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小説世界構築

昨日の日記は過去の小説を置いてお茶を濁しました。失礼しました。



投稿作品ってその時はあとがきが許されないので、5年ぶりぐらいに振り返ってみようと思います。

なんで書いたんだっけっかなぁ。ふーん、こんな賞があるのね、ぐらいの軽い気持ちでやったと思います。

改めて読んで思ったんだけど、性格が悪いな??? たぶん当時は東京五輪が決まっていて、その上でリオ大会があったぐらいの時期だったと思うんですけど、それでこれが出てくるの、むちゃくちゃ性格が悪い。反省した方がいい。

ただ一つだけ言いたいのは、別にこういう人間の醜さみたいなものを糾弾してやろうとか嫌いだとかそういうことじゃなくて、私はわりとそういういやらしさのことが好きなんですよね。なおのことたちが悪いと言ったらそれまでなんですけど。

それから、これが通ったのは「コント」という部門なんですけど、こういう部門が存在する賞ってあんまりない。きちんとオチのあるショートショートという。星新一が好きなので、わりとイメージは沸きやすかった。

小学生のころからお話を書いたりしてきたけれど、私は小説があんまり向いていないなというのは大学生になってやっと気づいた。いまいちこう、世界観のイメージを作ったり、感情を伝えたり、そういうことに向いていないように思う。根本的に想像力がないのだ。

ただ、何かを解釈して、それを別の形に成型する、みたいなことは人より得意なのではないかということに気づくこともできてきた。そういう人間にとって、二次創作的なパロディとか、エッセイとか、こういうコントは比較的やりたいことができる領域だと思っている。

ここのジャンルの感覚の違いって、出来上がってくるものが「小説」という同じものだから、傍から見ている人にあまり伝わっていない気がする。自分の中に作り上げたものを形にすることと、外の世界にあるものを再構築すること。自分にとってはけっこう革命的な気づきだったのだけれども。

今日はここまで。ありがとうございました。



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