人生にワクワクしたい。30代独女が東欧ジョージアで得たもの。
2023年が明けましたね。
突然ですが、ワクワクする人生を送っていますか?
ちょうど1年前の今頃、私は自分の今後の人生が見えなくなり、どうにか現状を変えなければという焦燥感の中にいました。
そんな私がとった行動はジョージアという小国での「ノマドニア」というワークショップへの参加でした。そして今、ノマドワーカーへの一歩を踏み出しています。
変わりたい、でも動けない、そんな悶々とした日々を過ごしている方へ、私自身の経験を共有することが動き出す一つのきっかけや選択肢になれば嬉しいなと思います。
▼こんな方へ
▼こんな思いで書きました
それでは、少々お付き合いください。
1. 「ノマドニア」って何?
ノマドニアについて
ノマドニアというのは、Slash Workers Inc. と ANO LLCが主催するワークショップで、ノマドワーカーとして始めやすい職種を10種、1ヶ月という期間海外に滞在して経験するというプログラムです。2021年10月に0期が開催されて以来、すでに100名以上の卒業生を輩出しています。
ノマドニアの特徴はリンク先の概要にもありますが、以下の3点かと思います。
▼ノマドワーカーとして働きやすい国での開催
現在は開催地がジョージア、バリ、バンコク、と拡大中となっていますが、ビザ、治安、物価、といった観点から、主催者が経験的にノマドワーカーとして働き始めるのに適している土地をピックアップし、現地でワークショップを開催します。
私はジョージア回に参加しましたが、実際にノマドニアのプログラム受講後に現地に残ってノマドワーカーとしての生活を開始している方も少なくありません。
▼講師は現役のノマドワーカー
開催時期によっても異なるかと思いますが、私の参加回ではノマドニア卒業生とそうではない方が半々程度で、ベテランノマドワーカーから駆け出しノマドワーカーまで、多種多様な背景や現状の方が講師としてアサインされていました。
「駆け出しの人が講師で大丈夫?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、本気で取り組まれている方が講師として来られますので、職種の指導についてはスキル不足を感じることもなく10職種の受講を終えました。
▼サポーティブなノマドコミュニティ
ノマドニアの過去の参加者、講師、運営、を含めたコミュニティがデジタル環境上に形成されており、人脈形成や案件獲得の強い味方になってくれます。
どんな人が参加しているのか?
開催期によっても異なりますが、20代の学生さんから上は60代まで参加者の年代は様々です。また、フリーランスになることを決意して仕事を退職してきた人もいれば、スポーツ選手として活躍する人、すでに経営者として長くビジネスを続けている人、世界一周中に立ち寄った人、とバックグラウンドも多種多様な方が集まっています。
私はというと、9年間IT系の企業一社に勤めており、ノマドニアには1ヶ月有給休暇を取得して参加しました。
2. ノマドニア参加を決めた理由
ノマドワーカーに興味をもったきっかけ
そもそもノマドワーカーというものに興味を持ったのは、海外で暮らすことに興味があったからです。現在はIT企業に勤めていますが、フルリモート、完全裁量労働制であるものの、海外での長期居住はまだ認められておらず、拠点を問わずに働けるノマドワーカーという働き方に興味を持ちました。
海外で暮らしてみたい
プライベートの状況や自身の心境に応じて自由に働き方を選択できる状態がよい
仕事の面においては、単純に同じ仕事に少し飽きがきたタイミングということもありますが、会社内でのポジションや将来が見えてきた反面、2〜3年先に自分が現在の会社で働いている姿をリアルに想像することができなくなっていました。
直近大きな不満があるということではないのですが、1社でしか働いたことがない私は、他に選択肢が見えない状態に対して息苦しさと大きな不安を感じてしまったのです。
こうしたタイミングも重なり、具体的に海外で生活する方法を検討するようになりました。
挑戦への壁と救世主「ノマドニア」
とはいえ、初めからノマドワーカーに絞って検討をしていたわけではありません。海外での生活を実現させる方法としてはじめに検討したのは、カナダのCOOPプログラム参加でした。しかしながら、今の安定を手放して新しい世界に飛び込むことには大きな心理的ハードルがありました。
新しいことを始めるといっても、自分に何ができるのか...
副業から始めるにしても、多忙な日常の中で0から始める想像がつかない...
今の会社をいきなりやめてしまって、その後の生活は大丈夫だろうか...
