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過去の湯

銭湯に行きました。

引っ越し前で部屋がぼろっぼろなのでね。近所にあって気になっていたのだが、今まで行けていなかったのだ。頭にスーパーがつくやつではなく、トラディショナルなやつ。

銭湯、そこそこ行ったことがある。前住んでいたところも近場に銭湯があって、夜勤明けに行ったりしていた。旅行でシャワー室しかないゲストハウスを使うことも多かったので、ご主人に紹介してもらって全く知らん土地の銭湯に行ったこともある。

トラディショナルスタイルな銭湯は、それが本来の形、とは言っても平成に生まれた自分の生活感とは既にかなりかけ離れている。どちらかといえば非日常の側にある。

今日行ったところ、今まで行った中で一番トラディショナルだった。

どのぐらいトラディショナルかというと、男女分かれた入口のそばに番台があるんだけど、誰も座っていなくて、置いておこうにも小銭がちょうどなくてどうしようかと待っていたら、脱衣所でくつろいでいた常連のおばあさま方に「戻ってきたら払えばいいから入りなさい。私が言っておいてあげるから」と言われたぐらいにはトラディショナル。番頭さんは夕飯の支度をしに行っていた。いやぁ、この世は信頼で成り立っていますね。

トラディショナル銭湯なのでシャンプーなどはもちろんない。今は引っ越し前で、「試供品やらホテルからいただいて帰ってきたアメニティやらの消費強化月間」なので、そういうものを探して持って行った。

数年前にロシアに旅行に行ったときのアメニティのシャンプー。なんとなく持って帰ってとっておいてしまったやつ。

ケロリンの洗面器が置かれたトラディショナル銭湯で開けたシャンプーは、異国の匂いがした。

今日はここまで。ありがとうございました。

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