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「もう・・つかれたよ😢😢😢」【HTLV-1キャリアでもある私】回想・・5

 

生活の収入は、自営業者である夫の収入と、少ないながら私のパート収入である。夫の仕事の方は、流行ウイルスの影響で収入がかなり減少していた。私は夫との仕事もしている。

パート収入の方も不安定であった。仕事を早く切り上げさせられたり、急な残業が数時間も急に入ってきたり。稼げるからと頑張っていると、いつの間に上司の仕事も負っている状況であった。どんどん心も体もしんどくなった。 今、このご時世だからと言い聞かせるのだが、とにかく疲れた。

春や秋・・季節の変わり目に、胸が苦しくなったり、せき込むことがある。ドライマウスも辛いし、疲れてくると膀胱炎の繰り返しだ。咳こまぬよう、喉スプレーやのど飴は仕事の合間に隠れて利用していた。咳喘息が起こらないように、吸入薬も常備していた。 トイレは、頻繁に行かないように水分を取らないようにしていた。職場の人間関係がギスギスし始めてきた。流行ウイルス感染者も出て噂になっていたり、対応の上手く出来ない上司は怒鳴り散らしていた。上司から仲の良い同僚へパワハラがあり、私は激怒し反論したこともある。賢いやり方でない事はわかる。正直クビになってもいいと捨て身にもなっていた。どんどん同僚が辞めていった。反論したって解決できない。私も周りも何かがおかしくなってきた。 うちに帰ると、どっと疲れがでていた。


そんなある日、私とは疎遠になっている夫母から電話がくる。。「○○の事(つまり夫である)を任せるので。面倒見てやって。」と言われた。虚しくなって私から早々に電話を切る。ここは大人になって「ご安心ください。」って言ってあげるべき?心にもない事は言えない。 任せる?面倒をみる?これ以上私にどうしろと言うのだ? 

わざわざ「息子を宜しく。」と電話してくるのは、息子の行く末がよっぽど心配なんだ。そうやって生きている夫母を想うと苦しくもなる。義母ではなく夫母と書くのも理由がある。夫の名字なんて、出来れば名乗りたくない。「障がい者の妻」、「嫁」とか・・いろんなことが重すぎて仕方ない。夫母は生涯を終えるその日まで「息子が心配。」と言ってくるんだろうな。仲良くはなれないが、夫母に「元気で楽しく暮らして欲しい。」とは願うのは正直な気持ちだ。


もうダメ・・と思いながらも、何とか動けている。まあ、いいか・・と上向きになる時と穴っぽこに落ちるような感じの時と、そんな心理状態の繰り返し。その頃は毎日シクシクと泣いていた。そんな私を夫は心配になって背中をさするのだが・・。何だか夫にも納得できない。 それでも泣いたら、少しは気が晴れる。


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