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弱点ほど

口内炎ができている。

口内炎なのか、唇の乾燥荒れなのか区別がつかないような場所だ。きびしい。

きびしい。

いつか、人間の感覚器官の重要さに合わせて作った人間の模型を見たことがある。ホムンクルスの図というやつ。神経のゆきとどいているところは大きくて、鈍感なところは小さい。胴体は小さくなって、手は大きくなる。唇もめちゃくちゃ大きい。

そりゃ、口に入るものは命を守るために大事だから、変なものがあったらすぐわかるように敏感になっているという理屈はわかる。理屈はわかるのだ。しかし、そういう場所は酷使する場所でもあるので傷を負う確率も高い。尻をケガする機会よりも指先を切る機会の方が多い。ままならないなと思う。

口なんて最たるもので、歯とかいう人間の体の中で一番攻撃力高そうなパーツが、ケガをするとスペシャル痛い場所にあるのってほんとままならない。何考えてるんだよクリエイターは。

砕くのだけ別の場所にしたりとかできんかったかな。唇で熱いとか刺激物だとかの判断をして、こう、食道の入口辺りに別ですり潰すだけの器官があるのだ。入口の判断が正確なら、そっちはそんなに敏感じゃなくていい。これなら安全だ。

めちゃくちゃ気持ち悪いか…そっか…


今日はここまで。ありがとうございました。

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