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好きな音楽の話をする日vol.9「アクマの目」

書くことがない……

好きな音楽の話をするか……


森の子町子「アクマの目」



いいよね……

某ネットラジオのテーマソングという認識なんですが……


あの日見た景色が 消えてしまったよ
君のこともある日 嫌いになるらしい

ああ、私は今大好きなこの人を嫌いになる日が来るのかもしれないな、というふとした気持ち、初めて聞いた時に衝撃的だったんですよね。そこを歌うんだ!って。

なんかこう、「この気持ちは永遠!」という歌も、「今が最高ならあとは知らないわ」という歌、「今とても悲しい」という歌もすぐ心当たりがあるんだけど、このはざまの歌ってあまりなくないですか。

でも残念ながら、人生ってこういうことの繰り返しじゃないですか。みんなそんな、フィクションみたいに強くないから。案外ちょっとしたことで人を好きになったり嫌いになったりする。

ちょっと話変わるんですけど、私は好きなキャラクターに故人が多くて。いかにも死にそうなタイプのヒロイックさのあるキャラクターを気に入りがちというのはあるんですけど……それは悲しくもあるけれど、逆に言えば、死んでしまったキャラクターって安心して好きでいられるみたいなところがあるんですよ。もう動かないから。完結しているから。生きている人間や、動いている物語のキャラクターに、何かしら、何か違うなって思ってしまうこと。私はこの人をもう好きでいられないかもしれないと思うことは、とてもしんどい。

大恋愛の末に大失恋しても、なんだかんだまた恋をしている。ズッ友!なんてプリクラを撮った友人の名字が変わったことを3年後に風の便りで知る。大好きなアイドルのグッズを、彼が1枚パパラッチに撮られただけで全部捨てる。いつか私たちにはそういうことが起きる。それはとても怖いことだ。

君が嫌いになったら 僕を嫌いになったら
神様お願い
僕もあの子を嫌わせて

君に嫌われても僕は君を好きでい続ける、なんてことは言わない。その日が来たら、僕も君を嫌いになりたい。それは神様に願わないと叶わないぐらい難しいことかもしれないけれど。

変わりやすかったり簡単に変われなかったりする不自由な心を抱えて、その日が来るのに怯えながら、それでも誰かを愛していたい。

こういうマインドって、自覚がある人とない人とか、強めな人弱めな人がいるんだろうな。強すぎると、その日が来るのが怖すぎて、こっちから君を嫌って見たりするんだ。君にさっさと嫌ってもらえるように悪い人になってみたりもするんだ。なんて面倒なんでしょうね!!人間!!!!!

誰もがそういうXデーの手前にいる。そんな愛情的メメント・モリ。それがアクマの目。聴いて一緒に心をめちゃくちゃにして、今日を大事に生きましょう。


今日はここまで。ありがとうございました。

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