『ドS』なポイチ~2023年9月10日ヴォルフスブルクでの歴史的勝利に寄せて~

こんばんは。就活を始めて約1年と半年、期間限定の職に就いてすぐに稼ぎ口が無くなったり、入社したものの長続きしなかったりで実質無職が続いているどころか、先日訪れた町で熱中症とでん部から足にかけての打撲に加え、出血の怪我を負って救急車搬送されるなど只今人生絶不調の北条加蓮Pサッカー部員のkcでっす。世間ではSoLライブと呼ばれるデレマスライブで賑わっているようですがなにそれ、おいしいの?(金欠につき現地参戦はおろか配信チケットも断念した模様)

重いオープニングはこれくらいにしておいて、そんな不幸を吹き飛ばすような嬉しい出来事が今朝がたありましたね! そう、2023年9月10日、ヴォルフスブルクアレナにおいて行われた日本vsドイツ戦の歴史的勝利です!!!!
あらかじめ言っておきますが、筆者は浅野選手がゴールを決めるまでは負けてもおかしくないと思っていましたし、4点を取ったあとでも「何が起こるか分からないのがサッカー……何が起こるのか分からないのが……」と代表の行く末を超心配していたので、「4-1? はっきり言ってパーフェクトゲームに近いじゃん! こりゃもう世界一は我々日本のものだな!!」なーんて一部にいる楽天的な発言をするつもりは毛頭だにありません。もしそのような発言及び、非サブカルオタク的な内容(要はここではオタクトークも交えるよ~ってこと)をこのnoteにお求めの場合は、さっさとブラウザバックされるのがよろしいと思います。私はオタク的でない文章を書くこともあるので、今日はそういうお客様に文章を読んでいってほしいと思っております。

さて、ここからサッカートークをはじめていこうと思うわけですが、まず皆さんに謝らなければならないことがあります。それは去る2023年6月20日に行われました、日本vsペルー戦の戦評を残しておかなかったことです。
なぜそんなことを最初に言うのか。それはこれからはじまるドイツ戦戦評の前提要素にあたるものがあるからです。アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ(以下デレステ)において、キュート、クール、パッションという属性の理解が基本なのに似ていると思っていただけるといいかと思われます。


ペルー戦で私が着目したのは『ポゼッションとカウンターという日本代表の新旧武器の両立』という観点でした。先日のW杯で日本はFWに前田大然選手を積極起用し、ハイプレスからのショートカウンターでリズムを掴みに行くという、受けと攻めという概念で言えば完全に『受け』の戦術を取っていました。
それが悪いかどうかはとどのつまりどのような内容で多くの勝利を収められたか。つまりは結果論で見るしかないというのが私の意見ではあるのですが、カタールW杯でのカウンターサッカーという戦術を取ったことは、一部のサッカーファンを除けば日本国内では肯定的に思われていたように思えます。それはまるでデレステにおいて恒常カードのコンセントレーション(以下コンセ)に長らくの間不利ポジションを決め込んでいたkcお気に入り特技のオーバーロード(以下オバロ)が、先日の仕様変更と新特技オーバードライブ(以下オバドラ)のアッパーを受けて環境カードに生まれ変わったかのように評価は変わるものなのです(デレステ運営さん、その節は本当にありがとうございました! オバロ命Pとしては砂漠に降り注いだ豪雨みたいなものでマジ嬉しかったっす!!)。

ただしカウンターには弱点も存在します。それは相手が攻めてこなかったら発動できない受動的な戦術、つまりアジアの格下相手にW杯出場権を掴み取りに行く戦いにおいて、使いづらい戦術であるということです。それはそう、先日のオバドラ登場があるまでの間、オバロ単体で使うと最後のほうで特技が発動しなくなり、オバロの強みのひとつであったスコアボーナス上昇分の恩恵が受けられなくなるという状況に似ていますね。
なので筆者としては、カウンター(受け)という戦術を発動できる用意もありつつ、相手に応じてポゼッション(攻め)もできるような布陣を敷ければ、今後の日本代表はさらにレベルアップできる。それを森保監督はどう考えているのか? ということがW杯以降ずっと気になっていました。それの彼なりの回答がペルー戦だったというわけです。

