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PAP PA-LA PARK クリエイションレポート No.14

大園です。札幌滞在後半の5日目、トータルだと12日目。稽古場と隣り合う公園・緑地を往来しながら2週間後に乗り込む吉祥寺シアターの空間にむけて思いを馳せる毎日。稽古は行き詰まりつつ進みつつ、です。

ダンスや演劇の公演には当日パンフレットがあるのと同じように、少し大きめの公園には散策用のガイドマップみたいなものがあります。一周するのに30分かかるような自然公園や、ちょっとしたレジャー施設を兼ね備えたようなもの。ネットで検索するだけでもマップはそれぞれの公園で千差万別で、管理する自治体の方向性や、日常の温度感が少し垣間見れて面白いです。今回も空間構成や当日配布の資料をプランするにあたり、大いに参考にさせてもらってます。

個人的に特に気に入っているものを二つほどご紹介。

ひとつめは千葉県館山市、城山公園のマップ。ホームページに公開されてます。

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個人的にはたまりません、この平成初期の感じ。我々の世代としてはすごく心当たりのあるこの質感、なにか安心感のようなものも感じます。謎の男女イラストといい、このフォントのセレクトといい、マップの手書き感といい。実際に配布されている現物を手に取りたいものです。。。

つづいては個人的によくいく立川・昭和記念公園のなか、「こどもの森」。

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これも往年のとしまえんや西武遊園地のマップを彷彿とさせます。または子供の国遊園地。どこから回ろうか、このマップを見るだけで少しワクワクしてくる。

思えばディズニーランドも、現地で遊ぶよりもマップを眺めてあれこれ考えるのが好きな子供でした。自分の趣味嗜好というのは大人になってもあまり変わらないし、それが発展してこうしてテーマとして深掘りしていくことになっているのだから、自分の原風景を定期的に思い返してみるということは大事だなとつくづく思います。

劇場入りまで残り9日。あと9日。まだ9日。