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本当は、会社員の人にこそ聴いてほしい ポッドキャスト・独立後のリアル by けいこ

こんにちは。
ポッドキャスト・独立後のリアルを配信している片割れ、けいこです。

2020年4月、コロナで仕事がぱたっとなくなり、突如、時間だけがぽっかりとできた時、コーチの先輩でもありCTIジャパンで共に活動する仲間でもある、はっしーと一緒にこのポッドキャストを始めました。

元旦も、クリスマスイブも、大晦日も、毎週金曜日に配信を続け、なんと90回台に乗りました。まさかこんなに続くとは。

当初の対象は、独立を考えている人や、独立して間もない人を想定していました。
そんな方々に、私たちの体験や考えていることなどを話したら、何か役に立つこともあるんじゃないか? そこが出発点です。

その後、いろいろ試行錯誤したり、ネタが全く思いつかない倦怠期のような時期なども経て、最近は、面白くあることを最優先にしつつ、私たちが日頃感じてること、体験したこと、その体験を経て気づいたことなどを話しています。

おかげさまで、少しずつ聴いてくれる人も増えてきました。

ある時点で会社員を卒業してフリーランスとして生きている私たちの生活は、それ自体が、「独立後のリアル」そのもの。

それをありのままに喋る私たちの話は、リスナーさんたちの言葉によれば、共感できたり、あるいは新しい視点を得たり、時にはハッとする機会にもなっているようです。
さらには、自分もポッドキャストを始めてみたとか、本当に独立してしまった人もいらっしゃって、聴く人たちが何か一歩前に踏み出すきっかけとなっていたら、それは私たちにもとても嬉しいことです。
といっても、責任は取れませんので、悪しからず。

独立に関心のある方々のお役に立っているのは、とても光栄なことなのですが、
最近、このポッドキャストは、もしかしたら会社員の方々にも価値があるのではないか?という気がしています。

というのも、私自身、2019年に独立してから経験することは、あれもこれもとても新鮮で、「こんな世界があったのか!」と感じることが沢山あるからです。

大学卒業以来ずっと同じ金融機関に勤めていた私ですが、
海外留学もしたし、世界各国に友達もいるし、仕事でもいろんな国籍・いろんな業界の人と話してきたつもりだし、いろんな視点を持ってると思っていました。

でも、そういう次元の話ではなかった。

社会的に地位のある方々と接することが多かった職種だったこともあり、
たいへん傲慢な話ですが、
会社員の頃は、自分の周りの人たちが世界の中心だと思っていて、この輪から出てしまったらどんなことになってしまうんだろう?と思っていました。
世界は「大きな会社」や「大きな組織」や「行政機関」などを中心に回っていて、表現を選ばずに言えば、中小企業やフリーランスはその世界の余白の部分にいるのだと思っていました。
正確には、当時は「そう思っている」という自覚がなかった。無意識にそう思ってたんだろうと思います。
だから、会社という枠組みから出ることは、荒れ地に放り出されるようなものだろうと想像していました。

フリーランスになってみたら、全く逆に見えます。
「大きな会社」「大きな組織」「行政機関」などの方が、ごく一部の世界の話。
もちろん、リスペクトはあります。
ただ、世界は、圧倒的に個人や中小企業の生活や仕事で成り立ってる。
企業や行政はそれを支えるために存在しているのであって、主従や上下じゃない。
動くお金の大きさと、仕事の価値ややりがいは、全然関係ない。
そして、荒れ地と思っていたところは、広大な草原でした。

確かに、会社員は特権がたくさんあります。
むしろ、「ごく一部」に与えられた特権だと分かっているからこそ、そこから出るのは怖いということもあるのかもしれません。
ただ、私が特権と思っていたものは、別に大した特権じゃなかった、その代わりに払っている代償もかなりあった、ということにも、今気づいています。

「このポッドキャストを聴いて会社員をやめよう!」 と扇動するようなつもりは毛頭ありません。
実は、こんな世界もあるんですよ、ということを知っていたらどうだろう?というくらいの話。

私も、コーアクティブ・コーチングというものに出会わなければ、こんな世界の存在を知ることは、きっとなかっただろうから。
真っ当に定年退職した後だって、きっと知らずにいただろうから。

今自分が生きている場所が世界の全てだと思い込んでいると、その場所から出ることは、ほとんど死を覚悟することみたいに感じられるんじゃないかなと思います。
生物的な死じゃないにしても、社会的な死を覚悟する、というような。
だから追い出されないように、身を縮めたり、嫌われないようにしたり、無理してでも成果をあげようとして生きる。
「別に、会社員じゃない世界もそんなに怖くないよ」と知れば、毎日の会社員生活がもっと気が楽なものになるんじゃないかな、と。

さらに言えば、別に会社から追い出されても大丈夫だな、まあなんとか生きていけるんだな、とも思えれば、もっと会社と対等な関係でいられるのではないかと思います。

独立は、会社に属しているか、属していないか、という問題ではないと思います。

きっと会社の中にいても、独立の精神を保つことはできる

その精神を保ちながら会社でも勤めることができると、
会社に使われる存在から脱却して、自分自身が面白い仕事をするために、会社という場をもっと使えるようになると思います。

会社ってすごいところです。
お金も、場所も、設備もある。人もいる。
個人ではできないレベルのことがたくさんできます。

今、会社にいるのなら、そのリソースを使わない手はありません。
それは、接待で会社のお金を使いまくれとかそういう意味ではなくて、
例えば、誰かをもっと元気にしたいなら、身の回りの上司や同僚を元気にする。
何か役に立つ情報を発信したいなら、まずは社内で発信する。
何か新たなサービスを開発したいなら、社内でやってみる。
もし外の世界に出て挑戦してみたいことがあるなら、今勤めている会社は、それを練習する最高の場所です。

そうすると、きっと会社に行くことが楽しくなる。
そして、実は、会社もそれを待っていると思います。
全員じゃないかもしれないけど、その新しい取組を認めたり喜んでくれる人は必ずいます。


フリーランス、かつ、人の本質的な変容をお手伝いしているプロのコーチである私たちの話からは、そんな風にに動くためのヒントを得ていただけるのではないかな、なんて思っています。
笑いに紛れて、うっかり聴き逃してしまうかもしれませんが。


社会人って、こうあるべきだと思ってた。
会社員って、こうあるべきだと思ってた。
生きてくって、こういう道しかないと思ってた。

そうじゃない生き方もある、こういう考え方もある。
そんな世界を盗み聴きしてみてください😉

こちらからお聴きください!

人生本気で変えたい人のコーチ2人の本音トーク・独立後のリアル
毎週金曜21時配信。

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