもします。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【能島瑞穂】

(撮影:新部聖子)

Q. 客演の皆さまから見て、FUKAIPRODUCE羽衣はどのような劇団だと思いますか?
A. 宝船。メンバーは七福神。
どこかうっかりした神様たちのようなおおらかな徳と、品の良さを感じます。
下界に下りてきた神様たちが、人間のあれやこれやを初めて経験してときめいている、作品の中ではそんなふうに見えることがあります。

Q. ご自身がペアを組まれる俳優(日髙啓介さん)の印象を教えてください。
A. ひだかさんは、劇の時空の中でお客さんに夢を見させる力が、非常に強い方だと思います。
複雑なフォーメーションで激しく踊り、台詞も歌も求められる羽衣の現場で、長年、表現の可能性を探られてきた、得体のしれない力の幅を感じます。
決して客席と共演者の存在を忘れないままに、リスクのほうへご自身の重心を傾けていくので、気づくとみんな宇宙まで連れて行かれてしまっている。
稽古では一つ一つ相談・確認しながら相手役と積み重ねていってくださるので、共に舞台に立てる喜びがとても大きいです。

Q.  ご自身の考える、『女装、男装、冬支度』の推しポイントを教えてください。
A. 糸井さんの曲と歌詞は、もう本当に素敵です。
今回羽衣のメンバーに混ざって、一緒に歌って踊っていると多幸感が頂点まで極まってしまいそうです。
そこに木皮さんの振りがついて、稽古場はミラクルが連続して起きているように感じる時があります。
メンバーの、それぞれの技と個性と表現する喜びが、宝石のようにちりばめられている作品です。

能島瑞穂(のじまみずほ)
1974年、東京生まれ。
1998年青年団入団。エクリュ所属。
主な舞台出演作に、青年団「日本文学盛衰史」、「東京ノート」、「走りながら眠れ」
等。
他にハイバイ「て」、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「ルーツ」等。
映画出演作に「春原さんのうた」。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【鯉和鮎美】

(撮影:新部聖子)

Q. 2014年の初演時、作品としてどのような印象を『女装、男装、冬支度』にお持ちでしたか?
A. 「相手を思い遣ったらひとりのひとになるような」ということが稽古でお話しがあって、そのことをずーっと考えてました。もうあえないひとにも、あえる、みたいな、そんな感じもしました。

Q. ご自身がペアを組まれる俳優(田島冴香さん)の印象を教えてください。
A. とってもやさしくて、傷つきやすくて、好奇心もあって、なにより気遣いのひと、な気がしますが、あまり知りません。

Q. ご自身の考える、『女装、男装、冬支度』の推しポイントを教えてください。
A. お客さまと一緒に、降り積もる雪を感じられるところです。台詞も曲も、ぜんぶすきです。

鯉和鮎美(こいわあゆみ)
1983年生まれ。
岩手県出身。
FUKAIPRODUCE羽衣の旗揚げに参加、のちの劇団化によりメンバーとなる。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【田島冴香】

(撮影:新部聖子)

Q. FUKAIPRODUCE羽衣に所属した際のきっかけや経緯を教えてください。
A. 大ファンで宇宙中の生物が見たらいいと言い続けて追いかけ続けていたら年月を経て豊橋の地で思い結ばれました。所属が決まった直後はこの後事故にでも遭うのでは?と何日も自転車に乗るのも緊張しました。

Q. ご自身がペアを組まれる俳優(鯉和鮎美さん)の印象を教えてください。
A. お姉ちゃんのようだし少女のようです。でも同い年って感じもするから不思議です。歌ってるとき目がめちゃくちゃキラキラしてます。向かうものへの真っ直ぐさがすごいです。

Q. ご自身の考える、『女装、男装、冬支度』の推しポイントを教えてください。
A. 心あったかいまま、寂しさをゆっくり呑みこむ感じがたまりません。
墓守夫婦はかわいらしすぎて目が溶けると思います!

田島冴香(たじまさやか)
1983年、東京都墨田区出身。FUKAIPRODUCE羽衣所属。 猫と海と服と物件が好きな超凡人の超雑食ニッチ俳優。近年の出演作はFUKAIPRODUCE羽衣『ニュー甘え子ちゃん太郎』『プラトニック・ボディ・スクラム』、ムニ『ことばにない』、堤幸彦監督映像作品「SUPER SAPIENSS THE BEGINNING」。東京演劇道場一期生。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【浅川千絵】

(撮影:新部聖子)

Q. 2014年の初演時、作品としてどのような印象を『女装、男装、冬支度』にお持ちでしたか?
A. もっと上手に伝えられれば良いのですが、、、私が初めて出演した「サロメvsヨカナーン」に続いて糸井さんはなんて素敵な愛と人生を描かれるのでしょうと思いました。
この世界にまた飛び込めるのが嬉しくて。
冬はどちらかというと苦手な季節の方なのですが、冬に感じるささやかな幸せが随所にあって冬も好きになりました。
その年の冬景色はきらきらしていて、雪が降った日は嬉しかったです。

Q. ご自身がペアを組まれる俳優(平井寛人さん)の印象を教えてください。
A. 素敵な意味で、ユニークネスな人、ですがそんな中にもの凄くあたたかい優しさがある人。
私が知らない色んな言葉や表現を知っていて尊敬できる人。
今回相手役ということで、平井寛人という人がより興味深くなったので色々聞いてみたいです。

Q. ご自身の考える、『女装、男装、冬支度』の推しポイントを教えてください。
A. 推しポイント!!!どうしましょう。。。
音楽も歌も物語もダンスも衣装も照明もぜーんぶ推しポイントなのでとっても迷いましたが....
私の一番の推しポイント、というか大好きなシーンなのですが終盤にみんなが●●●に帰るところが本当に本当に大好きで....いつも泣きそうになってしまいます。
●●●はネタバレになってしまうので実際に劇場で観て頂きたいです。
あと「女装、男装、冬支度」主題歌、雪がしんしんと降る中、ワルツを男女で歌い踊るのも推しポイントです。

浅川千絵(あさかわちえ)
1987年4月23日生まれ/神奈川県出身
2014年FUKAIPRODUCE羽衣に入団。
●主な外部出演●
範宙遊泳/エンニュイ/神保町花月/なかないで、毒きのこちゃん

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【平井寛人】

(撮影:新部聖子)

Q. FUKAIPRODUCE羽衣に所属した際のきっかけや経緯を教えてください。
A. 飲み屋で誘われて。/羽衣が面白かったから。

Q. ご自身がペアを組まれる俳優(浅川千絵さん)の印象を教えてください。
A. 天真爛漫で、人間らしい上で、エンタメ漫画とかのキャラクターみたいで面白い方です。

Q. ご自身の考える、『女装、男装、冬支度』の推しポイントを教えてください。
A. 多くの登場人物が自分なりの考えを貫き通しているところと、それで劇中世界が淀みなく回っていくところ。

平井寛人(ひらいひろと)
1996年、千葉県柏市生れ。お肉が好きです。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

第二弾は明日20日公開!
どうぞお楽しみに!

FUKAIPRODUCE羽衣第28回公演
『女装、男装、冬支度』

2023年7月21日(金)- 7月30日(日)
吉祥寺シアター

〇公演詳細
https://www.musashino.or.jp/k_theatre/1002050/1003231/1004908.html

(担当:小西力矢)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?