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【カニ記】久しぶりに鏡で自分をじっくり見てみた

連休中に人に会う予定がある。ここ3ヶ月くらい引きこもり生活をおくっていたので、久しぶりだ。切らしてそのままにしていた化粧品を買いに行く。せっかく出かけたのだから、服も見て試着する。
鏡に映った姿を見れば、オーバーサイズの白シャツを着た自分はどうあがいても、ゴーストバスターズに出てくるマシュマロマンだ。

今現在、歴代2位の重量になっているので、今までの服だと微妙にサイズが合わない。じゃあ、大きめの服を買えばいいのかというと、そうではない。
ひとまわり大きくなった自分の身体を鏡でじっくり見てみると、色々と厚みを増している。ワンサイズアップして試着した服も、大きさを増した肩がさらに大きく見えるようなデザインだったり、素材が好みでなかったり、色の取り揃えがなかったりした。

こんなとき、妥協するといい買い物ができないことが多い。服でも靴でもそうだが(足も大きいので、履ける靴があるとつい買いがち)、身に着けられることに嬉しくなって買ってみても、結局あまり着ない。と、いうパターンによくおちいっている。その結果、手持ちの三着くらいの服でコーディネートをまわしていたりする。

唯一気に入ったのが、スーツの上下。ずっと探していたダークブラウン色。これがなかなか良かった。影響を受けやすいので、海外ドラマの主人公がダークブラウンのスーツを着ていたのを見て憧れていた。ただ、エイヤッと買う気になれなかったのは、先程も言ったように自分がいま最重量級だから。
スーツを着る予定はまだ何ヶ月も先だし、減量もする予定だし(予定は未定であって決定ではない)、今ここでジャストサイズを買っていいものか。いやでも、ここで買い逃したら売り切れるかもしれない。
もう悩みすぎて、結局買わなかった。決断を先延ばししたともいう。減量しているはずの未来の自分に期待。

化粧品はいいものが買えた。こちらはいつも使っているメーカーのものなので、迷うことはない。家に帰って試しにつけてみる。久々にしっかり眉毛を整えたりしたら、鏡の中の自分が1割増くらい美形になった。やっぱり身だしなみは大事。
顔のパーツが少しハッキリしたり、陰影がくっきりしただけでこうも変わるのを忘れていた。ナチュラルなありのままの私はただ雑草のおい茂った無法地帯だ。しかも3ヶ月近く放っておいたのだから始末におえない。それがちょっとの手間で1割でも変化が見れるなら、もうちょっとこまめにグルーミングをしよう。ちゃんと手をかけてやれば、私だって少しは見栄えがする。

鏡と向き合ってみて、試着室にてマシュマロマンに直面したときは落ち込んだが、メイクをした自分の顔を見て気分が上がった。プラマイゼロの一日。

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