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看護師が転職した際に効率よく業務を覚える方法

転職経験だけは豊富ですが、仕事が覚えるのは早いと言われる私の、業務を効率的に覚える方法をお伝えしていきたいと思います。


最低限の物品の位置を覚える

最初は迷子になるんじゃないかと、どこの病院に行っても思います。外来の位置、レントゲン室、病室の配置、物品の位置、よく分からない病院ルール。沢山色々なことで迷われる方も多いはずです。まず、最初の1週間働いた時に、これを私は徹底して覚えるようにしていたのが、まずは物品の位置でした。

バイタルサイン測定のものの位置

病院によって、体温計は患者さんのところにあったり、まとめて看護室に置いていたりマチマチです。血圧計やSPO2モニターも、働いている人の人数分ない所があるのがざらにあります。最近まで働いていたところは、各チームに血圧計、SPO2モニターが2台しかなく、手が空いてる日勤者が全員分バイタル測定を実施する。なんてところもありました。また、5本体温計を束にして使用している病院もあり、そういうところは体温計をどこかへ無くしてしまうリスクもあるため注意が必要です。

点滴や採血等のミキシング台と周辺にある必要物品

絶対に行うであろう点滴のミキシング。ミキシングに必要な物品がどこにあるのか、初めに把握していた方が動きやすいので、これは是非慣れるまで何度か細かいシリンジの位置や輸液ポンプ用のチューブがどこか、等聞くかもしれませんが、覚えておいて損はないです。

おむつ用品やシーツ、更衣類の位置

急におむつが必要になること、シーツが汚れてしまうこと、多々、多々ありますよね。急に必要になることが多いので、この物品の位置も覚えていた方が、スムーズに仕事が回ります。

ゴミ箱の位置と分別について

案外、病院によってちょっとルールが違ったりすることが多いので、特に点滴類のゴミの処理方法は前の病院と同じではないと思っていた方が良いかもしれないです。


pixabayより

出来るだけ気さくに誰にでも笑顔で

人間関係がどうなってるか把握する 

これ、案外把握するのが難しいですよね。何だか私は働き始めの時は基本的に無の状態で働いていますね。パッと見怖そうで早口だけど、実は面倒見が良いしキッチリとしてる人、とか、実は優しそうだけどきちんと教えることが出来ない人、何だか自分本位の話しか仕事中なのにしない人、等、多種多様の人がいますよね。一番はそこで働く師長、または課長が信頼にあたる人なのか、無茶を言ってこないか、で働きやすさが決まったりします。ほんっとボス次第だなと思います。
性格に難ありな人だったり、何にもしてくれない人であれば、派遣や応援ナースといった期間限定の場合には、過剰なストレスを受ける前に早めに切り替える、というのも大事かもしれません。

信頼できる人を見つけつつ、信頼しすぎない

この人ちょっと遅いけど一生懸命な人だな、とか、ちょっと早いけど優しいな、という人は基本信用しても良いと思います。でも、もしかしたら何かのきっかけでその人にとっての地雷を踏んでしまうこともあるかもしれないので、基本信頼しすぎるのは良くないです。
派遣や応援ナースといった短期の人の場合は、同じ短期で働こうとしている人の方が信頼できたり友達になりやすいことは多いので、そういう人がいる場合にはその人に聞くのがいいかもしれません。

休憩時間の話を聞いておく

あまり私は休憩時間に同僚の話を聞く、というのは好きなタイプではない人なのですが、聞くのも大事です。時折、病んでる発言が多い人、仕事の愚痴が多い人、自分の家族の話しかしない人、静かに過ごしている人、等多種多様の人がいるので、その中で話が合う人と話せばいいのではないかと思います。仲の良い人と休憩時間が被らずに怒ってしまう、といった方も中にはいるので要注意ですね。

pixabayより

分からないことがあれば素直に何回でも分からないという

例えばCV挿入の解除や胃菅挿入、乳幼児の採血など、自分が経験してきたところ以外の部署ではよく知らないことも多々あります。そういう時はもう何回でも聞いていくことと、いろんな人にやり方を聞いて、自分で効率の良いやり方を見つけていくことが大切です。

正社員とパートや派遣では断っていい内容もある

正社員の場合はあまり断れないかもしれないのですが、パートや派遣の場合は、定時で帰れない時間の入院は正社員の人にお願いする、(それか手伝うことを強調しメインで入院を取らない)、受け持ち患者の人数を減らしてもらう、等のことはアピールできます。

パソコン業務には慣れておいた方がいい

病院によってパソコンの使い方は違いますが、大まかに分けて2タイプ程度しかないんじゃないかな、と色々転職してきて何となく同じ会社の電子カルテが導入されていることが多かった気がします。
ちょっとずつ病院によっては違うので、慣れるまで大変かもしれないんですが、タイピングが早いだけで褒められたりする病院もあるので、出来れば慣れておいたほうが良いかなと思います。でも、あまり早くに記録が終わると、自分の分も書いて欲しいという人も出てくるのでちょっと見定めが必要かもしれません。

どの業界でも転職するだけでストレス

自分の環境を変えるというのは、ストレスになることが多いです。
毎回転職した日は数日緊張で眠れなかったりしていたので、きっとすごいストレスがかかっていたんだろうな、と今更ながらに思います。
そんな中中途採用で、即戦力を求められる応援ナースや派遣ナースで働くというのは、働く側にとってもストレスになりかねません。
初めの印象が肝心だと、私は常々思いましたので、これから転職するみなさんは頑張って欲しいなと思います。

また、私は派遣や応援ナースで働いていた経験も長いのですが、今回乳がんになって、保障の少なさを実感しました。
ボーナス、退職金が貰えない。有給はあるが病休はない。
病院で派遣を切られることはなかったですが、時折施設ではあったので、それも注意が必要です。
病院での看護師の待遇、有給消化率や給料、前残業なくす、等が改善すれば、応援ナースや派遣ナースという、お金を中抜きされる制度をなくして正社員で働いているスタッフに還元できることだと思います。


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