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[EDITORS FILE] 高松明弘/編集奈良 代表/奈良市秘書広報課 係長(奈良)

関西で活動する個々の編集者の考えやポートフォリオ、編集の価値観などを紹介する「関西編集保安協会 EDITORS FILE」。編集奈良 代表/奈良市秘書広報課 係長の高松明弘さんをご紹介します。

氏名:高松明弘
所属:株編集奈良 代表/奈良市秘書広報課 係長

プロフィール・経歴

会社員、数学教師を経て、地域活性化に取り組みたいと思い、2015年に奈良市職員に。2018年に奈良をもっと楽しむ地域プロジェクト「編集奈良」を設立。Web・SNS・YouTube・ラジオ・イベントなどメディアを活用し、奈良の魅力発信を行う。所属・立場を超えて議論する「奈良未来会議」、プレゼンテーションと交流の企画「ペチャクチャナイト奈良」、奈良の最新情報を届ける「ならマガ!プロジェクト」、大阪・関西万博を楽しむ人が集う拠点「EXPO酒場 奈良店」などを運営する。地元の自治会長も務める。

高松明弘への一問一答

ー 編集に携わろうと思ったきっかけは?
「地域のおもしろさをもっと共有したい」と思い始めました。大都市だけが魅力的なのではなく、各地におもしろいものがある。それぞれの良さを届けるお手伝いができたらと思い、活動を始めました。

ー これまで編集したものを教えてください
FMラジオ番組「ならマガRADIO」、 SNS「ならマガ!ニュース」プレゼンテーションイベント「ペチャクチャナイト奈良」など様々なメディアを通して「地域の魅力」を届けることに取り組んでいます。

ー 編集者としての特徴や得意な領域は?
普段は奈良市役所に勤めています。公務員でもあり、自分が住む地域の様々な機会で編集にも関われるというのはとても恵まれていると感じます。MCやプレゼンテーションは見るのもするのも好きです。

ー 編集業務で重視していることは?
幼稚園児、小学生から大学生、ベテランの方、各専門家の方など、いろんな方と日常的に話すようにしています。鍛えられますし、柔らかくなります。
ラジオの場合は即答が求められるのですが、テキストの場合はじっくり考えられるので時間をかけてしまいがちです。

ー 編集者として喜びを感じた瞬間は?
まちのことが好きになって移住してくださるのはうれしいです。また私のアイデアや情報が欲しくて聞いてくださったり、私自身の活動に興味を持ってくださるのもうれしいです。

ー 思い入れ深い仕事は?
「ペチャクチャナイト奈良」のようなプレゼンテーションイベントは毎回おもしろいです。一気に距離が近くなってプロジェクトが動き始めます。「EXPO酒場 奈良店」も毎回最高です!

ー あなたにとって編集とは?
「授業づくり」のようなものです。小さい頃から数学教師になりたかったのです。でも人前で話すのがめっちゃくちゃ苦手で。そこで、自分なりの授業の練習を録音して何度も聞くと「こう言った方がいいな」って思うところがたくさん見つかり修正できました。どんどん良くしていけるんですよね。ポイントは「相手(聞く人)の立場に立って考える」。誰かのために行うのが「編集」であり、「授業づくり」もそうだと思います。

ー これから編集してみたいものは?
家、自治会、市役所、学校、宿題、トイレ、子育て、お葬式、結婚

関西編集保安協会とは?

関西編集保安協会とは、関西という地域において、さまざまなメディア領域を横断し、編集業務に従事する団体や個人が交流・連帯することを目的にした運動体です。

メディアの産業構造が変化し、情報コミュニケーションにおけるデザインやテクノロジーの力が見直される一方で、その歯車となる編集については、その思考やノウハウを共有し、研鑽する場が少ないことを課題と感じています。

首都圏に集中するメディアの産業構造を疑い、関西というエリアにおいて編集人財の育成を図るとともに、編集業に従事する人・団体が安心して仕事ができるネットワークをつくることを目的としています。

関西編集保安協会Webサイト
https://khhk.info


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