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38歳看護師乳がんになりました(4)

検査結果を聞くだけで

検査結果は電話でしていただける、とのことで少し遠方の実家に顔を出しに行っていた時でした。
実家の母も、父も、90歳を超える祖母も、応援してくれて、また泣いてしまった私。
何だか、私は物事を斜に構える気質があるので、素直に好意を受け取れなかったのかなぁ、とも思いいました。

で、その日電話を待っていると、電話での結果、
・造影CTの結果は腫瘍は18mmで、造影MRIの結果腫瘍は21mmだった。
なのでステージ1と2の間と捉えていい。
・他の部分に転移は見られていなかった。
・Ki67の数値も凄くいいって訳ではないけれども基準値ではあるためそこも微妙。
・癌のタイプがトリプルネガティブというものなので、ステージ2以上であれば術前にも抗がん剤をすることが一般的だが、私の場合ちょうど合間なので嫌であればしなくても良さそう。

とのことでした。

私の中では、術前に出来れば抗がん剤治療をしたくないという気持ちが大きかったです。

何故なら抗がん剤治療は一般的に癌を小さくする、癌をたたく、というイメージがありますが、私の中では、抗がん剤治療をすると抵抗力も下がるし免疫力も下がる。そもそも抗がん剤の扱い方に関して、看護師として働いている時に見ていると、何の毒物だろう、というくらい厳重に扱うものなので、可能であればしたくない一択しかありませんでした。

それを以前にも伝えていたため、しないという方向で治療をすすめて行くことに決まりました。
乳房を部分的に取るのか、全部取るのかは最終的にはまだ方針は決まっていなさそうな雰囲気があったので、ドキドキしながら結果を聞いておりました。

怖い。
ほんっとに、ただ怖い。

でもとりあえず転移がなくてよかった。というのが一番かなと思いながら、実家で過ごしながら電話受診という形で聞きました。
手術日に関しては、一度手術をする市立病院へ受診した際に相談する、とのことになったので、ドキドキしながら市立病院へ受診することになりました。
その時点で11月10日前後だったので、早ければ11月には手術が出来るんだろうか、どうなんだろう。私の派遣の期限は12月までだけどいつまで働くことになるのだろう。等々悩みは尽きない感じで過ごしておりました。
体のことだけ悩める訳でもないというのが人生甘くないところだと感じながらも、自分のことを守れるのは自分だけだ、と実感できた感じがします。

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