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効かせてくれよ

お昼にラーメンを食べた。

写真は全然本日のではないいつかのラーメン。今日食べたのはなんというかこう、バスターミナル、スキー場、社員食堂などの類で食券制で出てくるやつ。マジのフツーのラーメン。

ただ、ラーメンというのはフツーのやつでもそこそこおいしい、というかそういういわゆる専門店でない場所で出てくるラーメンが平均点のおいしさで、専門店の手を掛けたやつはそれよりおいしくなるか、それよりおいしくなくなるか、だと思っている。

ちなみに私は凝った奇抜なラーメンのことは「デザイナーズラーメン」って呼んでる。デザイナーズマンションみたいなもんで、それがいいときもあるし、悪い時もある。

そんなことを言いつつ、私は全くグルメではない。なんでもおいしいと思う。こだわりは全くと言っていいほどない。

そう思っていたのだが、大人になって引っ越して、家族でではなく自分で好きにラーメン屋に行くようになって、びっくりしたことがある。

私のなかで、ラーメンといえば醤油で、ショウガがギンギンに効いているものだったのだ。その結果、どこへ行っても、馴染みのない味がする…と思う。

ラーメンって、小さいころの感覚だと遠くへわざわざ食べにいくものではなくて、何かの用事に出てちょうど昼だからとか、今日は家でごはんを作るのが面倒な気分だからとか、そういうときにある程度近場で食べる物だった。

そのため、自分が少し特殊な地域に住んでいることを知らなかったのだ。ショウガがバッキバキに効いていてスープが黒いぐらい濃い醤油色をしているラーメンが、私にとってはスタンダード。

そのため、よその店で醤油ラーメンを食べると、スープの色、薄……って思う。あと上にのるのはほうれん草のイメージ。ラーメンの具にするよりおいしいほうれん草の食べ方はないんだぞ。

こないだ、うちの地元風ラーメンがメニューにある店を見つけたら頼んでみたら、普通にトッピングとしてショウガの千切りがのってた。ちょっと違うんだよな…と通の顔して食べた。

ラーメンはいつ食べてもおいしい。でも、いつまでもスープの色、うす……という気持ちはなくならないんだろうなと思う。これはもうソウルの問題だから……


今日はここまで。ありがとうございました。


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