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新しい いのち【HTLV-1キャリアでもある私】回想・・27


コロナ禍がなかなか収束に向かわないなか、娘たちは入籍した。その数か月後、赤ちゃんを身籠ったと報告があった。献血の経験で感染なしの結果ではあるけれど、大きな喜びのなか少し不安がかすめた。
産婦人科では、妊娠3か月頃で、HTLV-1、他の検査も行われたという。母親(私)がキャリアと伝えると、医師も看護師も気にかけてくれ「もし感染となっても、母乳をあげられないけれど、だからと言って発育に問題ないからねー。」と明るく接してくれたという。娘はキャリアでない自信があったので心配はしなかったという。結果、感染していなく、やはりホッとした。 そこの産院で出会った助産師さんによれば、母親がキャリアなら、初乳だけ与えるとして、あとは粉ミルクにと指導するという。その助産師さんの過去の経験を話しているのかもしれないが、私は数回、研究者の方々の発表で、母乳指導についてお話を伺ったことがあるが、母乳を与えるのは3か月までが望ましいとのことが主流のようだが。その辺りが、いつもモヤモヤしている。 統一されていないってことは、ハッキリと確証がもてないという研究段階かもしれないし、よくわからないのである。最終的に、その母親に断乳の時期を選択させる・決定させる事ってあまりにも大きな負担であると感じる。心に寄り添う専門家は絶対に必要だと思う。 日々研究に挑んでいらっしゃる医師の方々に感銘を受けながら、ご研究内容に注目させていただいている。


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