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競合調査ワークショップ 後日談

1月29日(金)に
GrowGroupが主催のGROWUPという勉強会で講師を経験させてもらいました。


その日の動画を公開しても良かったのですが
録画が途中からなのと、オンラインなので参加された皆様のお顔が晒されてしまうので
今回はnoteに後日談という形で改めて
当日お伝えした内容に似た形で競合調査に関して書いていこうと思います。

そもそも何で競合調査が必要だと感じているのか

成果が求められるWeb広告業界にかれこれ3年以上いますが
そのWeb広告業界で成果を出していくには必要な手段だと感じたからです。

いきなり余談ですが
僕は新卒の頃、大手の歯車になるくらいなら
ベンチャーみたいな小さな会社で自分で仕事している感覚とやりがいを感じたかった。
その頃に見つけたのが1つ前の社内に制作チームを抱えるWeb広告会社でした。

そこからWeb広告と触れ合っていき
Web広告業界はもう数字だらけ。数字に追われる日々でした。
そして何より結果を出したもの勝ちというか、
結果を出さないといけない業界です。

そんな業界の中でどうやったら成果を出していけるのか…。
改めて考えていったところ1つの手段として競合調査を欠かせないと感じているからです。

競合調査の目的、やる意味

このGROWUPでは上記を目的としました。

競合調査は相手がどんな会社なのかを知る手段として使われることが多いですが、僕はそれだけではダメだと思っていて。

というのも、例えば自分自身と誰かを比較するときに

『あの人は足が速いよね。』『あの人は数字に強いよね。』

だけで終わってしまってたら何かもったいなくないですか?


あの人は足が速い。そこは自分にとって勝てない部分。
でも跳躍力なら負けないから、そこは自分の強みだ。

高校の頃が陸上部だったのでそれに親しい例を出しましたが
このようにまず自分自身を知ってから他者(他社)と比較しないと
やる意味ないと個人的に感じてます。

相手を知るだけじゃ戦うときにしんどいですからね。

まずは自分を知ってから他社がどうなのか
それを知った上で自分の武器(今回だとLP、Webサイト、広告とか)に反映をしていく。

これが競合調査の目的だと感じています。

競合調査の目的や必要性を知った後は
実際のやり方はどうやるの?となるかと思いますが
今回は簡易的なやり方を教えますので
何か参考というか刺激になったら嬉しいです。

普段は有料ツールを使って行っていますが
今回はツール無しで誰でも使えるやり方を紹介します。

競合調査のやり方3つ
(※トレーニングジムを題材にしてます。)

まずは上の画像の3つになります。

1,競合他社のコンテンツの洗い出し

まずは競合他社のコンテンツの洗い出しになります。

自社のコンテンツがある場合は
まずは自社のコンテンツを洗い出してから行うことをおすすめします。

上の画像が一番分かりやすいのですが
サイト上に掲載されているコンテンツを洗い出していく工程になります。

Web業界に携わっている人であれば
『サイトマップを洗い出す』と言ったほうが分かりやすかもですね。

これを行うことによって

・他社に共通しているコンテンツ
・自社にしかないコンテンツ
・他社にしかないコンテンツ

以上3点が洗い出されます。

他社に共通しているコンテンツ
これを洗い出すとその商品やサービスのユーザーが気にしているコンテンツ
=必須(に近い)コンテンツが明確になります。

自社にしかないコンテンツ
これは既にサイトが制作されてコンテンツがあることが前提条件になりますが、他社と比較することによって
このコンテンツってうちにしかないんだ!
これって強みでは?
のような考えに持っていったりできます。
自社にしかないコンテンツがどんなもので
それが武器となるのかが改めて確認できます。

他社にしかないコンテンツ
これは自社にしかないコンテンツの逆になるので
自社の弱み。自社では出せない要素になります。
これが自社でも実現できることならコンテンツとして載せていくのもありですが、おそらくその業界でその会社しか出していないコンテンツを
後追いで出しても敵わない場合があります。
(比較する企業によりますが。)

なので他社にしかないコンテンツは
自社と差別化するための情報源として使うのが良いですね。

以上

・他社に共通しているコンテンツ
・自社にしかないコンテンツ
・他社にしかないコンテンツ

のような3点を洗い出すことができるのが
『競合他社のコンテンツ洗い出し』になります。


2,競合他社との比較要因を設定する。

これは上の画像のように
比較する要因を設定する工程になります。

今回はパーソナルジムを例に出しますが
ジムであれば
・立地(通う場所)
・価格(1回にかかる金額)
・ターゲット(ゴリゴリマッチョが対象なのか、女性だけが対象なのか)
など。

