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15人が繋いだ“なやみのタネ” SOZOは終わらない⁉企画の裏話シリーズ#1

2023年10月7日、岩見沢市の駅横にて開催されたイベント”SOZO”。
10代のお祭りをテーマに様々な企画がブース出店を行ったこのイベントに、私たち社会連携サークルきづき・きずきからは3つの企画が出店しました!

今回の記事では、イベントの裏話を伺いながら、北海道大学社会連携サークルきづき・きずきがどんな取り組みをしていたのか?メンバーがイベントを通じてどんな気づきを得たか?ということについて、探っていきたいと思います!


“なやみのタネ”企画を探っていこう。


今回は“なやみのタネ”の企画運営を担当した鈴川さんに代表してもらい、お話を伺っていきます★

名畑:鈴川さん、おはようございます(朝9時)。

鈴川:おはようございます。 よろしくお願いします。

名畑:始めに、読者の方に向けて簡単な自己紹介と最近想像or創造したことを教えてください。

鈴川:北海道大学二年生の鈴川です。 えー最近想像したこと…(長考)

名畑:出てこない?

鈴川:最近なんもクリエイティブなことしてなくて笑。

名畑:そうか笑。じゃあ、何か最近こんなこと考えてる~みたいなことはある?

鈴川:あっ、思い出しました!授業中に、教授が海外学会に行った時の紹介をたまにするんですよね。それで、「あ、海外行ってみたいな」と思ったので、ちょっと英語の勉強をし始めようかなと、そういう機会を作りました。

名畑:おお、素晴らしいね。大学生って感じだ!
 

どんな企画だった?

名畑:まず私から“なやみのタネ”について簡単におさらいしますね。

岩見沢駅の隣、SOZOの会場に立つ一本の木。
そこに行くと、“タネ”を模した紙に悩みを書きこむことができました。“悩みのタネ”を木に吊るすと、他の誰かによって悩みへの"答えの花"が繋がっていきます。会場に来た、まだ会ったこともないような人とのつながりを感じてほしい。そんな企画者の想いからスタートした企画でした。

この企画が出来上がるまでにどんな過程があったのでしょうか?

果たして、企画者の想いは叶えられたのでしょうか?

それでは聞いてまいりましょう…!

“なやみのタネ”実現までの悩みの種?

名畑:さて。鈴川さんは今回のイベントで、企画運営を初めてメイン担当という形でやることになりましたよね。不安だったこととか、楽しみだったことはありましたか?

鈴川:そうですね。まず楽しみだったこと。当日どれくらい人が集まってくれて、どれくらい参加してくれるんだろう?って楽しみでした。自分の想定の中だと、なやみのタネが出来上がった時、参加者の数が多ければ結構キレイなオブジェクトになるのかなと思っていたので。

名畑:うんうん。

鈴川: 不安だったところは、イベント当日までに出来ないことが色々あったことですね。会場の下見も企画担当者が(日程的に)誰も行けなかったりしたので。あと天候のこととか、当日のこと、大丈夫かな~と不安でしたね。

名畑:ありがとうございます。“なやみのタネ”は、ざっくり、どんな日程でどういうふうな準備をしてきたのでしょうか?

鈴川:ざっくり言うと…、10月の初めが”SOZO”でしたよね。当日に向けて、7月中旬くらいから、企画の概略といいますか、どういう形態で開催するか話し始めて、9月前くらいに整っていましたね。
でも、9月に入ると、ちょっと担当者それぞれが忙しくなっちゃって。 定期的に会議はしたんですが、なかなか進捗を生み出せず。9月の終盤にやっとアイデアに沿って物品、例えば画用紙などを準備できた感じでしたね。

名畑:なるほど。では、準備することがたくさんあって大変、というよりは、担当者間で日程を合わせて進めるのが難しかったんですね!

鈴川:そうですね。 準備自体はそこまで時間はかからずでした。

名畑:傍から見ていても、こんなにパッと準備できるんだ!って思った印象があります笑。 

“なやみのタネ”は連携の種?

名畑:そんな準備期間を経まして、いよいよ本番を迎えたわけですが、イベントを通じて、最終的にどれくらいの方が参加されたのでしょうか?

鈴川: 10~15人ぐらいでした。

名畑:“タネ”と“回答”はどれぐらいの比率になったの?

鈴川:僕らの予想だと、“タネ”として悩みを書く側で参加してくれる人が大体3~4割ぐらいで、その回答を書いてくれる人が残りの6~7割ぐらいなのかなと思っていたのですが、実際は、意外とみんな“タネ”の方を書いてくれて。比率的には、本当に予想の逆というか、6:4ぐらいで悩みの方を書いてくれた人が多かったですね。

名畑:なるほど~。実際にやってみないと、なかなか分からないところだよね。

鈴川:そうですね…!

名畑:ちなみに、そのタネと答えの内容は、今後公開されたりするのでしょうか?

鈴川:公開の予定はないですね。僕らの企画は当日で完結する形でやっていましたから。
でも、当日に別の企画の方とちょっと連携しようみたいな話はあったんです!

名畑:ほう!

鈴川:別の企画というのは会場の休憩スペースにあった掲示板的なブースでした。そこに僕らの”なやみのタネ”で出た悩みも表示してくれたんですね。それによって休憩スペースに集まった人達がその悩みについて、ちょっとお話ししたりするみたいな形ができたんです。

名畑:なるほど!そういうのもいいですね!もとがシンプルな企画だからこそ、他の企画との連携もしやすかったのでしょうね。

鈴川:そうですね!

名畑:ちなみに、鈴川さん的に印象に残っている悩みとかありますか?

