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シード1億円調達で、GOGENはなにを目指すのか

こんにちは。GOGEN株式会社CEOの和田です。
2022年4月21日、僕は31歳の誕生日を迎え、GOGENはシードラウンドの資金調達を発表しました。
※調達の詳細はこちら

人生最大の誕生日プレゼントです。調子乗りました。頂いた資金を使ってこれからGOGENは成長していかないといけません。多くの人に会社を知って頂ける良い機会なので、会社PRを兼ねてGOGENの目指すポジションやアプローチを簡単にご紹介したいと思います。


GOGENとは

  • 2021年11月に創業した、スタートアップ

  • 公式HP:https://gogen.jp

  • 領域:住宅領域のプロップテック(不動産テック)

  • プロダクト:不動産売買の電子契約SaaS「Release(レリーズ)」

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日本のプロップテックの現状

不動産テックは成長市場です。毎年どんどん企業やサービスが増えています。不動産テック協会が制作しているカオスマップから考察します。

出典はこちら

見渡すと住宅系が中心で、その中でも以下の特徴があります。

  1. 業務支援領域やメディア領域が多い
    所謂「B2B×SaaS等による業務効率化・コスト削減」や「広告費モデルのプラットフォーム」などの領域です。リクルート(suumo)、ARUHI、GA technologiesや日本情報クリエイトなど、上場会社も目立ちます。

  2. 不動産取引支援を行うB2B2C領域(特に売買領域や金融領域)が少ない
    各ジャンルを細かく見ると、B2B2C領域、すなわち不動産会社の顧客接点までを対象としているテック企業が少ないことが分かります。特に売買領域については、顧客との新たな取引手法を提供するサービスや、顧客との一連の取引のフロント部分を支援するサービスは少数です。
    また左上の一角の比較的小さなスペースが金融領域ですが、不動産取引に不可欠なこの領域にも、まだまだ大きな可能性が秘められているのではないかと感じています。


世界に目を向けると

先日WealthPark研究所から、世界の居住用不動産関連テクノロジーの潮流を解説する白書『WealthPark Global Residential PropTech Study 2022 Vol.1』(参考)が公開されました。海外でテクノロジーがどのように不動産に活用されているのか、どのようにスタートアップが資金調達・成長を遂げているのか等がコンサイスにまとめられている興味深いレポートです。今からVol.2が楽しみです。

海外で大きな調達を実現する等、注目されている住宅系プロップテック企業の例を見ると、不動産取引自体のプラットフォームや、金融に関するサービスを提供するスタートアップが目立ち、前述の本邦プロップテックとは状況が大きく違うように思われます。
商習慣や関連法令の違いも大きな要因の1つとは理解しつつも、当領域における海外とのギャップに潜む付加価値を、GOGENは狙い、更に高めてきます。これは日本における他サービスとの差別化のみならず、世界で戦える事業を生み出すことにも繋がると信じています。


GOGENが目指していること

GOGENが目指すものについて、プレスリリースでは下記のように表現しました。

当社は事業を通じて、不動産売買に係るDX推進/UX創造を実現し、デベロッパーや仲介会社など不動産売買に関わるあらゆる事業者の取引価値を最大化することを目指してまいります。

「不動産取引価値の最大化」とは、端的に言うと「もっと不動産を高く売ろう」「不動産を取引1件あたりの収益(LTV)を大きくしよう」という考え方です。目標は市場規模を大きくすることです。これは何よりも不動産事業者のメリットとなります。
その実現にはエンドユーザーの体験価値をつくっていくアプローチが欠かせないと考えています。顧客のニーズや価値観は変化・多様化しているため、デジタルやデザインの活用でそれに対応していくことで、不動産売買が更に活性化される筈です。

思えば僕はデベロッパー時代もそんなことばっかり考えてやっていました。

  • マンション開発における@cosme(参考)やniko and …(参考)とのタイアップ
    →物件の世界観を際立たせることで、より高く売れないか?

  • 購入者向けアプリの開発(参考
    →購入時の接点を継続し、収益に転換できないか?

  • マンションMaaSのプロデュース(参考
    →駅遠の立地の利便性を上げることで、価格を上げれないか?

  • マンションのオンラインストアのプロデュース(参考
    →新たな売り方で利益や需要を増やせないか?

こうした僕の特性も活かしながら、あたらしい顧客体験をつくり、それを起点に人口減少・少子高齢化が加速する日本において不動産市場の維持向上に貢献することで、不動産事業者とともにGOGENもその果実を得ることが狙いです。


GOGENがこれから具体的にやること

  1. レリーズは単なる電子契約支援ではなく、不動産取引のプラットフォームを目指していく
    現状は業務支援ツール的な見え方だと思いますが、レリーズはB2B2Cのプラットフォームを目指しています。
    これはレリーズにおける顧客接点上に不動産売買時におけるあらゆるサービスや手続きを内包させることで、業務効率化によるコストダウンだけではなく新規収益獲得を実現していくことを意味しています。
    この領域に興味関心がある不動産会社やサービス事業者とはどんどん事業提携をしていく方針です。

  2. 不動産取引を支援する全くあたらしい金融領域のサービスを用意中
    こちらについては、近日中のリリースを予定しています。本当に近日中ですお楽しみに。


以上、GOGENという会社についてでした。資金調達は通過点でしかないので、引き続き気合入れて毎日頑張るだけです。不動産業界という巨大なマーケットに一緒に挑戦する仲間やインターンも募集しています。まずはカジュアル面談でも大歓迎です!

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単純に僕のお小遣いが増えます