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家事はわたしを魔女にする

『西の魔女が死んだ』という作品を知っていますか?

中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。

毎日のシンプルな繰り返しに集中すること

主人公のまいちゃんは、西の魔女ことおばあちゃんに生活の手ほどきをうける。野苺をつんで煮詰めてジャムをつくったり、鶏を飼って卵をもらったり、ベッドメイクをしたり、洗濯物をほしたり…。そこで大切なのは、自分のことは自分で決めること。それを毎日続けること。

だんだんとまいちゃんはできることが増えて、自分に向き合うようになる。

家事は魔女になれる儀式

そのときふと気づいたのです。実家で暮らすよりも心が落ち着いていると。それにはいろいろな理由があると思うけれど、最大の理由の一つは家事だったのではないかと。

わたしはとっっっても面倒くさがりな子供だったので、実家で家事を手伝うのが大の苦手でした。料理だってほとんどやってこなかった。母に!やってよと言われるたびに、いま勉強しているからと逃げていたのです。もちろん本当に勉強していた時もありましたご、だらだらごろごろと怠けていたり、ゲームしていたりすることのほうが多かったりしました。

結婚してじぶんで家事をすることになり最初は大変に感じたけれどすぐに慣れました。むしろ、自分でやることを決め一つ一つ淡々とやっていくことに穏やかさを感じたのです。手を動かして何も考えずにできる。しかも結果がすぐについてくる。これは自分を整える最高の方法のように感じてきました。

心が落ち込んだり疲れた時こそ、思考をとめて魔女修行に励む!まだ楽しくなりそうです。

そして人生は続きます。




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