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カメラと利き

世界は右利き用にできている。

私は右利きなので、さほどそれを実感せずに生きている。否、そう思って生きてきた。「真実」に気づくまでは…

利き手とは別に、「利き目」というやつがある。目にも利きがある。眼鏡を買ったことがある人しか気にしたことないかもしれない。

片目をつぶると、両眼で見ていたときより景色が少しずれる。このズレが少ない方が利き目。私は左。私が「見ている」と認識している世界は、左目が見ているものが中心だ。

しかし、これが関わってくるのは眼鏡を作る時ぐらいなので、どうだっていいことだと思っていた。

さて、私は一眼レフカメラを使う。カメラは基本、右が利き手の人用にできているので、シャッターボタンは右にある。左手でレンズをホールドして、右手でシャッターを押す。

この時、どっちの目でファインダーをのぞきます???

私は右目でのぞいていた。それに特に疑問を持ったことがなく、なんとなく、左目をつぶって右目でのぞいて写真を撮ってきた。両目を開けておく人もいるが、そんなことしたら撮れる景色と外の景色ががっちゃがちゃになるやん?と思ってきた。

でも最近ふと、左目だけつぶるのってけっこう疲れるんだよな、というかウインク苦手な人ってどうやって撮ってんだろうな~なんてことを思いながら、なんとなく左目でファインダーをのぞいてみた。

うわ!!!見やす!!!!

というかこれ、左目でのぞけば右目開けたままでもだいたい思った画角の写真撮れるわ!!!!なんで私、わざわざ右目でのぞいてきたん???そら両目開けてたらがちゃがちゃになるわ!!!利き目じゃないんだもん!!!

ただ、やってみるとわかるのだが、右手をシャッターボタンの位置に構えた上で、左目でファインダーをのぞこうとすると、鼻のあたりが右手とぶつかる。なんだかこう、すごくカメラの右側に顔と手が偏っている感じになってなんとなく座りが悪いのだ。視界に関してはどう考えても左目でのぞいたほうがストレスレスなのだが、慣れもあって落ち着かない。


ちなみに、利き目って左右の割合どうなっているのかな、と思ってググってみたら、左目が利きの人、3割しかいなかった。

というか、利き手が右で利き目が左の人、全体の8パーセントかい。レアじゃん……


左目でのぞいたほうが楽だということがわかってしまったが、持ち方と総合して考えると、習慣が勝つかもしれない。左利きの人も、本当はやりにくいけどなんだかんだ習慣になっちゃってるから別に気にしてないや、みたいなことっていっぱいあるんだろうな。反省。強く生きてこうぜマイノリティー。


今日はここまで。ありがとうございました。


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