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にじさんじライバーの創作本棚(ジョー・力一編)

みなさんこんにちは、KiBnoです。

この企画を機に読書を始めた方もいるそうで、大変うれしいです。
そんな今回勝手に選書させていただくライバーは
1st MINI ALBUM「カーニバル・イヴ」も発表されました、
「ジョー・力一」さんです。

また、これまでに紹介したライバーをまとめたマガジンを作成しましたので気になった方はこちらもご覧ください!

力一さん独特のワードセンスや小さな話題の掛け算で魅力を増幅させる
企画力を踏まえて、ネタになりそうなことも考えながら選びました。
もちろんジョー児の皆さんにも楽しめる内容になっています。

また、キリコ様の分は別で企画しておりますので、今回はありません。

本記事はAmazonアソシエイトリンクを活用しています。

1.バカ論

言わずと知れた大御所芸人のビートたけしによる、世の中のバカな物や人をバッサバッサと切り付ける、痛快な文章が面白い一冊。

力一さんの名物企画「バカ〇〇」は私も大好きなのですが、
本書ではそこで登場する「バカ」とはまた違った
本当にどうしようもないバカが出てきます。でもそれをビートたけしの力で面白く読ませているのが素晴らしい。

ここで勘違いしたくないのは、本書におけるビートたけしの姿は、
どちらかというと文化人としてのビートたけしであるということ。

なので論じる内容が芸人論や演技論など、少し専門的で固い物なのですが、
それでも痛快な毒舌と喋り口調の文体がスイスイ読ませてくれます。

それとやはりビートたけしの教養の高さに驚かされる。
話の軸は変な人や困った人たちなのだけど、そこで一緒に出される
他の例や引用がニュースをチェックしているのは当然で、
その上で普段から知識を蓄えようとしているのがわかります。

出版は2017年と少し古いですが、笑いながら勉強もできる、
コスパのいい本だと思います。

政治やスキャンダルのは話が苦手な人は2章から読んでください。

2.柳家喬太郎のヨーロッパ落語道中記

キョンキョンの愛称でも知られる噺家、柳家喬太郎(やなぎやきょうたろう)
の古典落語について綴ったエッセイ集です。

力一さんは落語についてあまり詳しくないというふうに仰っていましたが、
以前ラジオで好きな噺家として挙げていたのがこの喬太郎師匠でした。

力一さんが動画で上げている落語の動画と、喬太郎師匠の落語の動画を
見比べてみるのも面白いでしょう。

内容も落語を五十席も取り上げ、それらに関するあらすじや解説はもちろん
作品論や難しいところを説明しているので、落語に対する解像度が上がる
一冊となっています。

3.ゴシック&ロリータ幻想劇場

大槻ケンヂといえば、力一さんも歌枠やライブなどでも披露している、
「林檎もぎれビーム!」や「絶望遊戯」などで知られるミュージシャンですが
小説も書かれていたことをご存知でしたか?

本書はそんな大槻作品の中でも、楽曲を含めて最も狂気的と言われる作品
15歳から17歳までの少女たちが世界中で狂死し、屍肉を求めてさすらう
という衝撃的なストーリですが、大槻ケンヂ作品が好きな人には
刺さること間違いなしの名作になっています。

この様な作品を世に出し続けている大槻ケンヂですが、
力一さんがライブや歌枠でcoverしたときに反応するなど
新しいものを取り込む一面も見せています。

ちょうどここで言及されている「オーケン縛り歌枠」は
オーケンファンにも評価されている最高の配信です。

4.都道府県の持ち方【増補版】

お笑い芸人であり、最近ではドラマの脚本なども手掛け、マルチな才能を
発揮しているバカリズムさんの伝説とも言われるフリップ芸
「都道府県の持ち方」を書籍化した一冊。

しかも、実際にネタとして披露されなかった都道府県も含めた、
全47都道府県を完全網羅した増補版です。

各都道府県の持ち方のほかに、真面目な情報や豆知識も掲載されていて、
笑いながら学べる地図帳としても使える一冊になっています。

力一さんの「ちょうどいいご当地ネタコレクション」でも、
各地のちょうどいい郷土料理や、地元の人しか知らないあるあるが
寄せられているので、一緒に視聴してみてはいかがでしょうか?
26時間くらいあります。

5.論理哲学論考

最後に紹介するのは、哲学者ウィトゲンシュタインの著書「論理哲学論考」
非常に難関な内容として知られており、数々の調子乗り大学生が挑戦しては
敗北していることで知られています、当然私もその一人です。

そんな本を選んだ理由は、力一さんに一番似合う本だと思ったからです。
白スーツに岩波の青は見た目が最高にあっていると思いませんか?

「ちょっと時間あったから、駅の本屋さん入って、なんか書名しってるなーって思って特に中見ずに買ったんだけどさ〜、
1ページ目の1行目の1文字目から何言ってるのかわからんかった。
結果、3ページ読む前に本閉じてみんはや始めちゃった。」

と言ったり、本棚に仕舞おうとして忘れて結局1週間カバンに入れっぱなしにしたりしている姿が浮かびます。

おわりに

話の随所から知性が見られ、クイズ番組での司会も務められている力一さんですから、これまでにもたくさんの本を読破していらしていると思います。

そんな中でも今回は様々な視点から力一さんの本棚にどの様な本が収められているかを考えて5冊紹介させていただきました。

もちろん、色眼鏡なしに面白い本を紹介しましたので、
お気軽に手に取って読んだり読まなかったりしていただければと思います。

これからも誰かの本棚を勝手に妄想して紹介しますので、
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