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3月という別れの季節にぴったりの邦楽ロック名曲10選

こんにちは、羽田です。僕は高校1年生の時にロックの洗礼を受け、45の年になる今になっても音楽大好きで毎日色んな音楽を聴いています。

で、そろそろ3月ですよ。3月といえば、別れの季節です。卒業とか人事異動とか、日本人は4月からの新生活に向かうために、3月という別れの季節を通過しなければなりません。

僕、3月の「終わりが近づいてくる感じ」がどうしようもなくエモくて好きでして。こんな年になっても胸がキュンとするんです。キモいですね。

というわけで、そんな3月の、キラキラした切なさを彩る名曲を10曲、選んでいきたいと思います。全員、ハンカチで咽び泣きながら聞いてください。

10位:光るとき(羊文学)

羊文学自体はそんなに聞き込んでるわけじゃないんですがこの曲は超好きで。まあきっかけはアニメ「平家物語」で使われていたからなんですが。

あの花が咲いたのはそこに種が落ちたからで
いつかまた枯れた後で種に続いてく

最終回のストーリーは初めから決まっていたとしても
今だけはここにあるよ 君のまま光ってゆけよ

歴史というものは、続いていくもんなんですよね。人の人生、キャリアもそれと一緒で、過去の自分と今の自分とこの先の自分は繋がっている。

これまでの生活や関係は必ずしも全部が全部満足いくもんじゃなかったかもしれないけど、ダメだった過去もちゃんと愛してあげないとね、という気分になれる爽やかになれます。

9位:街(くるり)

若かりしくるりの2ndアルバム「図鑑」に収録。アルバムのクライマックスとでも言える曲。
「この街は僕のもの」と、新天地に向かうために故郷を離れる時の力強い哀愁を歌う。

思い出というものは、自分が過ごした街のあちこちに、情景とともにこびりついているもんで。僕の場合は、青春を過ごした京都の下宿アパート前に繋がる丸太町通を自転車で疾走したことや、双子山沿の川辺の道をのんびり歩いていた思い出が何故だか脳裏に思い浮かびます。

あなたが過ごした街で、一番最初に思い出されるのはどんな光景ですか?

8位:secret base

大号泣必死のアニメ「あの日見た花の名を僕たちはまだ知らない」で有名になったけど、オリジナルは僕が学生時代にめっちゃ流行ったガールズバンド、ZONEの曲。どっちのバージョンが好きとかはないんだけど、あの歌詞とメロディはどんなアレンジでも記念碑的なエモさを誇ります。

君と夏の終わり 将来の夢 大きな希望忘れない
10年後の8月 また出会えるの信じて
最高の思い出を

10年前という時間軸の持つ意味は、10代の時と40の時とでまた違う。僕なんて、10年後は54歳ですよ。誰とどんな約束すればいいんだろう。

7位:さよならCOLOR(SUPER BUTTER DOG)

もう昔のバンドだけど、陽キャ感満載なのでバンドとしてはあんま好きじゃないんですが、いいものはいい。この曲はいいです。

さよならから始まることもあるんだよ

というか、さよならから何も始まらなかったらそれはもう悲劇以外の何者でもない。新しい道があるから、さよならの寂しさもギリ耐えられる。

この曲、アコースティックギターで弾き語りできたらモテただろうなぁ。

別れから始まる事もあるとはいえ、その別れをちゃんと悲しむための曲。

6位:ばらの花(くるり)

くるり必殺のバラード。最近の音楽の教科書にも載ってるそうな。記念碑的なイントロは、どこかで聴いた事ある人も多いはず。

あんなに近づいたのに遠くなってゆく

どんな出会いにも別れは必ず来る。どんなに親密な時間を過ごしてもやがてそれはいつか終わる。

別れの感情には波があって、平常心でいられてると思ったら突然感情のダムが崩壊したりもします。

終わってゆく関係を、ただ淡々と受け入れる時に聞きたい曲。感情のダムが崩壊する少し前に聞きたい曲。

5位:LAST SCENE(SUPERCAR)

バンドメンバーみんなで青森から出てきて上京。スター街道登りはじてから仲が悪くなり、最後は会話すらなかったと言われるSUPERCAR。初期騒動からの栄光と崩壊という典型的なロックバンドを体現してくれた愛すべきバンドのラストアルバムに収録。この収録の時にはもうバンドメンバーはきっともう終わっていたんだろうなあと。

ジ・エンドを素通りしたステージ
客はもう眠っている
夢のようなストーリー
羽根のようなダンスステップ

巻き戻せない時計と後悔。できればそういう感情は味わいたくないなと思いつつ、それこそが青春なんじゃないかなとも思いますね。

4位:桜 super love(サニーデイ・サービス)

きみがいないことは
きみがいることだなあ

その人の大切さって、その人の不在の時が1番感じられますよね。無くしてから大切さがわかるとかよく言われますけど、本当にその通りだなあと。

冒頭の歌詞はこの曲が始まるとすぐ歌われるんですが、もうこの歌詞がこの曲が全てだなと。

3位:染まるよ(チャットモンチー)

チャットモンチーは彼女たちの活動期間の前半と後半で全く違うバンドになっていて、それがそのまんま女性の成長物語のようで味わい深くて大好きなんですが、この曲はそのキャリア前半戦の最後とも言える3枚目のオリジナルアルバムに収録されています。このアルバムを最後に、青春時代を一緒にかけてきたメンバーが一人脱退しちゃうんですよね。

それはそれとして、この曲はまあ男女の別れの曲なんですが、未練たっぷりに捨てきれない過去に溺れたい時ってあるじゃないですか。そういう時に聞きたいですね。あえて悲しい気分になりたい時とかに。

2位:OMOIDE IN MY HEAD(NUMBERGIRL)

俺たちのバンド、ナンバーガールメジャーデビューアルバムの一発目を飾り、ライブではアンコール前ラストを飾る曲としても有名なOMOIDE IN MY HEAD。このイントロだけで泣ける。

ねむらずに朝が来て
ふらつきながら帰る
誰もいない電車の中を
朝日が白昼夢色に染める

どうですか、このThis is 向井秀徳の秀逸な歌詞。学生時代とか20代の頃ってよくオールしてましたよね。で、オールした後の始発で帰る電車の中ってこんな感じだったじゃないですか。やたら眠いんだけど、世界は新しい1日が始まろうとしている時間。でも自分だけは帰ろうとしてるという。

そういう時間が過ごせるのって、多分20代の特権だと思うので、若者の皆さんはガンガンオールしてほしいなと思います。OMOIDE IN MY HEAD。

1位:cinema paradiso(kurayamisaka)

そして堂々一位がこの曲!このラインナップだったら絶対一番マイナー!インディーズロックファンの間では話題沸騰だけどまだメジャーに出てきてないkurayamisakaのデビューアルバムに収録。
このアルバム、ずっと一緒に青春時代を過ごしてきた二人の女子高生の卒業を描いたアルバムなんですが、その中で一番ロマンチックな曲です。

さようなら
あなたの姿が離れて
知らない駅
帰り道を忘れてしまいそう

僕は残念ながら高校時代にこんなふうになれる親友みたいな友達はいなかったけど、地方とか行って自転車通学してる高校生とか見ると勝手に一人で絵もくなってます。「ずっと一生友達だよ」とか言ってみたかっただぜ!


以上です!
いやー音楽って、本当にいいものですね。異論は認めませんが、僕の性癖はバレバレのラインナップだと思うので、「だったらこれも好きなんじゃね?」というものあれば教えてください!

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