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集中力考 映像編

最近あんまり新しいアニメ見てないなぁ。

オタクなのに、毎週同じ時間にテレビをつけるのと、映像作品に集中するのが苦手なのであんまりアニメを見ていない。見るときはたいてい、既に有名になっているものを配信なんかでまとめ見している。「履修」という感じ。

輪るピングドラム、魔法少女まどか☆マギカ、Fate/Zero、TIGER&BUNNY……だいたい既に名作みたいな扱いをされているものを見ているので、当たり前のようにみんな面白かった。見たのに全然面白くなかったな、みたいな経験はあまりない。

そのせいで、さあ、来週はどうなるんだ…?みたいな感覚もそんなに味わったことが無いんだよな。たまに思うのは、一気見に向く作品というのがあるなということ。来週まで心をつなぐ力にはちょっと欠けるけど、それを補ってあまりある魅力がある作品もあれば、ああ!次はどうなるのか知らないともう夜も眠れない!という興奮が一番の魅力だという作品もある。もちろん設計としては6日間の間を開けるようにできているわけなんだけど。サブスク系サービスで次々見られるようになった時代の楽しみ方だなと思う。

映像に集中し続けるのが苦手なので、前述のような作品を履修した際はだいたい何かしら作業をしていた。当時はアナログでマンガを描いていたのでその作業中かけていた。刺繍なんかをしていたこともある。集中しようとすると疲れて止めてしまうので、あえて集中しないことで視聴を継続していたのだ。短距離の走り方では長距離を走れないのに近い。100を要求して途中でやめて0になるよりは、70で完走する方が良い。怒られるかもしれないけど。

ただ、これは最近気づいたことなのだけれど、私が映像に集中できない理由、テレビで見ると視界に別の物が入りすぎるせいなんじゃないかと思い始めてきた。スマホで見てるとわりと集中できる気がする。テレビから離れて部屋を明るくして見ると、画面以外の物が見えて、私の羽毛より軽い集中力が秒であらぬところへ持っていかれるのだ。せいぜい画面から30センチかそこらしか離れていないと、集中が途切れるきっかけがぐんと減る。手で持っているので、手に余計な注意がいかないのもいい。ちっちゃいころから手いたずらで叱られてきた人間としては、常に手を封じられているのってわりと効く。

これからは近さと両手の封印で自分をコントロールし、映像作品を楽しんでいきたいと思う。

目にいいわけないよなぁ。


今日はここまで。ありがとうございました。




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