株式投資で資産形成・心構え編11
資産形成は時間を味方につけること。長期に耐えうるお金を投資可能額として市場に投じる、つまり長期投資といえるのです。
では、よく耳にする長期投資の長期とは、どのくらいの期間をいうのでしょうか。
そもそも、なんで長期に耐えねばならないのでしょうか。
根本的に考えると、将来を予測する場合、これから何が起こるのかを予測するのは比較的容易なのですが、それが、いつ、起こるのかを予測するのは、ものすごく難しい、てのがあります。
多分、おそらく、長期投資家ってのは、これから何が起こるのかを予想して投資をして、いつ起こるのかはあまり考慮していないんだと思います。
なのでこれは確実に起こると予想したら、たとえ長期戦になったとしても大丈夫なように投資する。
暴落がきたらそのうち景気回復するよね、いつかわからんけど、と予想して、皆が売っている時に買う。
つまり、長期的な視点でもって投資を行うのであって、期間で物事考えていません。長い目で見た場合、それが最も成功率が高いということを知っているからです。
極端な話、予想したことが次の日に起こったら、そこで売ってしまうでしょう。
しかし、いつになるかはわからないので、長期なのです。
いつ起こるのかを予想するのは、チャートなどをみて、何があってもその期間内で手仕舞いするトレーダーたちです。投資家ではありません。
この国はずっとデフレ状態でしたが、これからインフレへとシフトしていきます。お金の価値は下がります。
国民の預貯金総額や、国の発行額、バランスシートなどを踏まえると、暴落まではわからないけど、国債のバブルは終わり金利は上昇するでしょう。
人口比率、財政、制度をみると、必ず社会保障は何らかの変更があるでしょう。
いつ起こるかは全くわかりません、が、最低限ここまでは長期投資家全員が認識していると思います。
そしてこれが、どこまでいくのか、国は良くなるのか、人々の状況は、心理は。
全くわかりませんね。
その辺の予想は長期投資家でも人それぞれ違うでしょう。
しかし、きっと、多くの長期投資家はこう考えていると思います。
預貯金だけじゃダメ!絶対!
2022年追記:
10年近く経ちますけど、いやー、耐えてますねー。
先送りにすればするほど、インパクトは大きいんでしょうね。
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