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ダイエットはモチベーション管理がすべて#01 きっかけ編


はじめに

このnoteを書いている時点の私は、ダイエット開始から3か月経ち、約8kgの減量に成功している。
目標はまだまだ先なので絶賛継続中だが、ダイエットって結局モチベーション管理がすべてじゃない?と思った。

このnoteには、どんな食事制限も運動も続かなかった私が、モチベーションを強制的に湧かせるために実践したことをたくさん詰め込んだ。
全部で3本立ての長い文章になってしまったが、私のように自己管理が苦手で苦手で仕方ない人には是非読んで欲しい。

ダメ生活習慣

社会人になってからずっと、標準体型の肥満寄りのあたりをキープしてきた。
ふとした瞬間お腹が出ているのがわかってしまったり、よく見ると二の腕がタプタプしていたり、おしりがムッチリしていたりはするが、パッと見は太った人という印象は抱かれない。
服装を選べばごまかせる程度のやや太めな人。
そんな体型をキープしてきた。

2021年〜2022年。
その頃の私はコロナをきっかけにフル在宅勤務になり、外に出るのは1日に1回徒歩3分の距離のコンビニに行く程度、という典型的な運動不足の生活をしていた。

更に、当時担当していた仕事で、1年間以上続く大規模なプロジェクトが、様々な大人の事情で大炎上していた。
平日は朝の9時から深夜の1時、2時まで会議や作業に追われ、禄に外に出る時間も無く、週末は毎週のように2日間とも休日出勤していた。

残業時間は月130時間ほどに達し、自炊する時間も気力もないのでランチはコンビニ弁当を買い、夜は残業の合間にUberEATSを注文する。

そして永遠に終わらない仕事にゲンナリしながら、自分の機嫌を取るためにコンビニスイーツやスナック菓子を摂取して、その時できる一番お手軽な方法で脳に幸せホルモンを分泌させていた。

そんな生活が数ヶ月続く中、ダメすぎる食生活に更に拍車をかけたのが、生理痛や肌荒れなどホルモンバランス由来の不調を整えるために飲んでいた低用量ピルだった。

低用量ピルに直接的に太る作用はないらしいが、副作用で食欲が増進することが稀にある、らしい。

もともと私は、女性にしてはまあまあ大食いで食欲旺盛だったこともあり、服用を始めた当初は全く気づかなかったのだが、ピルを飲み始めてから明らかに、食欲が制御できなくなっていた。

以下に、当時の私の典型的な一日の食生活を書き出してみる。

朝ご飯:コンビニ
惣菜パンや菓子パン2個、ヨーグルト

昼ご飯:コンビニ
セブンのチルド弁当、サラダ

昼のおやつ:コンビニ
シュークリーム、じゃがりこ、カフェラテ

夜ご飯:餃子の王将
餃子一人前、回鍋肉、天津炒飯

夜のおやつ:ミスタードーナツ
フレンチクルーラー、オールドファッション、ココナッツチョコレート

我ながら凄くいっぱい食べている。
しかも太りそうなものばかり。

ストレスと服薬の影響で食生活はコントロール不可になり、怠惰な生活習慣の影響を受け、徐々に体に変化が現れていた。

体の変化

まず、家中のズボンが履けなくなった。
コロナ禍にゆるゆるのダル着ばかり着て過ごしていたためしばらく気づかなかった。

履こうとするとお尻に差し掛かったあたりでズボンがギブしそうになる。
角度を変えたり体を捻ったりしながらなんとか上まで上げ、ボリューミーな下腹部をしまい込んだところでボタンが届かない。
息を止めながらボタンを留めたものの、お気に入りのカーゴパンツのボタンを腹の圧で飛ばし、ダメにした。

家中のズボンを順番に履いてみたが、ギリギリ履くことが出来た1〜2本を除き、その他はあえなく全滅した。

仕方がないので新しいズボンを探すためにzozotownを開いて自分に合うサイズを探すも、ない。
zozotownのアプリでは、過去に自分が購入した服とサイズ表を見比べることができるのだが、欲しいと思ったズボンは全部、最近履けなくなったズボンと同じくらいか、もっと小さい。
サイズ表とにらめっこしながら粘るも、太った私に合うサイズの服は、zozoでは全然取り扱われていなかった。

このままじゃサカゼンでしか服が買えなくなる!
私はもう、大きいサイズの婦人服売り場にしか居場所はないの?