森保監督はペルー戦で比較的小柄でスピードのある古橋選手を1トップで起用してきました。これを見た瞬間、私の脳内では「あぁ、今日もカウンターメインで戦うのだな」という筋書きが生まれます。実際はそう単純なものではありませんでした。
古橋選手がスプリントで相手の選手を追い回せば、相手のDFは窒息しながらパスを出す状況も何回かは生まれるので、二列目中央の鎌田選手と旗手選手には自由が生まれます。このふたり、パサーで相手の嫌がるポジションに何度も侵入する鎌田選手と、アタッカーでシュートが打てて相手を何度でも潰しに行ける旗手選手という二枚を並べたというコンセプトが実に完璧だった。本調子でなかったこともあり、旗手選手は早々と交代してしまいますが、代わりに入った守田選手は旗手選手の攻撃力を削いだかわりに守備が上手くなっている選手と考えて支障ないので、結果として1トップがショートカウンター(受け)を狙い続け、自由をもらった二列目がじっくりと調理する(攻め)というカウンターとポゼッションの両立という課題が、実はあの日既に解決していました。それはまるで、初心者→オバロオバドラ編成、中級者→コンセコンボボーナス編成、上級者(ゴリラ)→コンセオバドラ編成推奨という選択の自由が生まれ、カードさえ持っていればみんなニコニコで音ゲーができる、自称デレステの春と呼んでいる現デレステの属性曲環境のようです。

ペルー戦のことはこれくらいにしておいて、そんな完璧なコンセプトが生まれたのだから、森保監督は基本フォーメーションは4-1-4-1でいいのではないか、と思っていたのが本音です。なので前もって彼が「ドイツ戦は4-2-3-1でいく」と言っていたのは軽い自殺行為だな、と思っていました。それはまるでデレステ未プレイ人が「コンセはスコアボーナス分の上昇値が一番大きいんだろ? だったら最初に課金してゲットするカードはコンセがいいに決まってんじゃん!」という選択を取りがちなように思えたのです。

話は少し変わって、森保一という男は顔がどちらかと言えばかわいい系の顔をしていると個人的には思っており、中身を知らない人が見たら「こんな人がスター揃いの日本代表を率いていくことができるのか?」と思うこともあることだろうと想像します。ですが安心してください。今日確信しましたがこの男(もりやすはじめ)、サッカーに関しては相当な『S』です(森保一監督及び関係者の皆様申し訳ありません。詳しいことは後述します)。

いい加減試合のことを話せよ! という声が聞こえてきそうなので今日のスタメンを振り返っておきます。フォーメーションは4-2-3-1。GK大迫。DF左から伊藤、冨安、板倉、菅原。ダブルボランチ守田、遠藤。二列目左から三笘、鎌田、伊東。1トップには上田が入りました。
この並びを見た瞬間、私は「上田が身体を張って大迫の後継者をするのか。彼のステップアップのためにはそれはいつかやらなければならないことだけど、ちょっと大役すぎないか?」と思っていました。それはまるで私が我流三色と呼んでいる中のひとりの大槻唯が先日のStage of Cinderella(以下SfC)グループA予選でまさかまさかの二位を取り、「え……この中に唯ちゃん入ってるの……? こ、これは夢か何かか?!」と彼女のことを心配したのに似ているかと思います(改めまして第11回総選挙であるSfCお疲れさまでした。唯ちゃん頑張ったね! テンションアゲアゲ最強マ~ックス!!)。

当然中身は違うもので練りに練られたドSな森保監督らしい(誉め言葉)ということが明るみに出ます。先制のシーンを見てほしいのですが、あのシーンでは1トップが完全に3トップになっていました。逆に前半攻め込まれたところを見れば分かりますが、3トップの一角のはずの伊東選手は菅原選手の隣にいて守備をしている、つまりは伊東選手の武器であるスプリントを攻守で活かし、攻めるときには所属クラブでやっていることのあった2トップ(上田伊東)+1(三笘)に、守備時には4+1の5バック気味の戦術を取り、4-2-3-1でもカウンターとポゼッションの両立を標榜していたのです。

