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あなたの料理の覚え方を聞きたい

プロフィールにも書いていますが、衣食住なら圧倒的に食が占める割合が高いkaho:です。こんばんは。
味わうことも、料理を作ることも作ってもらうことも、大好きです。
今日はそんな食について、巡らせた思いと仮説について記述します。

人はどのようにして料理を覚えるのでしょうか。

私の母の時代は、お料理教室に通うか、レシピ本をわざわざ本屋で入手していたそうな。
かく言う私は、8割ネットのレシピたちを見よう見まねで、残りの2割は父の手伝いをして、実地で覚えました。でもこれ、「料理=食べ物の作り方」と言う前提で成り立つ文章なんですよね。

そもそも「料理を覚える」ってどこまでのことを言うんでしょう。

例えば、献立を考えることも「料理」に入るのであれば、生まれ育った家の影響は大いにありますから、一概にネットが8割とは言えなくなってきます。

では、私の「料理の覚え方」

結婚して初めて実家の家族以外の人と食卓を囲むようになった今、しょっちゅう亡くなった祖母が頭をよぎってます。亡くなって15年、今が一番祖母を思い出してるかも。
両親と住む私の家と祖父母の家は徒歩8分くらいの距離だったことに加え、家事を主に担っていた母は料理が大嫌いだったので、週1〜2は両親とともに祖父母の家で祖母の作ったご飯を食べていました。
なので、私の料理の随所に祖母の影響が見られるんですね。焼き魚にはもろきゅうだなと手が勝手に動いて「これおばあちゃんがよくしてた組み合わせだ…」と気づくし、献立には必ず汁物を勝手につけてました。これも祖母がいつも汁物を準備していたから。野菜の切り方一つとっても「あれ、これお母さんの切り方じゃないな。おばあちゃんの切り方だな…」と気づいたり。

そう言えば、味わうことは両親に教えてもらったかもしれません。とにかく食べることが大好きな母の嬉しそうな顔を見て、「食べることって楽しいんだな」と乳幼児期に思って最初のハードルが下がったのかも。父は「米は噛めば噛むほど甘くなる」とか「桃はこのくらい柔らかくなると美味しい」とか、たくさんコツを教えてくれて、その通り確かに美味しい!とニコニコすることがコミュニケーションでした。

閑話休題。

なぜ唐突に食について語り出したかと言うと、

食についてのストーリーすら、私の大好物だからです。
ワカコ酒とか孤独のグルメとか、昨日なに食べた?とかゆるキャン△とか、エミリの小さな包丁とか彼女のこんだて帖とか、今思いついただけでもこれだけ食にまつわる好きなクリエイションを羅列できます。そのくらい好きです。だからもっともっと摂取したいんです。
私の食にまつわるストーリー、すごくよかったと思うんです。もっと、クリエイションだけじゃなくてリアルな人の食にまつわるストーリーが知りたいんです。

で、やっと本題なんですが。

リアルな人の食にまつわるストーリーの最たるものって、レシピ本なのでは?

と言う仮説を立てました。
レシピ本を読めば、その人の好きな味や調理法はもちろん、なんなら哲学まで読み解けてしまうと思うんです。
私が唯一持ってるレシピ本が、辻仁成さんの「父ちゃんの料理教室」なんですが、ちょっと特殊なレシピ本とはいえ、もうまさに辻仁成さんの哲学が凝縮された、めちゃくちゃいい読み物なんです。もちろん、レシピで作った料理は絶品。
「父ちゃんの料理教室」ではなくても、いわゆる「普通のレシピ本」も、読み物として面白いはず。

今夏、下鴨の古本納涼市に久々に出向くつもりなので、レシピ本集めてみます。楽しみです。

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