認めたくなかった。
100歩譲ってサカゼンがお洒落なブランドだったら気にしなかったが、サカゼンにお洒落というイメージは到底無かった。

自分が大きいサイズの婦人ということを認めたくなかったので、当面はウエストがゴムのスカートで凌ぐことにした。
ゴムならボタンを飛ばす心配がないし、腹の一番細いところまで上げればなんとか苦しくない。
スカートは、左右の太ももを別々の穴に通す必要が無いので、脚がパンパンになっているのがわからないというメリットもあった。

そして同時に下着がキツくなった。
パンツもブラも食い込むし、ブラに至っては、一体どこまでがブラの担当範囲?という感じだった。
どこからどこまでが胸かわからなくなっていた。

適正体重の場合は「ここは背中」「ここは胸」「ここは脇」と各々の担当部位がわかるのだが、贅肉が余分につくと「これは一体どこの肉なの?」と問いかけたくなる謎の部位が発生する。

そしてインナーのキャミソールの裾はくるくると巻き上がってくる。
太りし者にとってこれはあるあるだと思うが、これは地味に毎日ストレスだった。
お腹が出ることで横に布面積を取られ、丈が足りなくなり、上方向へと向かう力が裾に加わるため、フィット感のあるインナーを着ていると耐えきれずに布が巻き上がってくるのだ。

そして体温が上がり、汗の量が増えた。
以前はかなりの冷え性で、運動をしないせいか汗も殆どかかなかった。
酷暑の真夏もじっとしていれば汗は殆ど出なかったのだが、体型の変化とともに明らかに暑がりになっていた。

しかしミスドは週2で食べたいし、王将へも毎週通っていた。
仕事のストレスを散らすのに甘いお菓子は欠かせないし、仕事が忙しくなくなってからは自炊にハマって自分の好きな物を好きなだけ作って食べていた。
食べるのがやめられなかった。

さすがに観念する

そして時を経て2024年4月。
ある日何気なく開いたiPhoneのヘルスケアアプリ。
3年前、2021年の3月の体重は、いまの体重より10kg低い値が記録されていた。


10kg?


目を疑った。
この数年で徐々に太っている自覚はあったが、せいぜい3〜4kgだと思っていた。

まさか。
2桁増えていたとは。

現実から目を逸らし続けてきたが、ようやく観念した。
いままでは、なんとかパッと見標準体型の人でいられたが、鏡に写った自分は、パッと見でも明らかに肥満だった。

ダイエット開始

あまりにもショックだったので速攻でダイエットを開始した。
まずは、近所のフィットネスジムを契約。
しかし、私は学生時代からめちゃくちゃ運動嫌いであり、体力も筋力もなく、運動は続いた試しがなく、何度もジムを辞めてきた経験があった。

ちなみにスポーツテストのシャトルランは、学年中の女子の中でほぼ一番最初に脱落すると言えば、かなり体力のない部類の人間だということが伝わると思う。

今までは、ダイエットを決意してジムに入会しては2〜3週間で行かなくなり、2〜3か月で解約するという繰り返しだった。
けれど今度こそは絶対に挫折するわけには行かない。
少なくとも辞めるのは成果を出してからだ、と決めた。

次の記事から、のれまでダイエットにことごとく失敗してきた私が、全力でモチベーションを保つためにどんなことを実践したことを書いていこうと思う。


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