これだけを見れば「これで問題が解決したんだろ? それを90分続けてれば攻め続けられて苦しかった後半は生まれなかったんじゃないの?」と思われるかもしれません。ただそこは流石の伊東純也も人の子。もし彼が90分間あのサッカーをしていたとしたら、彼は今ごろ心臓がお亡くなりになられていたことと思います。そのくらいに前半の日本は伊東選手依存で不安定なサッカーをしていました。

後半に入るなり、NHK現地中継の森岡隆三さんがいい仕事をしてくれました。「最終ラインの並びが3枚になった」と早々に指摘してくれたのです。私は後半ファーストチャンスの伊東選手のプレッシングに疑問を抱いていましたから、「それが事実なら今のプレーはギミックに基づいた理論的に生まれたチャンスだな」と思っていました。それはデレステで言うところの完璧なレゾナンス編成の美しさを見ているみたいでした。結果として森岡さんの指摘は完璧だったことが判明します。


この時の並びは5-4-1とも3-4-2-1とも取れるものでした。なので点の香りがいつも以上に漂っていた上田選手は筋肉系のトラブルがなかったとしても交代させられる運命だったかと思います。なぜなら機動力に欠ける彼ひとりで相手最終ラインをひとりで見るには、本当に役不足が過ぎてオーバーワークを招き、せっかくいい流れの試合を負け試合にしてしまう可能性が十二分にあったからです。こうしてこの日のヒーローのひとりは表舞台から身を引きました。

さらに日本代表にとってよろしくないことが起こります。前半途中から日本の戦術を見切ったドイツが伊東選手と菅原選手のふたりが届かないところにパサーを置き、逆サイドのザネ選手にロングパスを送る一種のオーバーロードに希望を見出していたということがその予兆でした。
そもそも今のドイツ代表は真ん中というよりはサイドに多くのタレントがいるチームです。もちろん中央に仕事ができる選手も多くいるのですが、どうしてもサイドの豪華絢爛さを見てしまうと中央が物足りなく見えてしまうのは当然で、この日はチームの補助を受けた両WGが、単体で何度も日本のサイドからチャンスを作っていたことからもそれが明白かと思います。
計算違いもありました。途中投入した浅野選手がなぜか普段以上に走り渋りをしており、日本はフリーな相手最終ラインから左右にどんどんボールを入れられ、軽くおもちゃにされるような時間帯が続きました。それはデレステでせっかく特技ポテ10振りした中確率特技がここぞという時にまったく発動せず、コンボ自体はいい結果なのにスコアが伸びずにトロフィーが取れなかった時のようです。ちなみに筆者はそこまで上手くないのでそういう経験はありません!!!()

ここでもドS森保発動です。私は「ポイチ~~鬼畜だよぉ~~~www」と笑っていました。しかし私はまたしても忘れていました。この男、ドSを極めすぎて自分以外の存在には誰見境なくとことん地獄を見せる存在であるということを。

試合は終盤に近づき、我らが森保一はトラウマを発動させます。そう、みんな(対戦国)のトラウマ、田中蒼選手と堂安選手の投入です。ノロマが過ぎて前職をクビになった経験を持つ私は、この時になってようやく『ドS森保』という概念を発明するに至ります。正直この時はただの精神攻撃程度にしか思っていませんでした。
この時間帯になるとドイツもプレーにキレが無くなっており、私は勝手に「77分から82分までの5分間、無事耐えきったら日本は勝てる!!」とヤマを張っていたほどでした。

そのヤマは決して空想ではありませんでした。フレッシュな久保選手が相手DFからボールを奪うと、そのまま相手陣内奥地までドリブルで運び完璧なパスを受けた浅野選手が決定的な三点目を決めたのです! 私は満面の笑みを浮かべながらTVに向かって拍手を送りました(と同時にリビング隣の寝室で寝ていた母に「静かに!」とたしなまれましたが汗)。
このシーン、一見偶然ハマった守備が完璧にいったようにも見えます。ただ、私から言わせてほしいのは、ここに来るまで5-4-1の5-4の選手が何度も歯を食いしばって相手のボールを跳ね返し続けた結果、ピンチのあとにはチャンスが来るという自然界の法則が訪れた、つまりは必然のチャンスだったと思っています。それを演出し決め切った久保浅野両選手には拍手を送るしかないのですが、その筋書きを作ったのもほかならぬ「ドS」森保監督だったのです。彼はドイツのトラウマである懐刀の浅野拓磨をもって日本に歓喜を、ドイツに地獄を再び味わわせることを決定づけたのです。それはまるでどうしてもフルコンボできなかった曲で無我夢中でノーツを叩いていたら、いつの間にか最後のロングノーツまでフルコンペースをキメ込んでいて「勝った……」となるあの瞬間のようですね。うん、デレステって楽しいっ♪!!

