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なぜきぼうは、売上100億円達成という大きな目標を掲げてチャレンジしているのか。

60歳までに売上100億円をめざします

そう熱く語って下さったのは、株式会社きぼうを率いる円市正人(えんいちまさと)社長(現在49歳)。

株式会社きぼうは、大阪府を中心に調剤薬局8店舗、介護施設を12施設運営し、近年では介護施設専門の建設業に参入するなど多角的な事業を展開しています。

調剤薬局と介護施設の連携に早くから注目し、調剤薬局が果たす役割や可能性を広げることに成功したビジネスモデルは、今、業界からも大きな注目を集めています。

そんなきぼうの現在の売上高は、32億円。これを、約10年で3倍にするという壮大な目標を掲げる円市さん。

100億円達成までの道は決して平坦ではなく、大きな試練も待ち受けているはず。

それでもなぜ、円市さんは100億円達成をめざすのでしょうか?100億円を達成した先に、一体何があるのでしょうか?

インタビューを通して、この大きな目標に挑む円市さんの真意を、紐解いていきたいと思います。
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【担当ライター】
ー伝えたいことを、伝えたい人に、文章で響かせる会社ー
株式会社ストーリーテラーズ 
ストーリーライター 菅原瑠美
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売上100億円をめざす、その真意とは?


売上目標100億円をめざす理由は、きぼうで働く社員を、もっと幸せにしたいから。『ここで働いて良かった』と思える社員を、もっと増やしたいからです」

社員をさらに幸せにするために、100億円をめざす…。

一体どういうことでしょうか。

きぼうの成長の軌跡

真意を深掘りする前に、これまでの株式会社きぼうの成長の軌跡を振り返ってみましょう。

円市さんは、「川上を押さえるビジネスモデル」と「社員がやりがいを持って楽しく働ける場作り」の2つのポイントを大切にしながら、経営にまっすぐに、取り組んできました。

「当社は、川上を押さえることを意識したビジネスモデルによって、手堅く成長していくことができました。

調剤薬局から始まったきぼうが、なぜ、介護施設も運営しているの?介護施設開設への投資や運営など、かなり大変じゃないですか?

当時は周囲からそのような質問をされることもありましたね。

でも、自社が経営する調剤薬局から介護施設に薬を配達することで、薬局事業と介護事業とが相乗効果を発揮できます。

そうすれば売上が安定し、会社は着実に成長していけるので、私にとっては何ら違和感の無い、自然な流れでした」

一般的に調剤薬局は、クリニックや医院の横に併設される。

しかしそれでは、クリニックのドクターとの関係性や患者数によって、調剤薬局の薬の売上が大きく左右されてしまう。

需要と供給をある程度自分たちでコントロールし、安定して売上が上がる状況を創るにはどうすれば良いか…。

では、そもそも薬を必要とする患者が多く入居する介護施設を自分たちで建設し、必要とされる薬を私たちがまとめて配達すれば良いのではないか。

そうすれば、介護施設のスタッフも薬をわざわざ薬局に取りに行く手間も省かれて喜ばれるはず!

その後、介護施設専門の建設業に参入し、さらに川上を押さえにいくビジネスモデルが功を奏し、きぼうの売上は「32億円」にまで拡大しました。

また同時に円市さんは、「社員がやりがいを持って楽しく働ける場作り」にも力を入れてきたといいます。

独立したいという人には、社長として活躍できる場を用意することで、一つの会社を自分で経営するやりがいや、人としての成長の機会を提供しています。

実は私には『社長になりたい人を社長にする』というビジョンがあるんです。

グループ内ではこれまでに4人の社長が誕生し、現在8人目まで社長になる予定の社員が控えています。

意欲ある社員さんには、活躍できる場をどんどん提供することで、やりがいを持って働いてほしいですね」


他にも、会社が費用を負担し、社員でUSJやディズニーランドに行くといった企画も今年実現する見込みだそう。

仕事が辛いなぁ、辞めたいなぁ、と思った時に、

「この前みんなでUSJに行けて、楽しかったよなぁ。またそんな楽しみがあるかもしれないから、もう少し頑張ってみようか!」

そんなちょっとした感覚でも構わないので「ここで働いていて良かった」と思える環境を作っていきたいと話す円市さん。

私の経営の軸は、『それをやることで、社員さんが幸せになるのか?』というもの。

私は『良いやん!』と思う案でも、社員さんにとってプラスにならないなら採用しません。

逆に社員さんが喜ぶなら、そこにはしっかり投資をする。

今後も、この軸がぶれることは、決してありません」

自身の成長と、未来への希望

最後に「なぜ、売上100億円なのか、50億円でも、70億円でもなく、なぜ100億円なのか」という点について、お聞きしてみました。

「ある時『きぼうさんは、売上100億円だってめざせますね』という言葉をもらった時に、ハッとしたんです。

これまでは、一つひとつ、目の前の目標を丁寧に積み上げながら成長してきました。

でもこれからは、大きな目標を掲げ、それを達成するためにチャレンジしていくという新しいやり方で成長していくステージなのではないか、とその時に思ったんです。

円市さんは続けてこう話します。

「これまで、様々な社長たちと出会い、多くのことを学ばせて頂きましたが、

そこで感じたのは「売上規模のステージによって、出会う社長たちが変わる」ということでした。

売上の規模だけで決めつけてはいけませんが、例えば売上1億円の社長と、売上40億円の社長では、見ている視点の高さ・深さ・広さが全く違います。

売上規模が大きい社長ほど、業界の発展や日本をより良くするという大きな視点で物事を捉え、経営をしておられる。

目の前の数字に追われず、社長が大きな視点と高い視座を持つことで、会社を大きく成長させられることを学びました。

だから私はこれからも、先輩経営者の皆さんから多くを学び、よりステップアップしていきたい。

まだ見ぬその先に、どんな世界が待っているのか…私自身、楽しみで仕方ありません。

そして自分自身が成長することで、売上100億円を達成できる頃には、社員にさらなる活躍の場を与え、社員をもっともっと幸せにしていけると信じています」

幼少期の頃から、仲間の夢や希望を叶えてあげたいという想いが人一倍強かったという円市さん。

その想いは、どこまでも深く、どこまでも広がっていく。

株式会社きぼうが、まさにその社名の通り、この業界のきぼうとして、社員のきぼうとして、大きな成長を遂げるイメージがはっきりと湧いたインタビューでした。

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今後も定期的に、円市さんの深い想いや「きぼう」を身近に感じて頂けるようなストーリーをお届けしてまいります。楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。ぜひ、次回の更新もお楽しみに!

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