見出し画像

不動産売買のプロセスとサイクルに本気で向き合うプロダクトつくるのに2年かかりました

こんにちは、GOGEN株式会社の最高権力者、和田です。
本日、レリーズプラットフォームというサービスをリリースしました。時間はかかったけど、自分が本当につくりたくて、世の中や不動産業界に絶対に必要だと思っているモノの実現のスタートラインに立てた。

構想の始まりは前職の時なので、5年以上は余裕でかかっている。不動産会社の会社員としてつくれる範囲は遥かに超えていたし、創業して最初に外部パートナーとつくろうとしたがそんな単純なものではなかった。なので一度つくったものは捨てることにした。
最低限のエンジニアを集めるのに1年かかったし、そこからある程度の開発スピードが出せる組織になるのに半年かかった。結果として創業後も2年超と数億円のお金を費やしたけれど、CTO、CXO、エンジニア・デザイナーをはじめ最高の社員たちのおかげでめちゃくちゃ自信の持てるモノが完成した。

とりあえずどんなサービスなの?というのは下記のプレスリリースを読むか、イメージ図を見て掴んで欲しい。ただこれ「今できること」なので、ポテンシャルが全く表現されていないなとも思う。

現時点でも、結構ふわっとした話に見えても仕方ないと思う。やってることが大きすぎてA4数枚に収めるのがかなり難しい。具体的な特徴や拘ったポイントもあるが、そういうのはうちのメンバーが記事にしたりどこかで語ってくれると思う。あるいは、僕に直接連絡してほしい。2~3時間拘束してすべてをお伝えする。

個人的に力を入れたポイントは今はまだ全く目に見えないところにある。その詳細はとても書ききれないし、あまり手の内を明かしてもとは思うが、そんなノリ悪いコメントもつまらないのと、自分のための宣言として、大きく3つテーマがあるよということは書き残しておきたい。

  1. 真のプラットフォーム志向であるということ
    不動産事業者とエンドユーザーの1:1の関係ではなく、不動産売買におけるネットワークをつくる挑戦をしている。世の中にプラットフォームを名乗るサービスは数多あるけど、システムだけではなくビジネスの場としての基盤を提供し、多面的市場モデルを展開できるモノはごく一部だと思う。レリーズプラットフォームの設計には不動産売買に関わるあらゆるサービスとの連携や不動産事業者同士の連携の実現と、そこから単なるSaaS利用料ではない経済圏を発生させることが明確に企図されている。

  2. グローバルスタンダードを目指しているということ
    あまり国内だけを考えた設計思想ではつくっていない。もちろん各国の法規制や特性がありながら「不動産を売買する際に何が必要か」という汎用化思想で基本設計をしているつもり。業務やフローそのものをデジタル化するのではなく、抽象化した行為そのものを「手続き」や「タスク」として定義し、自由自在に組み合わせることで目的を達成するアプローチで開発した。なのでどこに持っていっても戦えるはずであるし、あまりこういった類のものは見たことがない。大手企業などの個別要望への柔軟性も相当高い。やがては不動産売買のデジタル化領域における世界規模のサービスにしていきたいと思っている。

  3. やがて、SNSになるであろうということ
    不動産の取引フローや案件情報がデータ化により、エンドユーザーは自らの不動産資産に対して従来より飛躍的に能動的なアプローチを取ることができるようになる。これには一定のサイクルまで時間がかかるけど、時がくれば必ずエンドユーザーが主体のコミュニティが発生する。

さて、大層な妄言を吐きまくってはいるが、有難いことに早速ちゃんと、かつどんどん売れている。レリーズプラットフォームは「売買仲介」とか「デベロッパー」とか特定の業種業態をターゲットにした商品ではないので、機能や構造を各社のユースケースに当てはめてパッケージ的に使っていくモノづくりになっている。(ホリゾンタルなCRMツールなどに近い発想だと思う)なので導入する不動産事業者にとってどんな価値があるかなどは、これから継続的に個別の実例・具体例を発信したいと思う。

このプロダクトの目的・存在意義は、自分が何度も言ってきた通り、不動産を「いつでもどこでも」「気軽に」売買できる世界をつくること、そこに貢献すること。住まいの所有という活動には人間の根源的欲求の充足と幸福感の源泉があると信じているし、不動産業界の人間としては、今後如何に社会全体の取引需要と顧客あたりのLTVを高めることができるかがビジネスとして超重要だと思ってる。

「体験」から、不動産売買を近く、永い存在に。

レリーズプラットフォームのプロダクトバリュー

機能的には日々強化されているので、当たり前だがこの基盤を使ってできることは昨日よりも今日、先月よりも今月、飛躍的に増えていく。年内には大掛かりな新機能をいくつかローンチする予定。ご期待ください。

あと、本当に人手が足りない。一緒にやりたいという人がいたら、全方位で採用していくので、是非連絡が欲しい。よろしくお願いします。

設計時の一コマ。こんなことを何十回とやった。すでに懐かしい。自分の頭の中を言語化して、可視化してもらって、整理していく過程はしんどかったけどめちゃ楽しかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?