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マルタで過ごした1年 【景色編】


今から5年前、マルタ共和国に留学していた時の記憶を辿ってみる。

海外で過ごした時間が本当にあった? と不思議に思えるくらい歳を重ねたけれど、海外にまた行きたいという気持ちは今でも出てくるし、なんとなく今だから振り返ってみるのも面白いかもと思って書き出してみることにした。

まずは、マルタで印象に残っている風景の話をすることにする。



マルタで撮った写真はカメラに少し残っていて、データを引き継いだスマホの中にも残っていたりする。

出発前にミラーレスカメラを中古で手に入れたけれど、とにかく写真を撮るのは下手だった。しかも、当時の私は明るい写真ならいいだろうと白飛び写真ばかり撮ってしまっていて、加工で誤魔化すのにも限界がある。

過去の自分を責めてもどうにもならないので、写真の質が悪いことは理解してもらえたらと思う。笑


海に続く道(ブルーグロット)

マルタ生活を始めて3ヶ月経った頃、ブルーグロット(青の洞窟)と呼ばれる場所に向かった。小さなボートに乗って岩壁の周りを周遊するアクティビティで、海に続いていそうな1本道は今でも記憶に残っている。


見渡せる地中海(ブルーグロット)

バス停を進んだ先から道を逸れると、崖の上から海を見渡せるスポットがある。たくさんの観光客が写真を撮るけれど、柵はない崖だから少し勇気が必要だと思う。
ここからの景色は水平線しか見えなくて、地中海を眺めるにはおすすめ。




マルタには本島の他に、ゴゾ島、コミノ島という2つの島がある。
フェリーに乗って離島に向かうのが好きで、滞在中3〜4回ほどゴゾ島に渡った。コミノ島は自然がそのまま残されている小さな島で、マルタで1番綺麗な海を見ることができる。


タピーヌ教会(ゴゾ島)

人々の病を治すと昔から有名な教会らしい。
街の中心のように栄えているわけではない所も、散歩するだけで楽しめるのは海外あるあるだと思う。



ラムラ湾(ゴゾ島)

基本マルタはロックビーチが多い。砂浜が綺麗なビーチは少ないけれど、ここは砂の色が特徴的で海も綺麗だった。
砂浜の左右どちらにも展望台のようなスポットがあって、高い位置から海を眺めることができる。

この近くにある洞窟には砲台があったらしい


反対側からの景色



マルタで1番の透明度(コミノ島)

ハイシーズンは特に人がごった返していた。ただ、海の透明度がとにかく高いから、それだけで感動する。




観光スポットのひとつに、港町で開かれるサンデーマーケットがある。
毎週日曜の朝になると港に出店が並び、魚や果物、お土産になりそうな雑貨が売られる。地元の人から観光客までたくさんの人で賑わう。


伝統漁船ルッツ(マルサシュロック)

ルッツと呼ばれる小舟はカラフルで可愛い。
船の先端の方に"目の模様"が描かれていて、古代エジプト神話が根源と言われている。オシリスの目は海から漁師を守るという意味があるらしい。


小さな港町(マルサシュロック)

港の向かい側には飲食店やカフェが並んでいて、市場を楽しんだ後にランチをする人が多い。どこのお店か忘れてしまってけれど、この街で食べたガーリックシュリンプが最高だった。

街はこじんまりとしている印象




マルタの夏はとにかく暑い。
日本みたいに湿気が多いわけではないけれど、日差しが強い。なのに、最初に通っていた語学学校の寮には扇風機しかなかったことを覚えている。


カラフルな傘

夏限定で傘が開く街がある。
インスタの位置情報を頼りに、近くのバス停まで向かった。近くの家から出てきた女の子に話を聞くと、晴れの時だけ開いていると言っていた。

写真の奥で傘を閉じる作業が行われている


これはこれで可愛い


首都バレッタ

マルタの首都バレッタは、坂と階段が多い。坂の上から色んな景色が見えてくるから面白い。


バレッタの路地裏

散策していると路地裏に迷い込んだりする。




こんなふうに、記憶は意外と残っている。

マルタには昔ながらのバルコニーが並ぶ景観もあれば、近代的なビルが建つ場所もあるし、自然がそのままの土地もある。
色んな景色が混じっている印象を持って帰国したけれど、私がマルタにいたのはコロナ前だったから、この数年で少しずつ街も変わっていると思う。

いつかまたマルタには行ってみたいし、今度こそ白飛びしない写真を撮りたいなと思う。

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