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無名ランチ
近所の喫茶店の日替わりランチがうまい。
その店の日替わりランチ(900円。最近値上がりした)は、ご飯と味噌汁と、おかずが7品目ぐらいと、コーヒーかウーロン茶がついている。昼食として見ればそこそこするかもしれないが、正しい食事をしたいときに行っている。バレが嫌なので店名などはご容赦願いたい。写真も違います。これは家で煮た魚。
おかずが日替わりで、作りおきのおかず、例えばサラダとか胡麻和えとか卵焼きとかと、焼いたり揚げたり煮たりするおかずが組み合わさっている。
良いところは、「ちょうどいいぐらいに分かってちょうどいいぐらいに分からない」メニューが出てくるところだ。
今日は鶏肉の煮物だった。鶏肉と、たぶん大根おろし。それを醤油と酢で煮てる。バターっぽい味もするかもしれない。なんというか、いつもこういう感じで、スパッと何て言う料理か表現しにくいやつなのだ。おいしい。
どうしても外食って、少なくともメインディッシュは名前がはっきりしている、唐揚げとかオムレツとかアジフライとか、そういう料理になりがちだ。しかし、家庭で出される料理はよく「人参と鶏肉をオイスターソースで炒めたやつ」みたいになる。そういう料理なのだ。
ここでマダムが出してくれる日替わりランチを食べるときはいつも、これは…?と口に入れてからちょっと考える。それがちょっと楽しい。
ちなみにもう一ついいところは、客層が常連のおじいさまやおばあさまが多いところだ。職場のランチタイムとは関係のない人が多いので、ゆったりしているし、座れないということはない。
その点、スパッと言い切れる料理が出てくる店、向かいのラーメン屋はランチタイムの人の圧が疲れる。そっちの方に行きたい日もあるんだけれども。潰れないでほしいですね。言い切りにくい料理が出てくる店。
今日はここまで。ありがとうございました。
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