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株式投資で資産形成・心構え編13

金融危機の頃は、株だ株だ株だ!株を買え愚民ども!と言っていました。(言い方)
現在は投資に値する水準ではないと考え、どちらかというと自分や、コミュニティの形成に時間とお金を使っています。

2013年に書いた株式投資心構え編(全15編)が出てきたので、記録としてnoteに残しておきます。
この頃にこんなこと言ってたんだぞ!という証明のために(w

もうだいぶ状況が変わってしまったこともあれば、10年経った今でも使える要素もあるかと。適当に使えるとこ拾ってください。

今は一切株について書いてませんが、また暴落し始めたらめちゃくちゃに書きまくると思います。(そのときはよろしくね)


2013年12月22日

良い企業とは

経済は経世済民の略語です。けいせいざいみんと読みますがその意味は「世を經(おさ)め、民を濟(すく)う」であり、すごく、噛み砕いて言うと、経済とは「世の中、良くしようぜ!」という行動全般を指す言葉なんです。
これが意味としては微妙に違う「economy=経済」となってしまっていることでややこしくなっているんですね。
なんだか「god=神」と似ていて、個人的には面白いのですが。

今回は、本来の経済として考えた良い企業とはなにかを、個人的な見解で書きたいと思います。

条件はたった二つです。
1:世の役に立っていること
2:自立していること

利益至上主義では、株主資本を基準にしてどれだけ稼いでいるか、ということが重視されています。株主資本利益率といって、これが高い企業=正義みたいになっています。
しかし、この基準でいくと、前のノートで書いた任天堂はダメダメ企業になります。資産の大半を遊ばせているととらえられてしまうでしょう。

長期投資家が、根本的になんで投資するのかといえば、良いと思う製品やサービスで世の中を良くしたいからです。企業は黒字である限りその企業の製品やサービスを世に送り続けられます。そう考えると、長期投資家にとって重要なのは、その企業の存続性なはずです。
決して株主資本利益率の高低ではありません。

諸外国の利益至上主義もおかしいですが、日本も逆の意味でおかしなことをしています。
良い企業ではないのに、一部の人の既得権益のために、税金を使って存続させるという、俗に言う「ゾンビ企業」ってやつですね。
こういう企業は、何をしているかよりも、無くなっちゃうとめんどくさくなるかどうかを基準として救われているものがほとんどです。

慢性的に赤字では、どんな事業だろうがどこかでなにかが歪みます。人がなにをするにもまずしっかり食事を摂っていないと満足に動けないのと一緒です。
「継続は力なり」の言葉どおり、一時的な動きでは世の中は変わりません。継続してなにかを成すには、自立していないといけないのです。

行っている事業が素晴らしく、長期金利+1%くらい配当金を出した残りが、最低でも収支トントン以上なら、十分良い企業といえるでしょう。
たとえわずかでも純利益がでれば、利益剰余金として企業の資本に積み上がります。それだけで、株式の価値は上がります。自立さえしていれば、過剰な利益は必要ないのです。

投資活動を含めた経済活動は、本来は経世済民の考えをもとに生まれたものです。しかし今現在、多くの人がもっているイメージは「金儲け」というような汚いものではないでしょうか。
お金が増えるのは、感謝の証です。人々の生活を豊かにし、最終的に心を豊かにしようとする企業。また、そんな企業が苦しんでいる時に、応援するつもりで買い支える投資家に対し、ありがとうのリターンなのです。

イメージは自分の心の鏡です。投資に対し悪い印象を持っている人は、自分がそういう行動をしているのです。そして次の世代の子供たちはその背中をみます。
子供が大きくなって、「経済?経世済民のことでしょ?」て当たり前に言っちゃうくらいの社会を、僕らが作っちゃいませんか?

こういうことを書くと「立てよ国民!ヽ(`Д´ )ノ」と言いたくなってしまいますね。


2022年追記:
この記事がクライマックスですね。立てよ国民!ヽ(`Д´ )ノ
あとは消化試合(w

経済は経世済民の略なんだよってのが余裕があれば二番目に持って帰ってもらいたい。
そんなことより任天堂いうてしまってますね…。

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