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眼を入れる

私は鳥が好きなので、何もすることがなくなると、鉛筆で鳥を描くのを趣味の1つとしている。

いつも難しいのは、鳥の眼を描くことだ。
眼は、生命の象徴だと思う。
これが活き活きしてないと、変な絵になる。
どれだけ嘴や、羽毛や、羽根が美しく描けても、眼が変だったら鳥は死ぬ。

さて、この記事のアイキャッチに使っているのは、ついこの間、突然思い立って描いたヒヨドリの顔。

難しい。やっぱり私には、少し変な顔に見える。
これでも、何度も眼を描き直して、マシな方なのだが。

でも、私のような素人が、そうバンバン生きた絵を描けるなら、画家の商売は上がったりなのかも知れない。
だから描けなくてもよいのだ、と自分を慰めることにしよう。

しかし、なぜ鳥ばかり描くようになったのか。

誰が言ったか忘れたけれど、「鳥の声は私を呼んでいる」という言葉が好きで、
確かに鳥の声がすれば、瞬間的に我を忘れて声の方向を探してしまうようなところがある。
姿が見えれば、可愛い小鳥が左右を伺っている。

そういう感じで、鳥を見たりその声を聞いたりするのが好きで、図鑑などを買ってしまい、
よく見るために模写をする、というのが定番になったというわけ。

ヒヨドリは、ボサボサっとした頭が可愛いと思う。
うちのマンションのベランダにも、よく来るので、街なかでも馴染み深い鳥ですよね。