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未来のリーダーを育てる

新年あけましておめでとうございます。コロナ禍のストレスある環境がまだまだ続きそうですが、希望に満ちたよい一年にしたいですね。毎日が楽しかった!といえるように上を向いていきましょう!

さて、日本の社会では“リーダーにふさわしい人が少ない”、“リーダーシップが足らない”ということが日頃からよく言われています。これは残念ですが現実であると思います。

一方で「リーダー像」というのは時代とともに変化しています。これからの社会では支配型や命令型のリーダーシップは通用しなくなり、「サーバント(奉仕)型」「オーセンティック(自分らしさを貫く)型」「セキュアベース(思いやりから挑戦を促す)型」などのリーダーシップが、未来のリーダー像として注目されています。

今までのリーダー像とはずいぶんと違うことが分かりますね。”権限による支配から信頼による共創へ”と変化するものでもあります。命令ではなく対話、共有力や共感力が大切になり、私は幼児期における人格形成がより重要になってくると考えています。

形式的なこと、マネージメントのこと等は大きくなって後からいくらでも学ぶことができます。ただ資質というのは後から変えることは本当に難しく、発達理論においてはおおむね6歳までに決まるとも言われております。(ちなみに、私の著書のサブタイトルは「6歳までにリーダーシップは磨かれる」と、出版社によってその内容からつけられました。


幼少期の子どもたちには異年齢クラスルームの中で「育てる(られる)喜び」を積み重ね、やがて奉仕できる人間になってほしいと願っております。

ありのままを日々認められ、好きなことに好きなだけ集中できた経験は自分らしさを生涯において発揮できるものとなり、信頼や安心感から新しいことにも挑戦できた経験はいずれ他人のため、社会のために発揮されるものと思っております。

未来のリーダーとは、共感や共有をベースに他者を支援できること、自分らしさを貫く力があること。先頭に立ってみんなを引っ張るという定型的な姿ではなく、2列目や3列目からまたは最後尾からでもいいのです。ポジションに関係はありません。

主体的に、思いやりと責任感をもって、やり遂げること。日本の社会を引っ張っていくリーダーは、20年後の卒園生にかけるしかないと思っています!!!みなさん、よろしくお願いします。任せました!

ご参考記事:過去のブログより 2018年3月31日「異年齢環境とリーダーシップ」http://innovativesprout.livedoor.blog/archives/1070667510.html

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