社長秘書、奥田さんが頑張れる理由|ニーズに応えるやりがい
「私の仕事ですか?何でも屋ですね」
そう語るのは、株式会社きぼうを裏から支える社長秘書、奥田さん。
詳しく話を聞いてみると、社長のスケジュール管理からアポ設定・同席の他、社長と社員の橋渡し的役割や、社員に任せた仕事の進捗管理などなど…
秘書業務の枠を超え、会社を円滑にまわすための“ありとあらゆる仕事”に、彼女は自ら進んで取り組んでいると言います。
帰りが遅くなってしまうことも多く、社長から「早く帰りなさい」と心配のLINEが来ることも、しばしば。
「え、もしかして社長のイス、狙ってる?」
なんて言われてしまうほどの仕事量をこなしているそうです。
「狙っていませんよ(笑)。今のポジションにやりがいを感じているからやっているだけです。頑張っている誰かを支えるのが好きなだけ…それだけなんです」
若干25歳、きぼうの若き社長秘書は、『支える力』『合わせる力』に特化した補佐のスペシャリスト。
彼女がなぜそこまで頑張れるのか、彼女をそんなにも駆り立てるもの、その正体は何なのか…
今回は、頼れる社長秘書、奥田さんの気持ちを深掘りしながら、その原点や源になるパワーを探っていきたいと思います。
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【インタビュー/ライティング】
株式会社ストーリーテラーズ
ストーリーライター 庄子加奈子
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社長秘書の原動力は「周囲から必要とされているという実感」
「必要されていると実感できるから頑張れる」
それに尽きる、と語る奥田さん。
「まずは社長の実現したいことがあり、それをカタチにするためにはどうしたらいいかを自分で考え、行動に移すんです。
その結果、社長だけじゃなく周囲の先輩や同僚から『奥田さんがいてくれて助かる』『ありがとう』と声をかけられることも。こんなにやりがいのある仕事、他にないですね。
周囲から必要とされている実感…
それが、私が仕事で一番大事にしたい部分なんです」
なぜ、ここまで彼女は『この場所』を大切にするのか
それは、前職での経験が影響していると奥田さんは話してくれました。
前の会社では営業職を担当して、成績は中くらい。
いつも怒られない程度に成果を出して、仕事にのめりこむことはあまりなかったそうです。
「この商品って、本当にお客様に必要な物なのかな…この人にはいらないんじゃないかな。でも売らないといけない…何でだろう…数字のためか…理解はできるけど、納得はできない。
そんな感じで、常にモヤモヤを抱えながら仕事をしていました」
今では、根を詰めすぎるほどに頑張り過ぎる奥田さんが、前職ではギリギリ怒られない範囲で仕事をしていたとは驚きです。
「仕事に対して今とは全然違う向き合い方だったのは、自分の中に迷いがあったから。
『私はもっと周囲に喜ばれる仕事がしたい。周囲から必要とされる仕事がしたい』
その気持ちが膨らみ始めた頃、今の社長、円市さんを紹介されたんです」
求めているのは秘書と聞き、とりあえず話だけ聞いてみようという軽い気持ちで面談に臨んだ奥田さん。
最初の面談の時点では、まだ入社しようという意気込みではなかったそうです。
「軽い気持ちで面談にのぞんだけれど、円市さんの人柄に触れ、ビジョンを聞くうちに、
秘書なんてやったことがないけれど、面白そうかも…
どこまでできるかわからないけれど、出来る限り頑張ってみようかな…
という風に気持ちが傾いていく自分に気づきました。
ありがたいことに、その場で『すぐにでも来てほしい』という言葉をいただき、挑戦してみることにしたんです」
円市さんの人柄と言葉に背中を押される形で、奥田さんは社長秘書としての一歩を踏み出すことになりました。
入社してからの流れや仕事内容は?
「最初はお茶出しや社長のスケジュール管理から始めました」
細かな事務作業など、社長のミッションを一つひとつクリアしているうちに、「この仕事もお願い。あれもお願い」と社長から依頼される仕事が増え、いつの間にか社長のアポイントに同席するようになっていた奥田さん。
その辺りから、徐々に仕事に対する考え方が変わっていったそうです。
「現場の社員からすると、社長はわかってくれない、みたいな気持ちになることが多いんです。なぜなら、経営者の目線と社員の目線が違うから。
でもそこで、現場にわかりやすくかみ砕いて伝えることに社長の意識を取られ過ぎると、ますます伝達は遅れ、組織としてのスピード感は失われていく。それじゃあ、ダメなんです」
「お互いの想いをくみ取り、伝えるのが大切で、そういう橋渡しができる存在が組織には必要なんです。そして、今それができるのは、一番社長と距離が近くて一般社員としての感覚も持っている、私なのではないか…。そのことに気づいてからは、見える景色が変わりました」
自分の役割を客観的に意識し、その視点で仕事をするようになっていったそうです。
「例えば、社長から社員に伝えたい10のことがあった場合、10を言っている時間がない社長は3しか言いません。そこで私は3のものをどうやって10にして伝えるかを考え、現場にスピード感を持って伝達できるように工夫するんです」
また、アポイントに同席するのは、社長の考えを共有するだけではなく、社長の脳のキャパを補う役割も担っているからだと教えてくれました。
「現場に新たなツールやアイテムを導入する際も、その業者と社長との打ち合わせには私も必ず同席して、ちゃんと話を聞くようにしています。
そうすることで、現場が円滑に進むからです。実際にGOが出た時に『社長が言ってたから、とりあえずやる』のではなく、導入の背景を説明しながらスムーズに現場に共有できます。
これが、橋渡し的なポジションの役割だと思っています」
社長は売上をつくるポジション。
でも、人がついてこないと売上にも繋がらない。
だから、会社を円滑にまわすために自分がいる。
自分の立ち位置を理解し、貫き通す…それが、奥田さん流の秘書の心得なんです。
「あとは、社長がポロっと言ったことを逃したくない、という気持ちも大きいですね。社長に言われたことをやりきってみる。そこから、すべてが始まるんです」
必要とされる場所で頑張ることが、秘書の心得
「貫き通す…とは言ったものの、最近社長からよく言われるんです。
頑張り過ぎはダメ、残尿感も受け入れて、と(笑)。
社長はこれまでに、頑張り過ぎて倒れてしまった社員の姿をたくさん見てきているんです。だから、もうこれ以上そんな社員の姿を見たくないんですよね。
もちろん心配してくれるのは嬉しいです。でも、秘書の仕事に『ここまで』という区切りはないので、やれる限りやってみたいんですよね。残尿感を受け入れるのはまだまだ先かな、と思ったりもします(笑)」
これからもこのポジションで頑張り続けたいと笑顔で語る奥田さん。
持ち前の明るさと誠実さで、きっと秘書の道を究めていかれるのでしょう。キラキラと目を輝かせる奥田さんに背中を押され、私自身ももっと頑張れそうな気持ちになりました。
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今後も定期的に、円市さんの深い想いや「きぼう」を身近に感じて頂けるようなストーリーをお届けしてまいります。次回は、現場のスタッフさんのインタビューを予定しています。ぜひ、次回の更新もお楽しみに!
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