【TableauCRM】触って4か月経過した今【おすすめ情報】

本契約して早4か月。
この4か月で、経営管理用、カンパニー用×②、マーケ用、売上状況把握用の計4点のダッシュボードを作成しました。

弊社では、ライセンスを多くは購入していません。
現状は事業部長クラス以上の社員のみ、ライセンスを割り当てています。

まずは、そのクラスの社員に、TableauCRMが最適だということを理解してもらい、来年には全社員にライセンス付与できるようにしたいなーという思いで4か月やってきました。

最適だと思ってもらえない=ライセンスを購入できない

そんな思いでやってきましたが、結果好評でした!

1.何が好評だったのか

SFに格納されているデータを使用してTableauCRM上にDBを作成するため、基本的にはSF上のDBで事足ります。それをいかに払拭し、TableauCRMが最適なのかを理解してもらうには、TableauCRMの機能の良いところと、求めているものをうまく掛け合わせる必要がありました。

①SF上に存在しないデータ×存在するデータ

例えば、
・個人別の貢献額実績に対する年間目標の達成率
・GoogleAnalyticsのPV数やP別訪問数
・メルマガのユニーククリック率と開封率 など

特に、①は好評でした。
SF上には「個人別の貢献額目標」のデータは存在しません。ですが、目標貢献額をcsv化し、データセットを作成、レシピにしてウィジット化できます!

要員別の貢献額達成率

フェーズの別で見たかったら、

要員別の貢献額達成率とフェーズ別のボタン

このように同じレシピで使用しているフェーズ項目をボタンにしてあげればいいだけです。すごく便利。どのフェーズで貢献額が達成しているかを把握することができます。
SF上ではこのように1つのウィジット(SF上ではコンポーネント)で表現できないですよね。

②多彩なグラフ

SF上のDBでは、表現できるグラフに限りがあります。ですがTableauCRMでは34個のグラフが用意されています。特にお気に入りはこれです!

中点グラフ

貢献額の月別目標を中点の基準に月別で入力し、現状の売上が何月の目標に達しているのかを確認することができます。このnoteを記載してるのが5月前半なので、7月までの目標貢献額に5月前半時点で達しているのが一目瞭然です。

③柔軟なレイアウト

弊社では事業部や部門別にWeeklyMTGを実施しています。
・売上状況が前週と比べてどうなのか
・直近3ヵ月の売上目標に対し、今週はどんな状態なのか など

Weeklyのたびに、SF上からデータを引っこ抜いてコピペでスプシに入力したり、パワポの資料に落としたり…本来ならSF上のDBでまかなえたらいいのですが、定点で見たい数値をそのままの表現でSF上のDBに表示するのは至難の業です。というか無理です。ユーザ側が譲歩しない限り…

ということで弊社はTableauCRMのDB上でパワポ資料を作成しました!

直近3ヵ月、4か月の売上と前週差、目標差、達成率の一覧

いかがでしょうか?
弊社は冒頭にも記載した通り、事業部長以上クラスの社員のみTableauCRMのライセンスを付与しています。そのため、TableauCRM上で作成しても全社員がアクセスできません。
この資料は、部門ごとのWeeklyMTGで毎週手作業で作成していたパワポをTableauCRMのDB上で表現し、キャプチャを取るだけで資料作成完了となります!
【先週】の数値は、毎週月曜の0:30の貢献額の履歴
【今週】の数値は、1時間おきにSFと同期したリアタイの貢献額の値
といった具合で数値が反映されます!忙しいプレイヤーやマネジメント層の時間をTableauCRMなら削減できます!

2.4か月やっての感想

正直しんどかったと言うのが本音です。
TableauCRMだけ業務としてやるなら全然大丈夫なんですが、弊社のシステム管理者は2名体制。私ともう一人。
 ・新卒、中途のSalesforce研修
 ・各カスタマイズ、開発、改修作業
 ・日々のデータメンテナンス
 ・データ分析

それに加えてマーケ部署メンバーのエンゲージメントコントロールもしなくてはならなかったので正直しんどかったです…

ですが、しんどいとは裏腹に、結構楽しみました。笑
自分で考えて形になると成長を実感できました。
TableauCRMはSFのDBとこんなに違うのか!おもしろすぎる!とはまりすぎて結果しんどくなったというのもありますね。

もっと勉強してクエリをいじって売上予測とか出せたらもっと楽しそう!ということで、下期はそれに挑戦しようかなと思っています!