鈴川:連携してくれた企画の運営の方が、悩みも書いてくださったんです。その方もご自分で笑っていましたけど、「フリーランスを続けるにはどうしたらいいですか?」っていうのがありました。

名畑:あ~、私もあの悩みは印象に残っていますね笑。あれは連携先の人だったのか。

鈴川:これは答えるのが難しそうだなと思って見ていたら、イベントの最後までなかなか解決策がつかない…。まあ、そういうこともありました。

 花を咲かせた“なやみのタネ”企画

名畑:参加された方々の様子を見て、今回の企画で達成したかったことは叶えられたと思いますか?

鈴川:そうですね!今回の企画では、参加される方が自身の悩みを外に出すことで改めて自分の悩みについて考えたり、他の誰かの悩みを見て、こんな悩みを抱えてる人もいるんだなって知ったり、人の気持ちを考える機会にして欲しいというのが、僕が一番叶えたかったことでした。自分の悩みを外に出して改めて考えるという点では、実際に書いた方々が「やっぱり書いてみると違うね」みたいな話をしてくださったりして。

名畑:おお!

鈴川: 「朝起きられない」とか、日常的な悩みもあったんですけど、意外とセンシティブな深い悩みを書いてくれた方もいました。そういう悩みほど、「外に出して考えるといいかもしれませんね」と、お客さんと話したりもできたので、良かったかなと思いますね!

名畑:いいですね~。そうやって繋がりができて、達成したかったことが叶えられたんですね。

鈴川:そうですね。欲を言えば、もっと規模を大きくしたかったですが。

名畑:それは今後の課題になってくるのかな。

鈴川:そうですね。

気づいてもらうことの大事さ

名畑:当日の運営時には、想定外のことが起こったり、それに対応したりといったことはありましたか?

鈴川:想定外なことと言うと、思ったよりもお客さんを入れられなかったなと。いや、というよりも、もともとの想定が結構甘かったなって。

名畑:なるほど。

鈴川:自分でも後からすごく思ったんですけど、ひと目で僕らの企画が分かるような掲示物を今回用意していなかったり、他企画にあったような看板も、僕らの企画は無かったりしたんです。だから、お客さんが道を歩いている時に「あそこで企画をやっているな」とわかる機会が少なくて、想定より人が集まらなかったのだと思います。

名畑:そんな中でも10~15人参加されたということでしたが、どうやって参加のキッカケを掴んだのでしょうか?

鈴川:それはですね~。スタンプラリーで会場を回っているお客さんを引き止めてっていうこともありましたし。 僕らの企画ブースが休憩スペース内にあったので、そこで話したりしていたお客さんらに、「僕たちの企画やっていきませんか?」と声掛けしたことで、どうにか集まったかなって感じですね。

名畑:結構、営業を頑張ったんですね!

鈴川:そんな感じです笑
 

企画運営をしたから見えてきたこと

名畑:今回の企画を通して、鈴川さん自身にも気づいたことor築いたことがあったのではないかと思います。企画を立てたところから、当日運営までを振り返って、どうでしたか?

鈴川:そうですね。企画が終わってからサークル内で反省会というか、当日の様子をシェアしたんですが、やっぱりこう当日の想定が甘かったなっていうのが一番。当日の色々な可能性を前々から考えとかなきゃいけないなって、改めて思いましたね。

名畑:みんなで振り返りをして課題を再認識できたんですね。

鈴川:そうですね。再チャレンジの機会があったら次もやりたいね!みたいな話もちょっと出ています。
もしやることになったとしたら、今回出た反省点とか、想定外だったことも踏まえて、当日どう転んでも大丈夫というか、どう転んでも自分のやりたいことをある程度果たせるぐらいには想定しておきたいなと思っています!
同時に、これが企画運営の難しい部分だなって気付きましたね。

名畑:かなり色々な学びが得られたんですね。

鈴川:そうですね!ウラを返せば、たくさん学ぶこともできました。

名畑:いい経験でしたね。 “なやみのタネ”という企画は、場所を選ばないし、準備自体も簡単にできるから、いろんな機会で展開できそうで、今後ますます楽しみな企画というふうに私も思っています!
 

「これからやりたいことは?」への答え

名畑:最後の質問になります。これから鈴川さんが「こんなことをやりたい」とか、「やるならこういう風にやりたい」とか、今後の展望を教えてください!

鈴川:はい。まだ具体的なことは全然話し合っていないのですが、個人的には“なやみのタネ”がそうだったように、企画に参加してくれた人と話せるような企画がいいなと思っています。今回の企画でも、悩みを書いてくれている時に「あっ、その悩みありますよね~」みたいな話から色んな話題になったりもしたので。

やっぱり人と話す時って、その話がどう転がるか誰も予想できないじゃないですか。それが楽しかったので、来てくれたお客さんと交流できたり、お客さん同士も交流できたりっていう企画を今後もやれたらなと思います。

名畑:なるほど、今後がとても楽しみですね!! 鈴川さん、ありがとうございました★

鈴川:ありがとうございました!

編集者コメント:
今回は2023年10月7日に開催された"SOZO"イベントでの"なやみのタネ"企画について裏側を聞くことが出来ました。実際に企画を作る側になってみないと見えて来ない難しさが見えてきましたね。それと同時に、やってみて初めて感じる面白さにも気づくことができたのではないでしょうか?

終盤にもあったように、"なやみのタネ"企画は今後別のイベントでも実施する可能性があります。今度は読者のあなたも参加してみませんか!?

次回は、”岩見沢ラーメンを考えてみよう!”企画についてインタビューしていきます!ではまた!(続く)
 

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