主にサービスや商品を使ってくれるユーザーが何を気にしているのか
ユーザー目線にたって考えていくと比較要因が出しやすくなります。

また、強みに関しては
少し分かりづらいサイトや企業もあるかと思います。
その時にオススメなのがファーストビューを見ることです。

例えば…

GrowGroupのサイト。

参照元:

割とコーポーレートサイトよりの作るになっているので
ユーザー向けに私達はこれが強みです!という形にはなってませんが
成長にフォーカス=成果とかにこだわってくれそうだなー。
というのがこのアクセスして最初に出てくる画面(ファーストビュー)を
見た時に感じる部分ですね。
なのでGrowGroupの場合だと

成長(成果)にこだわってくれそう。

これが強みになります。

もう一社出させていただくと
僕の尊敬している会社の1つbaigie(ベイジさん)。

参照元:

この会社さんはGrowGroupよりも凄くわかりやすく強みを出してくれています。

画像のように

『BtoB企業のためのWeb制作会社』

これがこのnoteでいう強みになります。

このような表現をしてくれている会社さんだと
競合調査をする時ももちろん
ユーザーがWeb制作会社を依頼する時にも助かりますよね。

ベイジさんであれば『BtoBのための』と掲げてくださっているので
BtoBの方であれば、なんかよくやってくれそう。
とファーストビューだけでも思うかと思います。

このようにファーストビューを見ていくと
大体、そのサービスや会社がどんな価値を提供してくれているのかが伝わるので、強みを確認した時はファーストビューはかなり有効的に使えます。

以上が、『2,競合他社との比較要因を設定する』になります。

3,競合他社との比較要因を洗い出す

これは『2,競合他社との比較要因を設定する』で洗い出した比較要因に対して情報を洗い出していきます。

これを行うことで
他社との違いが明確になるので
改めてやってみると自社がどんなポジションにいるのかが知れて楽しいです。

以上

1,競合他社のコンテンツの洗い出し
2,競合他社との比較要因を設定する。
3,競合他社との比較要因を洗い出す

上記3つが競合調査のやり方(簡易版)になります。

この後は武器に反映していく工程になりますが
今回はサイトコンテンツに反映していくことを例に説明します。

コンテンツ設計の具体的なやり方3つ

こちらも競合調査と同じように3つの工程に分けて説明します。

1,競合他社コンテンツから自社に必要なコンテンツを洗い出し。

こちらは競合調査の1工程目で説明したように

・他社に共通しているコンテンツ
・自社にしかないコンテンツ
・他社にしかないコンテンツ

上記の3つのコンテンツから自社に必要なコンテンツを洗い出していく工程になります。
実際行う時は、画像のように色を必要なコンテンツに色を付けるのもいいですし

上の画像のように項目の種類によって色分けするのもやりやすかったりします。
これは正直、自分が分かればいいので自分のやり方を見つけていってください!

2,他社には無い自社の強みコンテンツを洗い出し

これは重複するので今回は省略しますね。

3,コンテンツの順序を設定

今までの工程で競合調査を行い自社の強み・弱み、他社の強みを明確にしてきました。
そしてその強みに対してどんな武器(コンテンツ)が必要なのかを洗い出してきました。
ここまで来たら最後に洗い出したコンテンツに対して
ユーザーに自社の強みが伝わりやすいように順序を付けていきます。

これを行うと自社の強みが明確になったWebサイトないし、
LP(ランディングページ)が作れます。

かなり簡易的なやり方にはなりますが
ツールなどを使わずできるやり方なので
これを行ってから追加どんな情報を知れたらやりやすいのか
どんなツールがあると作業効率が上がるのか
そういった視点からツールを選べるようになったりするので
刺激になったら嬉しいです!

当日使った資料も公開しておきますので
良しなにお使いください!

※pdf内にあるスプレッドシートのURLもダウンロードなど行い、使って大丈夫です!


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【note書いた人】

イマエダ コウキ
▼趣味
・写真(見るのも撮るのも好き)
・セルフポートレート
・音楽(邦ロックから洋楽までいろいろ聴く)
・ライブ、フェスに行くこと。

【レコメンド記事】

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▼GrowGroupのことよく分かるページ

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