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[EDITORS FILE] しまだあや/エッセイ作家・MC(奈良)

関西で活動する個々の編集者の考えやポートフォリオ、編集の価値観などを紹介する「関西編集保安協会 EDITORS FILE」。エッセイ作家・MCのしまだあやさんをご紹介します。

氏名:しまだあや
所属:エッセイ作家・MC

プロフィール・経歴

大阪府吹田市出身。HELLOlifeにて10年間、教育・就業分野のソーシャルデザインに取り組んだのち、独立。自宅の94%を10〜20代に開放し、いろんな生活や働き方を実験する中で綴ったエッセイがSNS上で話題となり、作家活動スタート。エッセイの執筆を中心に、編集、企画、MCなど。通信制高校や教育事業のカリキュラム作りなども。得意技は愛すること。
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しまだあやさんへの一問一答

ー 編集に携わろうと思ったきっかけは?
小学校のときに、放送委員と新聞委員をしたんだけど、それがすっごく楽しかったから。給食んときに流れる「おひるの放送」の内容を考えたり。クラスメイトにインタビューしたり。教室の隅で、自由帳にレベチのマンガ描いてる子を見つけて、「それ、新聞に載せへん?」って言って、一緒にコピーしにいったり。自分が主人公になるのもいいけど、いろんな主人公が増えるの、すごく楽しいなと思った。

ー これまで編集したものを教えてください
前職では、「就活のあり方」や、「学校の授業」を編集していました。「暮らし」や「家族のあり方」の編集をした結果、家を開放するという生活スタイルになりました。「まちの楽しみ方」を編集してnoteに綴った結果、いろんな人に見つけてもらって作家になりました。こんなふうに、私は編集をとってもひろーく捉えています。一番得意な編集は「デートコース」です。(※文章の編集業もしています)

ー 編集者としての特徴や得意な領域は?
子どもとつくること、生き物のふしぎに携わること。

ー 編集業務で重視していることは?
「愛すること」と「余白」です。あと、一緒につくる人となるべく会って喋ること。そして、できればその人と中華とか食べること。「ラー油いります?」なんて言い合えたら、きっといい編集ができる。

ー 編集者として喜びを感じた瞬間は?
その作品に触れた人の、日常に影響があったとき。あるいは、その人が主人公になったとき。

たとえばWeb記事だったら、読んでくれた人達がSNS上で「これ素敵だったから、自分もやってみた!」とか、「この記事読んでから、駅から家までの道がちょっと楽しくなった〜」とか言ってくれてるのを見かけると、たまらなく嬉しい。インタビュイーや書き手など、その作品づくりに携わった人だけではなく、読んでくれる人も主語になるというか、主人公になるというか……。

あっ。あと、インタビュイーと書き手が、後日めちゃくちゃ仲良くなってて、SNSで家族ぐるみで遊んでる写真が流れてきたときも嬉しかった! 「今度一緒にお仕事することになって」って連絡が来たときも、すんごい嬉しかったな〜。

ー あなたにとって編集とは?
今回ね、質問リストをもらって、こうやって書いてるんですけどね、この「あなたにとって編集とは?」っていう質問、これだけまだ書けてないんですよ。他の質問は全部、すぐにバーっと書けたのに。そしてですね、大変なことに、とてもねむくなってきた。ねむいときに編集するのは危険です。この質問は、また今度答えます。……なんて、こんな風にできるのも編集かな、って思ってます。(ちなみにまじでねむい)

ー これから編集してみたいものは?
動物園や水族館! あと、商店街やスーパーでの過ごし方も編集してみたい。だから今度のおやすみは、ライフか関西スーパーで、6時間過ごしてみるって決めてる。記事ができたら、ぜひ読んでください。

関西編集保安協会とは?

関西編集保安協会とは、関西という地域において、さまざまなメディア領域を横断し、編集業務に従事する団体や個人が交流・連帯することを目的にした運動体です。

メディアの産業構造が変化し、情報コミュニケーションにおけるデザインやテクノロジーの力が見直される一方で、その歯車となる編集については、その思考やノウハウを共有し、研鑽する場が少ないことを課題と感じています。

首都圏に集中するメディアの産業構造を疑い、関西というエリアにおいて編集人財の育成を図るとともに、編集業に従事する人・団体が安心して仕事ができるネットワークをつくることを目的としています。

関西編集保安協会Webサイト
https://khhk.info




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