そしてさらに田中蒼選手がダメ押しの4点目を決めます。このチャンス、個人的お気に入りの橋岡選手のスローインから始まっているのですが、彼が入ったことで右サイドの守備がガチガチになり相手の最期の希望だった左サイドからの突破の可能性を限りなくゼロに仕向けていたこと。そして三笘の1ミリで有名な田中蒼選手をもって試合を終わらせ、新たなトラウマ入植地を増やすことに成功した森保一という男の末恐ろしさがこれでもか! とまでに詰め込まれたシーンでした。神! 天使! 〇ひろ! ならぬ、鬼! 悪魔! ポイチ! な瞬間でしたねっ♪
私は結果論に勝る決定権は世に存在しないと思っている人間なのでまだ最高の評価は下しませんが、今のサッカー男子日本代表の監督をやっている人間は悪魔以外の存在でないと思っています。いいぞ! もっとやって俺たちにもっと歓喜を魅せてくれ!!()

最後に。こうして森保一という男が味方にとっては大天使で、相手にとっては大魔王以外の何物でもないということが証明されたのですが(?)、そんな大天使と大魔王の両要素を持ち合わせ、今ならお得なキャンペーンをやっている神アプリがあるということをご存じでしょうか?
それこそがこの記事のいたるところで脱線を招き、読みにくさを誘発していた張本人アプリのアイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ(デレステ)というゲームで、なんと今だけ8周年記念ということで太っ腹なキャンペーンを多々やっております!! この記事主の北条加蓮Pサッカー部の由来となった北条加蓮ちゃんという超かわいくて、でも芯のある素敵な女の子の強いカードであるSSRも今だけ限定でお迎えできるようになっております!! 筆者も特技が強いこともあり残りの無料ガシャでワンチャン、もし無理なら強いので来年の復刻ガシャまでに石を溜めてお迎えしようかなぁ、なんて思っております。

「音ゲーが上手くなきゃつまらないんでしょ?」というそこのあなた! デレステは音ゲーを楽しむだけが能でない、プロデューサー(アイドルマスターシリーズのプレイヤーの総称)が100人いれば100通りの遊び方ができる奥深いゲームです!! 例えば北条加蓮ちゃんを無事お迎えできれば、デレスポというアプリと連動して現実世界に加蓮ちゃんを召喚して好きなところ(自宅はもちろん、あなたのホームスタジアムやお気に入りのカフェなど、可能性は無限大!)で撮影して個人やSNS上で楽しむ……なんてことも可能です!! 
少し湿っぽい話にはなりますが、私はデレステをはじめて、北条加蓮Pサッカー部のみんなという素敵な仲間たちをはじめとする楽しいプロデューサーさんに出会えました。少し前までは自殺という影が自分の後ろでうごめくのを感じたり感じなかったりと、暗くて先の見えない人生でしたが、つい先ほど知り合いのPさんが推しを見て崩れるところを見届けるという約束を彼と交わし、生きたいという意欲が増しているのを感じています。

まぁそんなんがなくてもかわいい女の子が歌って踊ってるところを眺めているだけでストレスが減っていくのは事実なので、これを見た方で少しでも興味を持たれた方がいらしたら、気軽な気持ちでアプリをダウンロードされてみてください! それで長続きするようでしたら我々の仲間になってください! サッカーが好きなPにとっては居心地の良い空間が広がっているという自負は持っています!!

さらに……昨日今日とシンデレラガールズ(デレマス)はリアルライブを行っており、それも非常に盛り上がっております! スタジアムでチャントを歌うのと違った楽しさと興奮が詰まったステージにあなたもいつかいらしてください!! 我々Pはご新規さんをいつも温かく歓迎いたします!!!
最後に、自分も早く職に就いてライブにまた参戦するぞ!!! あとしきにゃんいいかげんうちにきてくれえええええええええええええええっっっっっっっっ!!!!!!!


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