できれば現在の仕事をやめずに、自分がどのようなことができるのかを確かめる機会が欲しい!というわがままな希望に適ったのが「ノマドニア」だったのです。
3. ノマドニア参加で得られたもの
2022年10月末〜11月末にかけて1ヶ月間ノマドニアに参加しました。開催場所はアジアとヨーロッパの文化が交わる土地、東欧ジョージアです。ノマドニアに参加するのもタダではありません。小さくはない金額を支払って得られるものを、私の実体験や一緒に参加した人たちの様子からお伝えしたいと思います。
ノマドワーカーとして働けそうという自信
漠然とイメージしていたノマドワーカーという働き方が具体的にイメージできるようになったことで、自分にもできそうだという自信に繋がり、一歩を踏み出す勇気を得ることができた、というのが総括として言えることかと思います。
また、実際にノマドワーカーとして十分に生計を立てられるようになるためには、始めるだけではなくノマドとしての意欲を継続することで、自分自身でスキルを磨くこと、案件を獲得していくこと、が必要になります。ノマドニアは、この全てに関して十分な情報提供とサポートをしてくれる物だと感じています。
▶︎必要なスキルレベルと適正の効率的な把握
ノマドニアは、必要なスキルを完璧に習得することを目的としたワークショップではありません。また、多くは便利なツールを活用したものからのスタートになるため、実施する内容自体がとても難しいというものでもありません。
一時的な楽しみだけではなく自分が継続可能なものか、案件発生の性質上自分の望む働き方に適しているか、というワークショップ終了後に目を向けた適正な判断ができるのがノマドニアの良さだと思います。それを10職種分一気に経験できるため効率が良いのです。
また、ノマドニアの講師は現役ノマドワーカーです。実体験からスキル向上までのロードマップやスキルレベルに対する収益といった具体的な話を聞くことができます。十人十色の現役ノマドワーカーの話をじっくり聞きながら、現在の自分の状況でスタートできるものはどれか多角的に検討することができるようになりました。
▶︎意欲の継続をサポートしてくれるコミュニティ
私の中で最も大きな収穫は、日本での日常を送っていたら出会うことのなかったコミュニティと出会えたことです。フリーランスを10年間継続できるのはわずか1割と言われています。特に私のように進むべき道に迷いがある場合、自分がモチベーションを保てる環境に身を置くことは非常に重要だと考えています。
ノマドニアでは、過去の参加者、運営陣、講師陣、を含むデジタルコミュニティがすでに確立されています。多くのノマドワーカーが各地で奮闘している姿に触れることは、帰国後の大きなモチベーションになり、こうして初めてのライティングに至っています。
今後ノマドニア以外でも同様のプログラムは出てくるのではないかと思います。参加の目的にもよりますが、いくつかのプログラムを比較する場合には、帰国後の状態にも目を向けて選択することを強くオススメします。すでに100名以上の卒業生がおり、2023年にもさらなる拡大が期待されているという点は、ノマドニアコミュニティのメリットと言えるでしょう。
▶︎先輩ノマドによる案件獲得サポート
頑張ってスキルを磨いたとしても、それだけで案件が獲得できるわけではありません。これはコミュニティに含まれる内容でもありますが、すでに案件を十分に獲得できる先輩ノマドが、案件を紹介してくれたりもします。
それをあてにして挑むというのは危険ですが、機会は多いに越したことはありません。私自身も、この1月から紹介案件でWebライティングの案件を開始することとなりました。
海外生活のノウハウ
元々海外で過ごしたいという願望があったので、私からすれば1ヶ月という短い期間でも海外生活を疑似体験できることも魅力の1つでした。
ノマドニアの関係者には、すでに日本の住民票を抜いて海外をベースに生活されている方が多くいます。ノマドワーカーとしてのビザや物価や税制といった知識から、国民性や日常生活のウェットな情報まで、多く集まってきます。海外移住を考えている私としては、この情報にアクセスしやすくなったということも得られたことの1つでした。
4. これからのアクション
さて、ノマドニアから帰国した私が今何を考え実行しているかということですが、これは決意表明として書かせてください。海外での生活を実現するには、現状会社をやめなければいけません。そこで、会社を辞めるマイルストーンを2023年7月に置き、そこまでに副業1職種での実績を貯めることを目標としています。
ただし本業を継続する内は案件数や職種数を増やすことは現実的ではないため、目標は案件対応を週1本、自身の好きなコンテンツでのライティングを週1本としています。
低い目標かもしれませんが、本業だけでも普段は体力を使い果たしてしまうため、まずは動くこと、そして、小さな目標でも確実に達成していくことを第一に、着実に前進できればと思っています。
並行して、退職後に備えてノマドワーカーとして働ける企業への転職活動を並行することも考えています。こうして2023年の計画が具体化していくことに、今は少しの不安は残りつつもとてもワクワクしています。
5. おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございました。コロナ禍の始まりは私がちょうど30代になる歳でした。外部との接触も制限される中で、特に独り身というのは自分から変化を起こさなければ、待っているだけでは何も起こらないということを身に染みて感じた期間でもありました。
コロナ禍は社会の仕組みも変化させましたが、より個人の選択肢を広げるきっかけにもなったと感じています。ノマドニアということを差し置いても、いつもと違う地に一定期間身を置くことは、あなたに何か気づきを与えてくれるはずです。
もし何かしたい、だけど何をどうしたいのかもわからない、という方がいるのであれば、まずはアクションすることから初めてみるのはいかがでしょうか。私もコミュニティでお待ちしています!
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