PAP PA-LA PARK クリエイションレポートNo.5

はい。橋本です。
稽古場で起きた出来事や、考えたことを思いつくままに書いているので、整理がついてないこともままありますがご容赦下さい。

今回は公園がモチーフということなんですが、林と3人でのミーティングのときにどうも自分が話に乗れていない。2人の話ていることは面白そうだし、納得も出来るんだけど、それを受けて返すアイデアがびっくりするほど浮かばない。
どうしようかなーと、ここら辺は11年目くらいになると肝が据わってくるというか、図々しくも落ち着いてる。

僕ら2人は思考の仕方や興味の方向がずいぶん違う。クリエイションしててもそうだし、このnoteの文章を読んでてもそう感じる。そういう意味ではこのnoteを読んでいただくと1つの作品に対して2人の振付家がどう取り組んでいるか、ということの差異を良く感じられるだろうし、作品を理解する上での手掛かりになると思う。僕らにとっても。

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それぞれ思考方法があるということは当たり前だけど、それにしては結成11年目を迎えたユニットとは思えないくらいに、興味のスタート地点というかなにかが違う。最近はこのずれがかえるPだと思うようになったけど。

あちこちで言ってることだが、僕らはあんまり仲が良いという感じじゃないし、友達みたいに遊ぶこともない。作品創作のために集まり作る。そういう用事がない限りは滅多に会うこともない。
一方、作品のこととなると、他の出演者がついていけない程に気が合うというか、意見が合うこともあって、そこが面白い。ダンスに求めるものや面白味の感じ方などには共通の認識があるのだろう。
と、仲がそれほど良くない兄弟みたいなものかと最近は思う。

身体的なものを出発点としてダンスを考える橋本。
物や自分の環境などを出発点としてダンスを考える大園。
最近は2人とも父親になることで、子育ての意見交換をするようなった。

その後、どう解決したかは次回にゆずる。