キバがラップするクロニクル・その1
その第一の理由は、ラップで伝えればひとの耳に入りやすいのではと気づいたから。
この新たな挑戦をスタートさせたきっかけとなる日のエピソードを今回記録しておく。それは、2022年の3月13日の日曜に、私のコラボレーターである音楽家、ながいしょうこさんと彼女のご主人であるたけいしさとしさんのユニット『VOTEX』の20周年ライブをブルックリンのダウンタウンにある実験音楽や映像の箱である『ルーレット』へ観に行ったときのこと。
そこでダンサーのむっちゃんに会った。彼女の隣に座っていた、ブルックリン在住のビジュアルアーティスト、やまもとあきこさんを紹介してくれた。自分の活動を手短に説明していた流れでラップが’やりたいと話した。このときに彼女が「観た後にポエムが書くきたくなった」映画があると教えてくれた。それがこの動画にある『The Forty -Year-Old Version』だった。
舞台の脚本家として30代に受賞し輝いた主人公のアフロアフリカンの女性は、現在は学校教師。40代に差しか掛かるときラッパーを志す。きっかけは違うにしろ、私もあえて半世紀を経て、あえて「今ラップしたい」と思ったことに違いはナシ。
この記念すべきクロニクル(=年代記)第一弾のキーワードは『The Fifty -Year-Old Version』。
48歳から人生の本編スタート。「生きる」記録の断片を書く活動みならず、ポエム、版画、パフォーマンス、ビデオ編集、家政婦業、ねこシッター、モデル、そして新しくDJや巨匠とのコラボ等、トライ&エラーしつつ多動中。応援の方どうぞ宜しくお願いいたします。