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POCに入社して気付いたら半年が経過していました

気がついたら季節は冬。6月1 日に僕がピースオブケイク(POC)に入社してから6ヶ月が経ちました。3ヶ月経過時には書き損ねたので、いま改めて、雑感をまとめておきたいと思います。

半年経った率直な感想

なんかすげーとこ来ちゃったな、と。

毎日のようにnoteのカイゼンが走ってるし、毎週のように企画が立ち上がっているし、毎月のように大きなプレスリリースがあるし、という感じで会社が凄まじいスピードで前進しています。Biz系・エンジニア・バックオフィス全ての領域で人がガンガン入ってきており、組織も急激に拡大しています。僕が入ってからすら、ウン十人単位で人が増えています。

一方急拡大するベンチャーのご多分に漏れず、バックオフィスには少なからぬ領域で混沌が広がっています。僕らバックオフィスのチーム(厳密には広報や営業に近い採用領域を含む)は、日々ギアを入れ替えてスピードアップする組織に対応すべく、半ば引きずられるように状況をキャッチアップし、猛ダッシュで会社の足回りを整えつつ、瀕死の震える手で次の一手を打つ、みたいなことをやってきました。日々Slackで悲鳴が上がっています。

毎日のように「は?なんすかそれ?」的な未知との遭遇があり、それを独力(みんな一人〇〇だから)でなんとかしつつ。。という感じの日々でした。

カルチャーにマッチするということの意味

別に全然しんどくない

とはいえそれがしんどいか、というとそんなことはなく「なんか色々あったけど、この半年あっという間だったなー」と極めてニュートラルな気持ちで、心はとても穏やかです。

色々語弊のある言い方であることを承知で書くと、好き勝手やってたら、なんか周りに感謝されたり会社から評価されてラッキーくらいな印象です。なんでこんなことが起こってるんでしょうか。

僕がやせ我慢をしてラッキーとか言っているだけなのか?しかし、そんな会社の人達と休みの日に家族を伴って遊びに行ったり、自分の奥さんを自社のイベントに誘ったりするだろうか?

僕としては、この状態こそがカルチャーにマッチしている状態なんだろうなと考えています。

考えてみるとこれってすごいですよね。個人が勝手に走ってたら自然に会社に貢献してる状態になっている、ということなので。モダンな採用の現場で頻りにカルチャーカルチャー言っている理由が身を以て(ようやく)理解できました。

しかしそのカルチャーを引き当てられるか、そして会社側がそれにマッチする人間を見出せるかはガチャとしか言いようがないので、お互いにとにかく運が良かったとしか言い様がありません。

カルチャーは水物だから、こそ

ただしカルチャーも水物であり、今後変わりうるものです。僕がマッチしているのも、たまたまこのタイミングのピースオブケイクだったから、という可能性ももちろんあります。そしてそのカルチャーの好きな部分もあり、微妙だと思う部分もあります。どんな環境も清濁合わせ飲んで調和が生まれていくので、それは当たり前のことです。

この半年はカルチャーの中で皮膚呼吸をしてきただけですが、今後はより突っ込んだ担い手として、身を挺して死守したり疑義を呈したり、よりカルチャーを洗練させていくプレイヤーとしても動いていかなきゃね、と思っています。コーポレートITは結局のところ組織のカルチャーを具現化したものなので、そのコアなる部分へのコミットが弱いと、腰の座ったITは作れません。だからこれも立派な仕事なんです。

立派な仕事なんです。

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(自転車の話です。念のため。。)

この半年でやってきたこと

コーポレートITの話に戻りましょう。じゃあ君はこの半年で一体何をやってのかね?と。ずばり、開墾と種蒔きです。

見る人が見ればいろいろ察せてしまうため詳細は伏せますが、何もないところに秩序と方向性の旗を打ち立てる作業をこの半年でやってきました。基本的な仕事は1ヶ月経過時点で書いたことの拡大発展版というか、同じ流れに沿ったものというか。

今に至るまで「僕の中のアンドレルトン・シモンズ」はフル稼働しっぱなしなので、どうにもやり切れていないところがあるのは心苦しいものの、最初に歩を進めた方向性は悪くなかったと思っています。(※今時の潮流には乗っています。)

これからやっていきたいこと

土を掘り起こした、種も蒔いた。水をやってたら段々芽が出てきた。さあ、これからだ!ということで、これからやっていきたいのは以下の二つかな、と。

1.バックオフィスをエレガントに束ねていく

つまりは業務フローの再構築です。キーワードは自動化。社長や上司の了解ももらっており、現場の当事者とも「やろうね!」と擦り合わせをしてあって、ようやく諸々の地場が整ったのでGo!です。

カッコ悪いことを正直に告白すると、僕がジョインした時期の関係上、コーポレートITとしてのERP・バックオフィス系SaaSとの関わり方が甘く(より大枠のところで急ピッチで対応すべき別件があったため)、個々のSaaSを現場担当者が苦心して使っている状況に陥っています。そのため本来マイクロサービス的に使うべき各SaaSがそれぞれの島宇宙を形成してしまっており、各プロダクトが持つ威力を十全に引き出せているとは言えません。

「足らぬリソースは筋肉と気合でカバーする」という価値観はPOCのカルチャーとは当然相入れないので、この問題は当たり前に解決する必要があります。それも極力、エレガントに。急拡大していく組織において、煩雑かつ整理されていないフローはオンボーディングに重大な支障を来します。それに「ウチにはウチのやり方があるので」とか言って、非効率を強制するのもダサいですよね。

Ex-Micr○softな方が「『Leave Micros○ft』のボタンを押すだけで退職処理が勝手に走ったよ」と言うように、「POCではあの処理ボタン一発で終了したよ」といつかどこかで誰かに言わせたい。という野望も実はあったりします。

2.チームを作る

上に書いたような業務改善のほか、会社の足回りのエンジニアリングや、各種監査対応など、やりたいこと/やらなきゃいけないことはもう、それこそ星の数ほどあるので、とてもじゃないけれど手が足りません。

そこでコーポレートITのポジションでも新たに募集をかけることにしました。noteの空気感が好きな方、会社をテクノロジーで整理するのが得意な方、混沌に秩序を生み出す苦しさと楽しさを知っている方、よろしければぜひ、お話をしませんか?

なおこのポジションは「今は時短でしか働けないんだけど。。」という方の応募もお待ちしています。マミートラックとは無縁の、マッシブかつプログレッシブなお仕事をご用意しますので、こちらもぜひ。

まとめ

ピースオブケイクという会社で6ヶ月働いた感想をつらつらと書いてみました。無理して居場所を作る必要がないというか、余計なことを考えずに仕事ができる環境がとても気に入っています。

少し前までインターネットの向こう側にいた人達が、オフィスのそのへんでごはん食べてたり将棋指してたりゲームしてたり、という光景にも慣れました。「わあ、ふかつさんだぁ・・・」と思った日が少し懐かしいです。

次の半年では自分と会社にどんな変化が起きて、自分自身の世界を見る目がどう変わっていくのか、とても楽しみです。

より長く走るための原資か、娘のおやつ代として使わせていただきます。